漫才「いつどこで誰が何をしたゲーム」

漫才

二人「どうもよろしくお願いします」

ボケ「突然なんだけども」

ツッコミ「なんでしょう」

ボケ「色々昔のこと振り返ると遊びが懐かしいなと思って」

ツッコミ「あーかくれんぼ、鬼ごっことか色々やりましたね」

ボケ「僕の中で一番印象に残ってるのが、いつ、どこで、誰が、何をしたゲームなんですよ」

ツッコミ「ん、なんでしょうそれは」

ボケ「各々がいつ、どこで、誰が、何をした、を自由に書くんですよ、その後、書いてもらった言葉をランダムに並べる」

ツッコミ「ん、文章として成立しないよね？」

ボケ「そうそう、その出来上がった文章のおかしさを面白がるゲームで、好きだったんですよ」

ツッコミ「あーなるほど、じゃあやってみましょうか、でも2人しかいないですね」

ボケ「んーと、それじゃあ、あなた、何をした担当で、〇〇する、って言ってください、その後僕適当に名詞を言いますので」

ツッコミ「あ、感謝する、とか、後悔する、とか」

ボケ「そうです、じゃあ、やってみましょう」

ツッコミ「二度見する」

ボケ「原始人」

ツッコミ「何かいたんだね」

ボケ「あの時代に二度見する、って相当だよね」

ツッコミ「イノシシか何かかな、きっと」

ボケ「獲物に敏感だからね、この調子で続けてやってみましょう」

ツッコミ「疾走する」

ボケ「与謝野晶子」

ツッコミ「早そうだね」

ボケ「着物で走っていくからね」

ツッコミ「周りは与謝野さん、なんであんな慌てて…みたいなね」

ボケ「たぶん弟さんのことだろうね」

ツッコミ「そうだろうね」

ツッコミ「ジャンプする」

ボケ「スピーカー」

ツッコミ「ちょっと音量でかいかもね」

ボケ「スピーカー自身が自分の音量に驚いたんだろうねきっと」

ツッコミ「いいね、案外誰が何をした、だけでも成立するね」

ツッコミ「変身する」

ボケ「カメレオン」

ツッコミ「噛み合っちゃったね」

ボケ「奇跡的にこういうことも起こるよねたまに」

ツッコミ「なんか感心しちゃうね、もっと噛み合わなさそうな言葉にしようかな」

ツッコミ「狂暴化する」

ボケ「オーケストラ」

ツッコミ「んーたぶん指揮者が悪いね」

ボケ「そうだろうね」

ツッコミ「お客さん皆耳塞いでる感じだろうね」

ツッコミ「これさ、〇〇する、じゃなくてもいい？」

ボケ「あー、なんでもいいと思いますよ」

ツッコミ「ちょっと色々試してみようかと思って、じゃあいきますよ」

ツッコミ「ダメ、ゼッタイ。」

ボケ「かっぱえびせん」

ツッコミ「やめられないからね」

ボケ「一度手出したら終わりだよね」

ツッコミ「ポケットモンスター」

ボケ「自由研究」

ツッコミ「これはなんだろう、ポケットモンスター自由研究と絵日記とかかな」

ボケ「自由研究の方がたぶん好きなポケモン多いと思う」

ツッコミ「あ、じゃあ俺絵日記買うからポケモン交換しようよ」

ボケ「いいよ」

ツッコミ「トンネルを抜けるとそこは」

ボケ「ジャングルジム」

ツッコミ「大きい公園だねきっと」

ボケ「長い滑り台とかあるだろうね」

ツッコミ「吾輩は猫である。名前は」

ボケ「茶碗蒸し」

ツッコミ「可哀そうだね」

ボケ「ちょっとセンスを疑うよね」

ツッコミ「その後の猫個人の話をしっかり聞いてあげたいよね」

ボケ「いや、危ない、まだない、って言葉に引きずられそうになるよ」

ツッコミ「聞いたことあるフレーズだとそっち側が難しそうだね」

ツッコミ「それいけ」

ボケ「アンパンマン」

ツッコミ「合わせにいったでしょこれはさすがに」

ボケ「いや、それはずるいよー、反射的に言っちゃうわそれは」

ツッコミ「なるほど、こういう遊び方もあるんだね」

ツッコミ「音速の貴公子」

ボケ「アイルトンセナ」

ツッコミ「正解」

ボケ「ルール変わった？」

ツッコミ「キャッチコピークイズやってみたよね」

ツッコミ「とーきには急ぎ過ぎて、見失う、こともー、あるよー、しーかたなーい、ずーっと見守っているからって笑顔で、いつもー、のようにー、抱きしめーた、あなたの笑顔にー、何度助けられただろうー、ありがとうー、ありがとうー、テンテンテンテン」

ボケ「ベーストフレーンド」

ツッコミ「正解」

ボケ「いやもう途中で気づいたけどさ、別のこと言いたかったよ」

ツッコミ「言えばよかったのに、さっきまでそうしてたんだから」

ボケ「結局ベストフレンドが一番気持ちいいからさ」

ツッコミ「明日、何着てく？」

ボケ「アース、ミュージック＆エコロジー」

ツッコミ「よくわかったね」

ボケ「聞き覚えあったわこれ、なんとか食らいついたよね」

ツッコミ「素晴らしい、あ、そろそろ時間ですね」

ツッコミ「もういいよ、で締める」

ボケ「漫才師」

ツッコミ「お見事、終わりましょう」

二人「どうもありがとうございました」