第4話
あれから二ヶ月が経ち、今日から私は学園に通うことになった。
婚約も、なんだか偉い人が支援?してくれたらしく、予定よりも華やかで強固たるものになったらしい。ルイスは苦笑いしながらも、ありがたく受け取っておこう。と言っていた。
ルイスはある騎士団に属していて、貴族との付き合い方はある程度心得ている。そんな彼が大丈夫だというなら、きっと平気だろう。
学園の校門を通り過ぎ、校舎へ向かう途中、私は軽くカルチャーショックを覚えていた。
門の前まで歩いてくる人の少なさ!この学園は確か5000人ほどの生徒がいる中で、私が見かけたのはものの40か50人程度………
(まぁ、爵位がなくても富豪の家の人たちはいるからね………話、合わなさそう)
そんな不安を抱きながら道を歩く私を、儚げな雰囲気のか弱い少女だと周りが思っていたことは、私はしばらく後に知ることになる。
もうすぐ着く。というところで私は道に躓き、転びそうになった。
「きゃっ!」
「おっと……」
そこを助けてくれたのは金髪碧眼の美青年でした。
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