第4話 令和2年3月5日(木)美優をあやす

 今日も、パパがお見舞いに来たのよ。どんな話をしてくれるのかなあ。

深沢宝徳:How are you today?

深沢涼香:I’m good. How about you?

深沢宝徳:I'm good too.

深沢涼香:日本語にしようよ。

深沢宝徳:そうだな。

深沢涼香:で、なんか面白い話ある?

深沢宝徳:クイズいくよ。注目を浴びっている果物は次のうちどれでしょう。

1.イチゴ 2.りんご 3.メロン

深沢涼香:リンゴじゃない。

深沢宝徳:正解。なんでわかった?

深沢涼香:リンゴは木になる(気になる)だからよ。テレビでやってたの?

深沢宝徳:よくわかるな。これは東大王の問題だ。井沢が出した問題だと言っているが、絶対テレビ局が作っているよな。

深沢涼香:でも、東大は花があるね。美優は東大に行けるかなあ。

深沢宝徳:目指すものがあるのは悪くないが、一番大事なのは人生幸せになる事なんじゃないか?

深沢涼香:それもそうね。でも、教育は早いうちがいいよ。

深沢宝徳:確かに。

深沢美優:ギャー。ギャー。(目が覚めちゃった。)

深沢涼香:あれ?ミルクもオムツもしたばっかなのになんで泣いているんだろう。

深沢宝徳:落ち着きたいんじゃないか?

深沢美優:ギャー。ギャー。(当たり。クラッシックが聞きたい)

 そう。私はママのお腹の中でクラッシックを聞いていたのよ。

深沢涼香:なんか、歌でも歌ってあげようかな。

深沢宝徳:じゃあ、俺が歌ってあげよう。「走る 走る 俺たち」

深沢美優:ギャー。ギャー。(パパ歌が下手。)

深沢涼香:それ何の曲?

深沢宝徳:爆風スランプの「Runner」

深沢涼香:私はもっといい曲がいいと思うよ。「 I want you. I need you. I love you.頭の中ガンガン流れるミュージックヘビーローテーション」

深沢美優:キャ。キャ。(ママ上手。)

深沢宝徳:なんか、美優、喜んでそうだなあ。

深沢涼香:私の歌がうまいからよ。宝徳さんとは違って。

深沢宝徳:でも、カラオケの点数はいいんだけどなあ。

深沢涼香:美優にはまだ、爆風スランプは早いよ。

深沢宝徳:そうか。

 と、パパとママは今日は私をあやしてくれました。

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