第4話 凛VS一ノ瀬

「なぜだ、なぜ私の攻撃が全く効かない?」

一ノ瀬は不思議そうに俺の方を見ている



一ノ瀬の放つ弾丸は俺の盾に触れる瞬間に

蒸気を上げて消滅しているからだ。


「俺の盾は炎を盾の形に変化させているんだ」

そう言いながら俺は一ノ瀬にむかて歩き始めた。



「なぜだ、ここまで歯が立たないのか、、、?」

一ノ瀬が放つ銃弾は勢いをますが、俺に届く前に縦に触れて消失する繰り返しだ。






この盾こそ

高温の盾の前ではあらゆる物質が溶けてしまう。




「この盾は摂氏10万℃で出来ている。あらゆる物質は溶ける」

「だから、鉄であるお前の弾丸は俺に届くことはない」


俺は一ノ瀬に歩み寄りながら語りかける


「そして、お前はこの盾に触れた瞬間に蒸発する」

「この盾は



俺は一ノ瀬の目の前まで歩み寄ると

盾越しに


「一ノ瀬、もう諦めろどうやっても俺には勝てないよ。」

「俺はまだ、攻撃すらしていないんだぜ?」



そう、俺はあくまでも防具しか使っていない。

俺が行ったのは

1、盾を出す

2、一ノ瀬に向かって歩く

3、交渉する

この3つだけだ。


「そして、



一ノ瀬は何かを悟ったように

「分かった、今湊結衣への言葉は取り消そう」

「そして、私の、、、」


何かを言おうとしたのだが一ノ瀬は気を失ってしまった。



こうして、俺の生まれて初めての決闘は圧倒的勝利で幕を閉じた。

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