第二章 『RUN UP』反攻作戦

第7話 救国の隊長たち 上

『私は軍人であり、最高司令官の命令に従う。』​───────エルヴィン・ロンメル





 ─1918年 3月26日 フランブル地方 『臨時救援軍』第2師団


 男たちに夜風が吹き付けた。彼らは今、人民帝国によって危機に陥っている戦線左翼を救援すべく東から西へ行軍している。

 第2師団の師団長バーヴェル・ニコロフスキー中将は馬に乗りながら戦況を伝えるメモや指令書を眺めていた。


 彼が驚いたのはこの苦戦の最中に「臨時救援軍司令官ニ任ズ」の電報辞令を貰ったこと以外に、首都ローゼンブルグを守っているはずの近衛第1師団がその旗下に入るというものであった。


「なんで俺が軍司令官なんだ?経歴から言えば近衛師団の方がエリートだろうに。そもそも何故近衛師団がこっちにいるんだ…?」

 手に持った紙を畳みながらニコロフスキー将軍はそう言って、師団参謀長にこぼした。

「しかし師団長、これでカンブルグやあの一帯の守備隊や、近衛師団を師団長が一括で指揮出来るのですから、まあありがたく受け取っておきましょう。」


 うむ、と返すニコロフスキーは前途に何やら漠然とした不安を感じていた。

 この「漠然とした不安」とは、内戦当時に魔法使い相手に地獄のような戦場を転戦しているうちに身に付いた職業的な勘のようなものだ。

 ちなみに彼自身は派閥にも属さず、出世争いにも無頓着でいたが、上層部は彼を「戦上手」と評価し無事に中将の位置まで辿り着いている。


 彼は内戦で局所的ではあるが雲を掴むような魔法使いたちを初めて殲滅した作戦、通称『オペレーション:アンクロックワイズ』を立案、決行し、大魔法使いの1人を捕縛せしめた過去を持つ。


 翌日、戦場に辿り着いた第2師団はすぐに激しい抵抗を受けた。ケルンやカンブルグを大軍が包囲しているとは言え、そのまま後方へ漏れ出て進撃してくる少部隊とぶつかったのだ。

「こいつは、総司令部が言うような1個軍団程度ではないぞ…少なくとも2個軍団は来てやがる。」

 そうぼやきながらも何とか跳ね除けた第2師団は所定の位置に着き、第13旅団の各拠点へ入った。

 既に近衛師団は到着しており、この2つの師団の位置は、西側に近衛第1師団、東側に第2師団という並びになっていた。


 出血多量の瀕死の状態から何とか小康状態になった各拠点だったが、ある一拠点は未だに止血が出来ず、今にも腐ろうとしていた。


 そこでつい先日までは師団参謀長であったこの参謀長がニコロフスキー中将に提案した。

「我が軍の前線は押し込まれており、コニラードの戦況は特に酷く悪化しています。ここを救出するのはとても…」

 彼は敵中に孤立したコニラードの救援は難しいという判断をし、戦線の縮小を提案した。

 既に主要拠点のコニラードを除けば、付近の副拠点や前哨拠点の大部分が人民帝国軍によって蹂躙されていたのだ。


 コニラードはこの戦線において東から3番目にある拠点で、第13旅団の拠点群の中ではやや中央よりにあって戦線の中でも北側へ少し突き出ている。


「ではどうする。コニラードを放棄させるか、確かに戦線の維持は楽になるが、反撃に転じたとき前進拠点の有無は大きいぞ。」

 連邦と人民帝国の部隊配置が複雑に交差する作戦地図を眺めながら、ニコロフスキー中将は問題を指摘した。

 そこでこの参謀長が口にしたのは次のような作戦だった。


 まずこの作戦案では、コニラードの拠点を一旦放棄する。その上で人民帝国軍の先鋒部隊をさらに奥深くまで誘い込み、頃合を見た上で近衛師団の全力を挙げて、一気に叩き潰す作戦だった。

「これならば追撃戦の途中でコニラードを奪還することが出来ます。」

 参謀長は自信をもって主張した。


「…複雑過ぎないか?」

 当初は疑問を口に出したニコロフスキー中将もさすがにこの状況では代わりとなりそうな打開策が見つからず、結局この案が採用されることとなった。


 そして臨時救援軍司令部から、新たに指揮下に入ったコニラード守備隊へ、新たな作戦を指示する伝令を送った。

 ちなみにこの作戦計画は第三軍司令部を経由して第13旅団の元へも届いた。

 それをひと目見た旅団長のベリヤ・オフロスキ将軍はこりゃあいかん、と騒ぎ出した。

「今すぐこの作戦を変更させるのだ!コニラードを放棄したらダメだ。すぐ打電してくれ。」


 ベリヤに言わせると、国防軍のドクトリンからすると通用しない作戦という。

「機動戦が得意な連邦にとってはあの守りの堅い集落を突破出来ないだろう…そう設計したのだから。それを知らない救援部隊の第1軍の参謀が作戦を立てたな。すぐに撤退を中止させろ。」


 だが旅団司令部のあるスーラトからの緊急電が第2師団司令部に届いたときには、手遅れだった。既に限界と判断したレックス少佐は、闇夜に紛れてコニラードから部下と共に撤退していた。

 なお西部方面軍総司令部でも、総参謀長のグレイグ・ロジェストヴェンスキーも同じ判断から撤退中止を指示していたが、やはり間に合わなかった。






 その日もカンブルグは持ち堪えていた。

 ベリヤ少将からの指導により野戦陣地となった集落は、その粗末な見た目とは裏腹に、攻め難い難攻不落の存在として悪魔的な強さを発揮していた。

 業を煮やした人民帝国軍の第10軍団長パックン中将は、新たに軍団砲兵を集めて、土壁を砲撃で破壊するように命じた。

 さらに人民帝国軍の現場指揮官たちは、歩兵中隊に護衛された工兵を使い、爆破を試みてもいる。


 だが長年の攻撃や魔法に耐え、陸軍工兵によって念入りに補強された土壁は、人民帝国軍砲兵の攻撃を受けても外見上からは崩れる様子がなかった。

「いやあ古人の知識は凄いや!表面は削れてるけど、中まで壊れることはないね。」

 持ち場を見回っていたミコは、土壁の耐久力にほとほと感心していた。

 そしてミコは面白いものを見つけた。


 同じように拠点を見回っていたこのカンブルグ守備隊を率いるコーディ少佐はミコを見つけた。ミコは元気な顔をして少佐を迎えた。

「あーコーディ少佐!また帝国の連中は決死隊を送り込んで来ました。いえ…それが間抜けなことに、塹壕に落ちまして、全員その場で捕虜にしました。雨水が溜まるとまずいので、木枠にアンペラを敷いて蓋代わりに使ってたんですが、奴らそれを踏み抜いて落っこちまして…、その上、エヘ、エヘヘヘヘ…」


 ミコは込み上げてくる笑いを必死に抑えようとして報告した。

「何かおかしなことがあったのか?」

「はい、助けてやったところ、奴らが抗議して、我々を獣と同じ方法で生け捕るなと。」


 ミコが言うには、人民帝国の毛皮猟師が大型の獣を捕らえる時は、エサを通り道に置いてそのまわりに落とし穴を掘って捕まえるのだと、捕虜の1人が説明したという。

「こっちは単なる雨よけのつもりで置いたのですが、向こうが勝手に落ちといて抗議してくるもんですからっ…いやみんなで大笑いしていたところです!」

 それを聞いてコーディ少佐も思わず笑いだした。


「しかしこう何度も決死隊を送ってくるとは、向こうも余程必死なのか、キレてるのか…。カウリバルス少尉、決して警戒を怠るんじゃないぜ。」

 コーディ少佐はそう言うと、次の持ち場に向かった。


 人民帝国軍は拠点攻略に難渋していたが、全く陣地を攻略出来なかった訳では無い。

 例えば主要拠点の周りにはいくつもの小拠点が存在しているが、こうした陣地の多くは規模も小さく、これといって特別な防御設備も施されていないのでそのほとんどが最初の数日のうちに蹂躙されている。

 守備隊は最初は簡単な抵抗を続けたあとは、機会を見て撤収したが、一部の拠点では脱出に失敗して全滅していた。

 逆に言えば、人民帝国軍は周辺の小陣地の攻撃に目を奪われて、初期の段階で主要拠点の攻撃に全力を注がなかった。


 こうした時間のロスが防御側の連邦には有利に働いた。もし、陣地攻略を後続部隊に任せて先鋒が戦線の懐深くへ侵攻していたら、救援軍の到着を待つ時間を得られなかっただろう。

 だが第13旅団の拠点を侮った人民帝国軍は後半は意地になって攻め続け、最初にあった貴重な時間を使い果たしてしまった。

 戦術的な知識を全く持たない皇帝の眼である政治将校によってめちゃめちゃな戦闘指導が各地で発生し、しまいに兵たちは銃剣突撃まで命じられていた。


 その突撃を、各拠点に置かれた大量の機関銃が刈り取っていった。

 連邦では水冷式と空冷式が混在しており、故障しやすいが修理が容易な空冷式と、滅多に故障しない代わりに銃身の冷却水の不足に悩みがちな水冷式があった。

「女性で上官のカウリバルス少尉には内緒ですが、最後には皆に小便をさせ、これを集めて冷却筒に補充しました。」

 カンブルグの兵の1人が従軍記者に告白している。


 本来であれば小便に含まれる塩分が銃身に良くないのだが、非常事態だ。


 見回りを終えたミコは、旅団司令部からの伝令が来ているとの連絡を受けて拠点の司令部へと足を運んだ。立て付けの悪い扉は近くで炸裂した砲弾によって壊されていた。

 今では入口には毛布が吊り下げられており、扉の代わりとして少しでも寒風が入り込むのを防いでいた。

「ミコ・カウリバルス少尉入ります!」

 そう声をかけて入ると、奥には伝令兵と思わしき兵と、コーディ少佐が座っていた。


「まあ、そこへ座れよ。砲撃のせいでここも風通しが良くなったが、まあ少尉も一杯やってくれ。寒さは凌げる。」

 コーディ少佐は欠けた茶碗を差し出した。

 受け取って匂いを嗅いだミコは、それに驚いた。

「少佐!これブランデーじゃないですか?!」

「おう、さっきこいつが持ってきたんだ。祝い事だからな、おめでとう。ミコ・カウリバルス

 コーディ少佐が伝令兵を指さした。

 突然、中尉への昇進を告げられたミコは、驚きのあまり目を白黒させた。


「えっっ!?わ、わたしがですか?!?!」

 ミコは祝いの酒をこぼしかけた。

「少佐、正確にはです。まだ中尉じゃありません。」

 伝令兵が苦笑いしながら訂正した。


「ああ、すまない。だが同時に厄介な命令も来たぞ。それによれば少尉は部下を率いて近衛師団の傘下に移るそうだ。」

 コーディ少佐は突然言い出した。

「ところで、それ飲まないのか?」

「少佐、わたし酔っ払いやすいんで…」



 行軍を続ける騎兵小隊に、時折横殴りの春風が吹き付けてくる。

 ミコは先頭で魔法使い特有の箒に乗り、後続は馬に乗って移動していた。結局ブランデーは飲まずにコーディ少佐に譲った。

 それにしても急な命令だ。

 カンブルグに第2師団の増援が入ると同時に、入れ替わりでミコが騎兵を率いてコニラード方面に急行するよう命ぜられたのだ。


「恐らく、方面軍司令部からの命令だろう。俺の予想じゃ近衛師団は一旦放棄したコニラードの奪還を命じられたが、簡単に取り返せるものじゃないからな。多分何回か失敗したので業を煮やした総司令部が、少尉たちを指名したんだろう。」


 半ば屋根の吹き飛んだ家屋でコーディ少佐はそう解説した。

 確かにミコはもっとも激烈な攻勢を受け続けたカンブルグを守りきり、1個師団以上の出血を人民帝国に与えた陣地の指揮官の1人ではある。


「わたしたちは陣地防衛のお手伝いとして参加しただけですから…それにっ攻撃においては何も戦果を上げておりません!」

「まあそう言うな…少尉たちの奮戦のお陰でここは守りきれた。それに、増援部隊の派遣は貴官らだけではない。恐らく他からも同じくらいの部隊が抽出されるだろう。」


 ブランデーを煽りながらコーディ少佐がいった。そして、と続ける。

「貴官らを推薦したのは親父さん、いや、ベリヤ将軍だ。即応力のある騎兵部隊で指揮官は魔法使い、救援部隊には適任じゃないか。吉報を待ってるぜ。」







「吉報を待つ」というコーディ少佐からの言葉を聞いてからミコたちがカンブルグを出発したのは1時間ほど前のことだ。

 既に日は暮れて、満点の空には大きな三日月が辺りを照らしている。

 道中で殷々と砲声が響いた。どうやらもうすぐらしい。

 しかも戦闘は攻める国防軍が苦戦を続けている。そのためだろうか、ミコは到着するとすぐに師団司令部へ案内された。


 反撃作戦が思うように行かず、膠着状態にあるということは室内に一歩足を踏み入れた途端に分かった。室内の雰囲気が嫌にピリピリしているのだ。

 ミコは唾を飲んだ。

 苦戦でも雰囲気を変えずに戦い続けたカンブルグとは全く違う。

 またこの司令部では外来者を見る目も、妙に冷たかった。


 ミコは救援部隊を率いているが立場上、普段は第13旅団司令部付けの少尉、というだけあって少尉でありながらも、ピリピリした空気の中でそれなりに丁寧に扱われた。

 ただ最初にミコが紹介された参謀だけはとても温かく外来者を迎えてくれた。

「もしかしてミコ?!」

「サーシャ!久しぶりだね!卒業式以来かい?」

 2人は駆け寄って握手した。このサーシャと呼ばれる角縁メガネで、ピンク色のボブの髪型をした参謀はミコの同期だった。アホ毛と自称する毛がツンと頭の真ん中から出ているのがトレードマークだ。


「いや、ごめんね。はるばる来てくれて。方面軍司令部からもベリヤ将軍からもミコたちに関する電報が届いてる。可能な限り協力するから欲しいものは言って。」

「おぉ!ありがとうー!」

 ミコは握手している腕をぶんぶんと振って喜びを表現した。

 サーシャの後にも次々に紹介されたが、皆上の空という感じであった。最後に作戦の調整に訪れていたこの作戦の立案者である、第2師団の参謀長にミコは挨拶しに行った。


「​───────なんだねこれは。」

 半ば小馬鹿にした口調で冷やかな目線で参謀長は渡された必要な物のリストを眺めた。

 この態度を見てミコは「これは…典型的な参謀バカだな」と内心で呟いた。ミコは普段明るいが、謎にドライな所を持っていた。


「ベリヤ将軍やロジェストヴェンスキー参謀長閣下は、我々に必要なものは全て無条件で用意すると仰られました!もちろん迅速にです。」

 普段は人あたりのいい笑顔を見せるミコが珍しく真剣な顔をして言った。


 結局、参謀長は渋々だがミコが要求したものは明日の昼までには揃えさせると確約した。

 そして同じような救援部隊のいくらかの小隊長たちと面会し、ちょっとした議論となった。中にはミコのように若い者もいた。

 結局、仲介をしていたサーシャからミコが中尉内定者であることや司令部付けの少尉であることが明かされると、この寄せ集めの部隊の指揮官はミコに決定されてしまった。

「いや、う〜ん。まあ頑張るよ!」

 と、ミコも最後にはムードに乗せられてしまい、その重圧をものともせず笑顔で言ってしまったのだが。





 翌朝、一応の手配を終えたミコは、コニラードから撤退しそのまま近衛第1師団の直属となった歩兵大隊を指揮していたレックス少佐の元へ訪れた。

 ミコが知りたかったのは、コニラードの陣地配置と射角だった。こうした野戦築城は、地形によって様々な制限を受けるが、基本的に似たような配置を取ることが多い。

 そこでミコはカンブルグでの布陣とコニラードとでの相違点を聞きたかったのだ。

 幸い、レックス少佐は資料を持ったまま撤退していた。


「助かります!これだけ資料があるなら、敵の布陣が予測出来ます!」

 コーディ少佐と双子と言えるようなそっくりな顔をしたレックス少佐も、この言葉で肩の荷が降りたようだ。

 礼を言って去ろうとするミコにレックス少佐は声を掛けた。

「拠点の周りにいくらか廃屋がある。そこに火をかけると良いだろう。仕事がしやすくなるぜ。」

 ミコは嬉しそうに頷くと部屋から出ていった。


 ミコが、野営地に戻ると、部下たちは攻撃の準備を始めていた。例えばオリーブ色の敷布を縫い合わせる者、支給された木材で荷台のようなものを作る者、また木枠を作り、その上からオリーブ色の布を貼り付ける者など、皆が手馴れた様子で作業を行っていた。恐らく指揮下の小隊たちも同様の作業を行っているだろう。だがベリヤの指揮下にいたこの兵たちは作業が上手かった。


 何も知らないものから見ればこれが攻撃作戦の準備には見えないだろう。

「いぇい曹長!準備は順調か?」

 ミコは仲のいい曹長に声を掛けた。

 この曹長は機関銃とその砲架にオリーブ色の水性塗料を塗り付ける作業を指揮していた。


「少尉、情報収集が終わったんですね?ところでどうですか、これ。いい色してますよね!」

「後で乾いたら試射をして無事に動くか確かめます。」

 そう言う曹長の顔には、自分からハケを握ったのだろうか、飛び散った塗料が顔に斑になって付いていた。


「あ、ああ。そうだね…ぷぷ、余計なことかもしんないけど、顔洗ったほういいよ?」

 思わず笑いだしそうになるのを抑えながら、ミコが言うと、自分の顔を鏡で見ていない曹長は怪訝な顔をしていた。


 ─1918年 4月2日 フランブル地方 『臨時救援軍』近衛第1師団陣地


 絶好の戦争日和だ。ミコはこれから大隊未満、中隊以上の部隊を率いて、悪魔の城の一角であるコニラードへと攻めようとしている。ミコのキャリアで初めての攻勢となる。


 風は凪いだ。


 額をハンカチで拭いながら、箒を握りしめてミコは覚悟の顔をした。


 救国の隊長たち 下 に続く。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る