第14話 ノアの魔力
会場は驚きに包まれていた
ノアの魔力が格段に上昇したからだ
「凛!あの魔力は?」
「ああ、結衣、、、俺も驚いてるよ」
それは、誰の目から見ても
明らかに試合開始直後のノアの魔力とは別物だった。
「たぶん、このヤバさは戦ってる一ノ瀬本人がいちばん気付いてるんじゃないかな?」
俺の予想通り、この会場の誰よりも早く一ノ瀬はノアの魔力量の変化に気づいていた。
「ノアさん、、、あなたは一体」
「一ノ瀬さん、僕は鳳凛と戦わなければならないんです」
ノアはその一言を残して怒涛の攻撃を始めた。
相性が悪すぎるな
一ノ瀬のノアの相性は悪すぎた。
一ノ瀬はライフルや銃を使う遠距離型、一方ノアは刀を使う近接戦闘型のスタイルだ。
前半は一ノ瀬の火力が有利だったから、一方的だったけど
お互いの魔力が近い場合は相性の悪さが戦闘に。
そして、一ノ瀬は近しい魔力で相性最悪の相手と戦うことになってしまった。
「一ノ瀬さん大丈夫かな?」
「大丈夫もなにも、、、」
結衣が不安になるのもよくわかる。
それほど、一ノ瀬は劣勢になっていた。
あの刀の攻撃範囲内にいる限り一ノ瀬に勝ち目はない。
「さっきから一ノ瀬は距離を取ろうとしてるんだけど、ノアがそれを許さないんだ。」
それほど、ノアは戦いに慣れている。
不自然なくらいに。
そして、俺にはある疑問があった。
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