第10話 カイン国王暴走する

 ケトンとミクとウランはカイン王国の城下町へ行って賢者の宝石と似ている宝石を買った。

ウラン:これで、国王をだませるな。

ケトン:まずはローラ王女と会おう。

ミク:私とウランがローラ王女へ会いに行くのは駄目かなあ。

ケトン:ウランはこの国にお尋ね者だからなあ。ローラ王女を連れてくるしかないな。ミク。ミクはウランと一緒に宿屋にいてくれ。俺が国王と会いに行く。

ミク:大丈夫?

ケトン:任せておけ。

 と、ウランは偽の賢者の宝石を持って城へ入って国王に会った。

カイン:ケトンよ。例の賢者の宝石を持ってきたか?

ケトン:はい。

 と、ケトンは国王に賢者の宝石を渡した。

 国王はその賢者の宝石を右手に持ち、上にあげた。

カイン:賢者の宝石よ我に八識の力を我に目覚めさせたまえ。

 すると、賢者の宝石は光を放ち始めた。すると、国王が苦しみだし始めた。

ケトン:何?

カイン:ぐわー。

 と、国王の大きな声共に国王が倒れた。

ケトン:俺が持ってきた賢者の宝石は本物だったのか?

ローラ:それどういうこと?

 ローラが国王の大きな声を聞いて駆けつけてきたのだ。

ケトン:ローラ。実は賢者の宝石は城下町でもう一つ買ったんだ。で、本物の賢者の宝石は魂の本性が出る物なんだよ。だから、本物はミクが持っているはずだ。

 と、そのとき、国王が起き上がった。

カイン:はあ。はあ。

 と国王は荒い息をしながら言った。

カイン:貴様。偽物を持ってきたな。殺す。

ケトン:しまった。本物を渡してしまった。

 と、国王は気がつくと自分の体にパワーが沸き上がるのか感じた。

カイン:おお、パワーを感じるぞ。これが賢者の宝石か…。このパワーを試そう。まずは、ケトン。お前を殺す。

ローラ:どうしよう。

ケトン:ローラ。頼みがある。このことを城下町のミクに知らせてくれ。

ローラ:わかった。ミクはどこにいるの?

ケトン:宿屋だ。

ローラ:じゃあ、行ってくる。

 と、ローラはミクのところへ行った。

 国王の部屋には国王の重臣が10人ほどいた。

重臣1:王様がおかしい。こうなったのはケトンのせいだ。ケトンを捕らえろ。

 と、そこに、国王が暴れ出した。

重臣2:いや、まずは国王と止めるのが先だ。国王を止めろ。

 と、重臣は10人がかりで国王を止めに行った。

 重臣10人はあっさり倒された。








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