第143話 大魔王デナリウス

 ケトンとミク、ローラ、ウラン、ジーコはデナリウスの城へ着いた。

 デナリウスの大勢の臣下のいる前で、ケトンたちはデナリウスとあった。

デナリウス:ローラ王女自ら乗り込んでくるとはどういうつもりか。

ローラ:私は和解の使者としてきたのよ。

デナリウス:カイン王国とは和解する気はない。

ケトン:なら、大魔王ダカンとはどうだ?

デナリウス:何?

ローラ:そう、今日は私は大魔王ダカンの使者としてきたのよ。

デナリウス:カイン王国はダカンの手に落ちたのか?

ウラン:いや、同盟だ。

デナリウス:なるほど。で、ダカンの同盟の目的はなんだ?

ケトン:超魔王ギジンをともに倒すことだ。

デナリウス:超魔王を倒すのか。面白い。だが、私には超魔王を倒す力などないぞ。

ミク:十大弟子を倒す力はあると思います。

デナリウス:なるほど。まずは十大弟子を倒したいんだな。私も、超魔王の存在はうざいと思っていた。いいだろう。同盟を組もう。

ウラン:これで、大魔王は四人、手を組んだ形になったな。

デナリウス:ほう。他の2人の大魔王もダカンと同盟を組んだのか?

ケトン:いや、配下にした。

デナリウス:もしや私を配下にしようという腹じゃないだろうな。

ケトン:いや、デナリウスとはあくまでも同盟だ。

デナリウス:しかし、ダカンの力がここまで強力になっていたのは驚きだ。

ミク:では、同盟ということでいいのね。

デナリウス:約束を守るというのであればいだろう。

ケトン:では、ダカン様のもとへ来てもらいたい。

デナリウス:ドブニウム。代理でいってこい。

ドブニウム:わかりました。行ってきます。

 と、ドブニウムはケトンらに連れられて、大魔王ダカンのもとへ行った。

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