第56話 勝利の理由

「2人ともお疲れ〜」


控え室に帰るとナタリア先輩に抱きしめられた


「何してるんですか!」


中身は置いといて、美少女に抱きしめられるとなんだか照れてしまう

俺は慌ててナタリア先輩から距離をとる


「全く、本当に先輩は凛をからかうの好きですよね〜」



結衣は慣れた感じで俺たちを見ている

やっぱり、女の子は思春期の男子とは頭の構造が違うんだろうか



「にしても、よく私の無茶振りに答えてくれたよね」


無茶振り、

ナタリア先輩が試合前に俺に出した条件

本気を出さないで黒桜兄弟に勝つこと



「本当ですよ」

「おかげで、大変な目に遭いましたよ」



「でも、なんで黒桜律は意識を失ったんですか?」


結衣がナタリア先輩に質問している

確かにそうだ、

黒桜律は俺の魔力を吸収した

俺はありったけの魔力を流し込んだ



「それはね、、、」

ナタリア先輩が応えようとすると




「律の保有魔力限界量を超えたからですよね?」


そこには黒桜葵がいた


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る