04.18 「お前の欲望の源を焼き切ってやるーっ」
「
「それは……、無理に思い出させたらダメだって、ドクターが。だから……」
「へえー、無理に思い出したらどうなるんだろうね。気にならないかい? マイ・プリンセス」
「
「てめえじゃどう頑張っても
「
ドカッ
「大人しく見てろって言ってんだろ」
ううっ、背中が……
「
放心状態の
そんな……、無理に思い出さそうとしたから……
「そうだね。抵抗しても苦痛を伴うだけだからそれが賢明かな。でも、あんまり素直でも面白みがないからねえ。おい」
「へっへっへ。そういうわけだから諦めな。今日は俺にも回してもらうぜ」
事件の時、
「さあ、あの時の続きをしようじゃないか、マイ・プリンセス」
「キャーーーーッ」
「やめろーっ」
ブラウスのボタンがはじけ飛び、水色の下着が顕になった。
私の所為で
「うーん。やっぱり口は塞がないほうがいいね。良い声だ」
そして、
バチッ
ビビビビビビッ
「ぐあああ」
「くっ」
不意を突かれた
羽交い締めにしていた見張りの男は
「何っ、だっ、これっ、張りっ、付いっ、てっ、とれっ……、兄、貴、助、け……」
ビッ ビッ ビッ ビッ ビッ
私を突き飛ばした男が倒れた男に駆け寄っていくも、直ぐに飛び退く。
「うわっ、何だこれ……」
「兄、貴、早く、取っ、て、くれ」
「テメエら、僕の大切な人に……」
えっ、今、僕って……
「大丈夫?
「……うん。私は平気」
間違いない、
「つーっ、スタンガンとはねえ。まあ、触れなきゃいいだけだよね、触れなきゃ」
「クソアマ、調子に乗るなーっ!」
シューッ
「うわっ、目が、目があああああっ、おへっ、おへっ」
殴りかかった
「大丈夫か、
「テメエこそ何しやがった」
バチッ バチッ バチッ
じゃない?
「よせ、何する気だ」
「お前、突き飛ばした、よな、
「何のことだ。そんな奴、知らねえ。だから、止めろ」
「そうだったな。今のは忘れろ。いや、忘れさせてやる。子種諸共記憶を焼き切ってなっ!」
ババッババババババババババババババ
「うがあああ、や、め……、ろ……」
「兄、貴、い、い、い、い」
男は気絶したみたいだ。でも
「バッテリー切れか」
そして、鞄から同じものを2本取り出す。
バチッ バチ バチ バチ バチ
「待たせたな、
「止めろ、こんなことして只で済むと思うのか」
「はぁ? 正当防衛だろ、こんなの。 ううっ、無理矢理思い出した所為で、頭が……って事でも良いけどな?」
「頼む、止めてくれ。何が望みだ……、いや、金だ、金なら幾らでもやる。だから、助けてくれ」
「お前が……」
バチッ バチッ
「お前が邪魔しなければ、僕は
バチッ バチッ バチッ
「
バチッ バチ バチ バチ
「だから、お前だけは、絶対に許さないっ」
ババババババッバババババババババババッバババババババ
バッババババババババババババッバババババババババババ
「うごおおおおおおおおおおっ、や、め、め、め、やめ、て、く、れ、え、え、え、え」
「二度とこんな事出来ないように体で思い知れっ。お前の欲望の源を焼き切ってやるーっ」
そして
目の前には
それよりも、
「待って、
「
「うん、全部思い出したよ……少なくとも君の名前と僕達の関係はね」
「
うん、
「ただいま、
「うん。もう離さない」
「わかったから。もう一人にしないから。
「うん。私もずっと
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