第5話 決闘の後で、、、

俺は保健室にいた。

決闘で気絶してしまった結衣と一ノ瀬が保健室に運ばれたからだ。



「なんで、一ノ瀬は向きになって決闘なんてしたんだろう。」


俺は眠っている一ノ瀬を見ながらつぶやいた。

そして、寝ている一ノ瀬はめちゃくちゃ綺麗だった。


「寝ていればすごく綺麗なんだけどなぁ〜」




「それは悪かったね」

一ノ瀬がつぶやいた。



「えっ、一ノ瀬お前起きていたのか?」


「綺麗っていてくれるまでは良かったんだけどな」

一ノ瀬はなぜか頬を赤らめながら小さい声で呟く



「えっ、そこも聞いていたのか?!」



俺はすごく恥ずかしくなってしまい、

「それより、なんで俺に決闘なんか申し込んだんだよ」



下手くそながら話を切り替えてみる



一ノ瀬は頬だけでなく顔全体を赤らめながら、、、

「友達が欲しかったから」

とさらに小さな声で言った。



「はぁ!それだけ?」

あっけにとられた俺が一ノ瀬に聞き返すと


「私にとっては一大事なんだよ」

「入学式の日にお前を見てからこいび 、、、、友達になりたいと思ったんだ!」



一ノ瀬は小さな声でそう言った。

顔を赤らめながら恥じらう一ノ瀬はなんかめちゃくちゃ可愛かった。



「なんだ、お安い御用だ!」

なんで、一ノ瀬が顔を赤らめて、めちゃくちゃ照れているから分からないが

友達だったら大歓迎だ。

リア充ライフに友達は必要不可欠だからな!




「それって、、、凛に一目惚れしたってことじゃん」

隣で寝ている結衣は更に小さな声で呟いていた。

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