第6話 令和2年3月7日(土)私とパパ、ママの会話

 Today my father come here today too. My father take rest time. because corona virus is sourse. Anyway story is start.

深沢宝徳:Ryoka. How is today?

深沢涼香:I'm good.

深沢宝徳:日本語にするか。

深沢涼香:そうね。で、今日は美優に何を教えるの?

深沢宝徳:英語を教えようか。

深沢涼香:それならまずは日本語を教えなきゃね。

深沢宝徳:両方でいいんじゃないか?

深沢涼香:それもそうね。

深沢宝徳:美優。パパだよ。

深沢美優:キャ。キャ。(パパ)

深沢涼香:私たちが見えるかな?

深沢美優:クー。クー。(まだ目が見えないよ。)

深沢宝徳:オッパイはおいしい?

深沢美優:キャ。キャ。(まあまあ美味しいよ。)

深沢涼香:宝徳さん。これって会話が成り立っているのかなあ。

深沢宝徳:わからん。が、ペットと同じ要領なんじゃないか?

深沢涼香:私の赤ちゃんをペット扱いしないで。

深沢宝徳:冗談だよ。

深沢涼香:冗談にもほどがあるよ。

深沢宝徳:Myu. Do you like mather?

深沢美優:キャ。キャ。(I like mather.)

深沢宝徳:好きらしいな。美優は英語がわかるなんて天才かなあ。

深沢美優:キャ。キャ。(キャ。キャ。と言っているだけだよ。)

深沢涼香:どうやら、キャ。キャ。は肯定的な言葉みたいね。

深沢宝徳:塾の仕事はコロナで今中断しているけど、その代わり、家族サービスができるのはついているなあ。

深沢涼香:そういうこと言って塾がつぶれたらどうなるのよ。

深沢宝徳:それもそうだな。

深沢涼香:塾はお父さんからの名門塾なんだからね。

深沢宝徳:だから、テレビ電話で塾をやるところだよ。

深沢涼香:でも、あなたはITに詳しくないでしょ。

深沢宝徳:確かに。今、涼香を含めて教師が3人というのが問題なんだよな。

深沢涼香:で、テレ電話設置する?

深沢宝徳:一度に複数の生徒を教えたいんだけど、今一仕組みがわからない。

深沢涼香:遅れているね。

深沢宝徳:ネットに載っているか調べてくるよ。

深沢涼香:そうね。

深沢宝徳:涼香。目を閉じて。

深沢涼香:うん。

 と、パパはママにキスをしたのよ。

深沢宝徳:涼香。愛しているよ。

深沢涼香:私も。

深沢美優:キャ。キャ。(今日のパパとママは熱いね。暖冬だからかなあ。)

 と、今日も深沢ファミリーは穏やかに過ごした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る