第55話 ケトンとミク、別れる

 サマンサ王国へ着いた。ケトンとミクとブタンは国王の所へ行った。

デカン:ケトン。ミク。ご苦労。よくやった。賢者の宝石20個とはアインシュタイン博士も太っ腹だな。

ケトン:アインは、これも大魔王を倒すためだと言っていました。

デカン:そうだ。ケトン。ミク。お主達に褒美を取らそう。何がいい?

ケトン:俺は、修行がしたい。

ミク:私は賢者の宝石を一つ。

デカン:1つをどうするのだ?

ミク:ウランにあげたくて。

ヘキサン:それは難しい願いですね。敵に塩を送ることになりますからね。

ケトン:だが、賢者の宝石で覚醒するのはカイン王国ではウラン一人だ。後は全部サマンサ王国のものだ。サマンサ王国が19人覚醒したら、ウラン1人覚醒したぐらいでも敵わないんじゃないか?

ヘキサン:サマンサ王国が19人覚醒するのだからウランが1人ぐらい覚醒してもいいのではないかと言いたいわけだな。

ケトン:そうだ。

ヘキサン:まあ、いいだろう。

ミク:では、いただいてもいいですか?

デカン:いいだろう。

 ミクは賢者の宝石を1つ受け取った。

ケトン:国王。修行をしたいんだが、どこでやればいい?

ヘキサン:ブタン。修行の間に案内してやるといい。

ブタン:はい。

ケトン:じゃあ、ミク。ミクはローラの所へ行ってくれ。

ミク:うん。

ケトン:じゃあ、ブタン。連れていってくれ。

ミク:ケトン。私は、ちゃんとウランに届けてくる。じゃあね。

 と、ケトンとミクは別れた。


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