第56話 ケトン修行をする

 ケトンはブタンに連れられ、修行の間へ行った。

ケトン:ブタン。俺はここで何をすればいい?

ブタン:ベンゼン師匠とお会いになってください。ベンゼン師匠はいろんな奥義を身に付けています。

ケトン:ベンゼンというものに会えばいいんだな。で、ベンゼンはどこにいる?

ベンゼン:私はここだ。

 と、奥の部屋からベンゼンがやってきた。

ケトン:ベンゼン。大魔王を倒すためぜひ俺にいろいろ教えてほしい。

ベンゼン:ケトンか。よし。どのくらいの強さか見てやる。

ブタン:どうやって見るんですか?

ベンゼン:試合をする。ブタン。審判やってくれ。

 と、ケトンとベンゼンの試合が始まった。

ベンゼン:「暗黒剣」

 と、そこに黒い霧がかかってベンゼンが見えなくなった。そこにすかさず、

ベンゼン:「瞬殺」

 と、ベンゼンのマッハのスピードの攻撃がはじまった。

 ケトンは剣でさばききった。

ベンゼン:ほう。見えなくなった位置が解るようだな。では、次だ。「分身の術」

 と、ベンゼンは分身の術を使った。ケトンはベンゼンが6体に見えた。

ベンゼン:行くぞ「クロスアタック」

 ケトンはかわした。

ベンゼン:まだまだ。

ケトン:その程度か。くらえ。

 と、ケトンはベンゼンに6体同時攻撃をした。

 ベンゼンは倒れた。

ベンゼン:強い。そんなに強いのに修行が必要なのか?

ケトン:俺は必殺技がない。それに精神系には弱い。

ベンゼン:そうか。精神系に弱いのか。知らなかった。じゃあ、もう一回試合やるか。

ケトン:今度は本気でこいよ。

ベンゼン:いくぞ。「封殺」

ケトン:う。

 ケトンの体が動かなくなった。そこにベンゼンの一撃が入った。ケトンは片膝をついた。

ベンゼン:なるほど。本当に精神系には弱いようだな。

ケトン:どうすれば精神系に強くなれるのか?

ベンゼン:それは、「気合」という技を習得すれば、大丈夫だ。

ケトン:ベンゼン。教えてくれ。その「気合」ってやつを。

ベンゼン:いいだろう。

 と、ケトンは「気合」の技を習得する修行に励んだ。









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