第14話 大魔王部下五大将軍二人目カターン
ローラは城にいるケトンの元へ行った。しかし、城には倒れている兵士でいっぱいだった。
ローラ:どういうこと。なんで、城の兵士がこんなに倒れているの?
ローラは疑問に思いながらも王の間へ急いだ。
一方王の間にいるケトンはローラを待っていた。
ケトン:困ったなあ。右大臣も左大臣も倒しちゃったぞ。しかも大した実力もない。
と、そこに何者かがやってきた。
???:ほう。厄介な右大臣と左大臣が倒れている。そいつらを倒したのはお前か?
ケトン:いかにも俺だが、右大臣や左大臣が厄介ならお前の実力派たいしたことはなさそうだな。
???:いや、右大臣や左大臣が厄介なのは狡猾さよ。
ケトン:ところでお前は何者だ?
???:俺は大魔王部下五大将軍の一人カターン。お前の名は。
ケトン:俺はケトンだ。
カターン:ケトンよ。お前は右大臣、左大臣、国王を倒してくれた。我々の味方にはならないか?
ケトン:はあ?国王は凶暴化して、右大臣や左大臣は聞く耳がなかっただけだ。
カターン:ケトンよ。カイン王国はもう終わりだ。われわれ大魔王ダカン様の力でこの世は幸福になるのだ。
ケトン:はあ?まあ、とにかく俺は大魔王を倒しにこの世界へやってきたのだ。国王はどうでもいい。ローラ王女を支えなければならないのだ。
カターン:ローラ王女の味方か。それでは生かしておけん。
と、そこにローラ王女がやってきた。
ローラ:ケトン。・・・。え?なんでカターンがいるの?
ケトン:ローラ逃げろ。殺されるぞ。
ローラ:カターン。城の兵士を倒したのはあなたの仕業ね。
カターン:そうだ。
ローラ:ケトン。逃げて。カターンは城の兵士を全滅させるほどの強さよ。勝てないよ。
ケトン:とにかく、俺は大魔王には屈しない。カターン。お前を倒す。
カターン:仕方が無いようだな。
と、カターンは剣を取り出した。
カターン:行くぞケトン
と、ケトンとカターンの戦いは始まった。始めの剣の勝負は互角である。
カターン:ケトンとやらなかなかやるな。
ローラ:ケトンがこんなに強いなんて。
ケトン:カターン。俺はまだ本気じゃない。
と、ケトンが自分の力を開放し始めた。剣の打ち合いは徐々にケトンが押し始めた。
カターン:なかなかやるでないか。それなら、ここで奥の手を出すか。
ケトン:出させるか。
ケトンはさらに激しく切り込む。
カターン:ケトン。これを受けてみろ。奥義「暗黒剣」
カターンの剣に黒い霧がかかった。ケトンは霧で視界が見えなかった。
カターン:勝負はついたな。
と、カターンは視界がきかないケトンと狙いうちにしたかと思いきや、ケトンは強烈な一撃とカターンに入れた。カターンは倒れた。
カターン:なぜだ。お前の視界はさえぎられたはずだ。
ケトン:しかしを遮った程度では俺を止めっられん。
カターン:そうか。ドカントを倒したのも貴様だな。
ケトン:あいにく、戦いはしたが倒したのは俺ではない。
カターン:貴様のほかにも強いやつがいるのか?
ケトン:そうだな。
ローラ:カターン。あなたも呪われているだけでしょ。カイン王国の再建に力を貸してもらえない?
カターン:ずいぶん優しい言葉だな。だが、俺は大魔王ダカン様がこの世界を支配すればこの世は平穏になる俺はそう信じている。
と、カターンは言い残し、自ら剣を心臓に刺し自害した。
ローラ:カターン。……。
ケトン:ローラ。これからどうする。
ローラ:この国には兵士はみんなカターンに殺された。どうやってこの国を守ればいいの?
ケトン:とにかく、ミクとウランと一緒に作戦会議をしよう。
と、ケトンとローラはミクとウランのいる宿屋へ行った。
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