第91話 同盟
ギャレットの面白い反応を見た後、そのまま自警団本部の会議室へと向かう。
コンコン。
「はい!」
「シェアさん!ドラゴンはどうなりましたか?!」
「大丈夫だ。安心してくれ。テカスト。」
「……はぁ……良かった……ですが、天災級のドラゴンを一体どうやって?」
「簡単な事だ。あのドラゴンは…」
「俺が連れてきたんだ。」
「マコト様?!」
「久しぶりだなテカスト。」
「お久しぶりです!…えっと…連れてきたという話は…?」
「紹介するよ。」
「アライサルだ。よろしくな!」
「初めまして。アライサル様………アライサル?!」
「皆同じ様な反応で面白いな!」
「わ、私達が驚かせようとしていたのに、逆に驚かされるとは思ってもいませんでした…」
「どういう事だ?」
バンッ!
俺達の入ってきた扉が豪快に開く。
「久しぶりだなぁ!マコト!」
「ギャンボ?!」
「ぶっはっは!」
「シャーハンドとは既に同盟を結んだ。そして、マコトに頼まれた様に、テイキビとの同盟も取り付けたんだ。」
「成功したのか!」
「俺は王命で同盟の取り決めを任されたんだ!ぶっはっは!」
「シャーハンドだけでなく、もう一つの近隣国であるテイキビとも同盟を結ぶべきだと。でなければ戦争が起きる可能性があると脅したら、ジゼトルス上層部は二つ返事で了解したわ。」
「相変わらずフィルリアは怖いな…」
「でも、それで助かったでしょう?」
「あぁ。感謝するよ。」
「感謝するのは私達の方です。本来ならば…」
「それは言いっこなしだ。確かに二カ国との同盟には驚いたよ。」
「いやいや。それくらいで驚いて頂いては困ります。」
「え?」
カチャッ…
「マコト様。久しぶりですえ。」
「ソーリャ?!まさかっ?!」
「はい。ガイストルとも同盟を結びました。ガイストルではマコト様の名前を出した瞬間にほぼ即決でしたが。」
「私達にとってはそれだけのお方ですから。当然の事ですえ。」
「ガイストルまで…四カ国同盟という事か…」
「驚いたかしら?」
「驚き過ぎて言葉が出ないよ…こんな事が実現出来るなんてな…」
「ジゼトルスの王がいなくなった事に加え、今までマコト達がしてきた事を考えれば、当然の結果かもしれないがな。」
「これはかなり
「その言い方だと、決定打に欠けるという感じがするのじゃが?」
「……今からその話をする。皆座って聞いてくれ。」
「嫌な予感しかしないのじゃ…」
全員が着席したところで話を始める。
「話を始めるぞ。
まず、ギュヒュトのその後の動きが少し分かったから伝えておく。
俺達がドラゴンの楽園、デュロキに居た時、サニクシという魔道具が使われた。」
「サニクシ?」
「動物の混乱を招く魔道具だ。これくらいの大きさの木の玉で、中に魔石と金属が仕込まれていて、ガラガラと音が鳴るものだ。その音を聞くと、力の弱い動物は混乱してしまう。」
「ずっと昔に使われていた魔道具だが、想像以上に恐ろしい魔道具だ。私やマコト達の様な存在ならば、不快くらいに思うだけだが…」
「恐らくここに居る人達には効かないが…」
「一介の兵士程度では混乱してしまう可能性が高いのだな?」
「…そうだ。」
「その魔道具を使って何を…?」
「未開の地に生息するモンスターの回収と……天災級ドラゴンの回収だ。」
「天災級ドラゴンだと?!」
「私達が確認しただけでも、数匹居なくなった事が分かっている。」
「捕まえた天災級は全身にサニクシをぶら下げ、黒い杭を打ち込まれている。それで操られているんだ。」
「操られているとしても、天災級ドラゴンを数匹も相手にするなんて、私達には荷が重いわ…」
「分かっている。それは私とマコト達で対処するつもりだ。」
「天災級ドラゴンは対処するが、ドラゴンの付近にいる、その他のモンスターについては、サニクシの影響を受けない人達で対処してほしい。」
「それが私達の役目って事ね。」
「他のモンスターにも、サニクシを装着させているという事は無いのか?」
「可能性は低いと思う。デュロキでかなりの数を破壊したし、そんなに数を揃えられる様な魔道具では無いはずだ。」
「……もしサニクシをぶら下げているモンスターが居れば、影響を受けない人達で対処すれば良いわね。」
「そして、もう一つ。」
「まだ何かあるのか?」
「残念ながら…
ギュヒュトと吸血鬼達は、悪魔種と手を組んでいる。」
「悪魔種?!」
「それは厄介だな…」
「無理矢理操られている天災級ドラゴンよりも、むしろ悪魔種の方が脅威になると思う。ドラゴンへの恨みから…という話だったが、それだけでは無いだろう。俺達を襲う理由もあるはずだ。」
「今のうちから悪魔種に対応出来る者達を選別して隊を作った方が良さそうですね…」
「相手は吸血鬼だと言うことも忘れないようにな。噛まれたら…」
「そうよね…」
「嫌な話ばかりだったが、こちらにも朗報はある。アライサルが来てくれた事だ。天災級ドラゴンの中でも最強と謳われるアライサルが参戦してくれるんだ。勝機は十分にある。」
「そうね。悲観していても仕方ないわ。
モンスター達を集めたってことは開戦が近いって事よね?」
「長くても一ヶ月くらいしか猶予は無いと思う。」
「その間に出来ることはやりましょう。」
「それなのですが、今各地から戦争に参戦してくれるという人達がどんどんと集まってきてくれています。」
「そうなのか?」
「はい。数は数え切れない程ですよ。種族に関係無く。冒険者の方々も次々と。」
「その選別と編成は…」
「俺がやろう。」
「ボボドルなら安心だな。
未開の地のモンスターの情報についてはポーチに一通り教える。上手く活用してくれ。」
「分かったのじゃ。」
「ギャンボ。未開の地なんかで採取してきた素材で、加工が可能な物を全て渡す。それで武具を作ってくれないか?」
「ぶっはっは!それは腕が鳴るぜ!こんな事もあろうかとアジャル達を連れてきた。工房の用意だけしてくれりゃいくらでも作ってやる!」
「工房の手配や出来た武具の取り扱いは私がやるわ。」
「分かった。それならシャーリーはギャンボと上手く連携して事を進めてくれ。
次は…ソーリャ。」
「はい。」
「獣人の中でも、空を飛べる者は航空戦力として別部隊を作りたい。」
「分かりましたえ。」
「頼む。
シェアは皆の補佐をしてくれ。人が少ない所を見極めて人員の補充やその他の事を任せたい。」
「分かった。それは自警団で担当しよう。」
「やれる事は残りの時間で全てやるぞ。」
「忙しくなるな!ぶっはっは!」
この会議の日から目まぐるしい日々が始まる事となる。
俺達は人手が最も必要な自警団の仕事を手伝う事にした。俺達はどっしり構えててくれと言われたが、そんな事が出来るはずもなく……とは言え、今まで動いてきたのはフィルリア達だし、下手に前に出て連携が崩れるのは怖い。つまり、雑務をせっせとこなす事が最善という事だ。
雑務をこなしていると、漆黒の悪魔がせっせと働いているという噂が一瞬で広まる。有名人って本当に大変だと他人事の様に思っていると、その噂を聞き付けて、俺の事を知る人達が顔を見せに来てくれる。
「マコト様!」
「ん?おぉ!ラキトリ!それに白花隊の皆!」
「私達も居るぞ。」
「トジャリ!ガナブ!」
「久しぶりだな。」
「元気だったみたいだな!」
「私達は未開の地に行く様な危険な事はしていないからな。」
「色々と必要な事だったんだよ。それより、今日はどうしたんだ?」
「ラキトリ姫がマコト達に会わないと夜も寝付けないとうるさくてな。」
「トジャリさん?!」
「姫様、いつもため息ばかりでしたからね。」
「パーナまで何を言うのですか?!」
耳まで真っ赤になったラキトリがあたふたしている。姫様の前だし、白花隊の中にいるプリタニ達は黙って立っているが、元気そうだ。
「マコトは本当に愛されておるの。」
「ポーチュニカ様?!」
「私の可愛いマコトが…女たらしに…」
「シャーリー。わざと言ってるだろ。」
「マコト様。お久しぶりです。」
「キャラ。久しぶりだな……ん?なんか強くなったか?」
「日々マコト様の教えを胸に精進しております。」
「そうか。」
「呼んでもいないのに、皆集まってしまったのじゃ。」
「縁というやつですかね。」
「縁は縁でも、腐れ縁じゃがの。」
「酷いこと言うなよなー。」
「ぬぉぉ?!やめろー!頭を回すなー!」
「ふふふ。ポーチの頭を鷲掴みにして回せるのは、マコトくらいのものね。」
「すまんすまん。ついな。」
「ついで人の頭を玩具にするでない!」
「そんじゃ俺も」
「ガブッ!」
「痛てぇーー!!なんで俺だけ噛むんだ?!」
「ガルルルル!」
「ひぇー!」
皆元気そうで良かった。少し話をしてその後は仕事に戻る。その暫く後、もう一人のエルフが約束通りやってきた。
「マコト様。」
「バーミル。」
「マコト様の剣となるため、馳せ参じました。」
「…覚悟は出来ているみたいだな。」
「はっ。」
「先に言っておくが、死ぬ事は絶対に許さない。」
「承知致しました!」
「健。暫くバーミルに稽古を頼む。」
「厳しく行くぞ?」
「望む所です。」
「良い意気込みだ。」
バーミルの目に迷いなど無かった。
次の日、俺達の目の前に現れたのは、懐かしい顔だった。
「マコト!」
「……ん?」
「あれって…ジルさんとガリタさん?!」
俺達がこっちの世界に来て、初めて冒険者としてパーティを組んだ二人だ。シェアと、この二人とゴブリンの巣を潰した日が懐かしい。
「久しぶりだな!」
「本当に久しぶりだな!」
「あれからどうしていたのですか?」
「ふっふっふっ。聞いて驚け!私達はSランクの冒険者となったのだ!」
「本当か?!」
「ジル…」
「なんだ?本当の事だろ?」
「その…私達は、フィルリアさんに教えを受けて…」
「それでも凄いですよ!」
「次に会った時は足でまといなんて言わせないと誓ったからな!」
「あぁ。見ただけで分かるよ。見違えたな。」
「ふっふっふっ。はっはっは!」
「未だにスカートはお気に入りか?」
「ぶっ!!いきなり何を?!」
「たまにスカートで街に繰り出していますよ。」
「ガリタ!余計な事は言わなくて良いんだよ!」
「嬉しそうにクルクル回っているでしょ?」
「ガリター!」
「ジルも女だなー。」
「うるさいっ!」
「ジルさんとガリタさんも参戦を?」
「そうだ。世界的な危機を黙って見ているわけにもいかないからな。」
「心強いよ。」
「私達はSランクだし、マコト達とは別部隊になると思う。一緒に戦えないのは残念だが…」
「部隊が違っていても、場所が離れていても、敵を倒せばそれが援護になります。」
「…そうだな!うん!絶対に勝ってまた酒でも飲もう!」
「あぁ。約束だ。」
ジルとガリタも参戦してくれる。本当に心強い。
「……師匠…?」
「??」
俺を師匠と呼ぶ者は一人しかいない。
振り返ると、そこにはジャッドの姿があった。
「ジャッド!」
「師匠!」
「横にいるのは…フェル…か?」
三つ編みだった髪は結ばれておらず、腰まで伸びる髪。底抜けに優しい顔だったフェルは、強さを孕んだ顔に変わっている。首に下げたネックレス型の魔道具で、デリフニーカの特徴である白い髪は隠されている。
そして、何より、フェルが恐ろしく強くなっている事が分かる。
「はい。フェルです。」
「……強くなったな。」
「フェルは僕以上の召喚士になりましたよ。」
「まだまだ師匠には及びません。」
「そんな事は無いさ。」
「二人とも間違いなく強くなったよ。中級精霊くらいなら簡単に呼び出せるだろ。」
「簡単にとはいきませんが…」
「それでも十分だろ。わざわざ会いに来てくれたのか?」
「師匠の噂を耳にしまして…
僭越ながら、私達も力になりたいと。」
「…フェルは良いのか?」
「両親には話をしてきました。」
「反対されただろ?」
「はい。ですが…力を持つ者は、同時に責任も持つ事になると説得してきました。出来る限りの事をするつもりです。」
「そうか……無茶はするなよ。」
「はい。」
「健。」
「なんだ?」
「フェルに街の案内をしてやるといい。」
「ん?別に構わないが…」
「わわわ私はそんな事は」
「良いから良いから。久しぶりに会ったんだ。話したい事も沢山あるだろ?」
「っ?!」
「行ってこい。」
「あいよー。」
「ジャッドはこっちでちょっと手伝ってくれ。」
「分かりました!」
余計なお世話かもしれないが、久しぶりに見た慌てたフェルの顔はあの時のままだった。
懐かしい面々に出会えた事は嬉しいが、皆、先に控える戦争に参戦してくれる人達だ。犠牲だって少なからず出るだろう。無事に終わる事を祈りながら雑務をこなす。
雑務とは別に、俺はやらなければならない事がある。ギャンボにほとんどの素材を渡したが、加工が出来ない素材もいくつかあり、それは未だ収納されている。
ドラゴンの素材だ。それを加工して武具にする必要がある。いくつか使いそうな素材も残しておいた為、それらを使って夜な夜なギャンボと加工を試みているのだ。
加工には分解魔法が必須で、常に一定の分解魔法を掛けてやる事で、変形が可能になる。
「カナサイスの鱗は熱しても意味が無いぜ?元々燃えてるしな。」
「変形させただけでも武器にはなる。ただ、持ち手にする金属さえ溶かしてしまうからな。」
「こんなに
「どうやって加工したら、人の手に持てる様な物になるのか…」
「……そもそもなんでこの鱗は燃えているんだ?」
「なんでって………言われてみると、なんでだ?」
「魔法が掛けられているなら既にその魔法は解けているはずだろ?」
「そうだな。それは有り得ないな。」
「もしかして、この鱗。魔石みたいな物なんじゃねぇのか?」
「魔石…それなら一応説明は出来るな。空気中から魔力を自力で取り込んで、燃えているって事だよな。」
「もしそれが正解なら、その供給を止めるか、変換機能をどうにかすれば解決するだろ?」
「早速やってみよう!」
「おうよ!」
二人でカンカンと作業場に音を鳴らす。こういう作業は時間を忘れてしまう。何度か凛に叱られたが、ついつい熱中してしまうのだ。
「出来そうで…出来ねぇな。」
「分解魔法を掛けてから熱を入れるまでに時間が掛かり過ぎているんだな。」
「それは分かっているが、二つの魔法を一緒に掛けても意味無かったろ。」
「……同時…そうか!同時に魔法を掛ければ良いのか!」
「だから、それはやったろ?」
「違う違う!魔法を合成するんだ!」
「どうやってだ?」
「合成魔法さ!」
「なんだその新しい単語は。知らねぇぞそんな魔法。」
「二つの属性魔法を合成して一つの魔法にするんだ!」
「なんだその人のものとは思えない魔法は…」
「やってみるぞ!」
「お、おう!」
俺は分解魔法と火属性の魔法を合成してみる。
最初からは上手くいかない。二つの属性を混ぜ合わせようとしてそのまま霧散したり、上手く合成出来ずに爆発したりと試行錯誤を繰り返していると、俺もギャンボも顔が真っ黒になってしまった。
だが、その甲斐あってか、遂にカナサイスの鱗を加工する事に成功する。
「出来た!出来たぞギャンボ!」
「ぶっはっは!相変わらずマコトは天才だな!」
出来上がったのは細剣。ラキトリ達が好んで使うものだ。細剣を作ると決めた時から、ラキトリへ渡そうと考えていた俺は、ラキトリ達のシンボルでもあるポナマの花をモチーフにした柄と、刃の側面にも彫り込みを行った。
「軽いな。」
手に持った感じはとても軽く、カナサイスの鱗で作った刃の部分は透明感のある赤色。炉の光が刃越しに揺らめいている。軽く細剣を振ってみる。
ボウッ!
剣を振った軌跡を辿るように、炎が現れる。
「振った時だけ炎が出るのか?」
「みたいだな。」
「こいつは面白い剣が出来上がったな。しかも、この炎。普通の炎じゃないだろ。」
「カナサイスが用いる炎よりは少し劣るが、かなり近い温度の炎だ。その辺のモンスターくらいなら一瞬で消し炭に出来るだろうな。」
「ぶっはっは!これだけでも国宝クラスは確実に上回るな!」
「今回の戦争に勝たなければ、国宝どころか、国そのものが無くなるんだ。ジゼトルスが落ちたらシャーハンド、テイキビも時間の問題。出し惜しみしている場合では無いだろ?」
「マコトの言う通りだな。」
「ただ、この技術や素材については絶対に外に漏らさないようにしないとな。」
「武器を渡す人もちゃんと選ぶんだぞ。ポンポン渡したらどこにどう流れていくか分からんからな。」
「そうだな…分かったよ。とりあえずカナサイスの鱗で作った細剣を白花隊員に渡そうと思っている。それは良いだろ?」
「誰を信用するかはマコトに任せるさ。俺はただの職人だからな。」
「責任は自分で持てって事だな。分かった。慎重に取り扱うよ。」
その日から数日間に渡って細剣の量産を行い、それを持って白花隊の元に向かう。白花隊は、俺達がシャーハンドに向かう際に、シェア達が訓練を行っていた訓練場で剣を振っている。
「マコト様!」
俺の顔をみるや、ラキトリが小走りで寄ってくる。
「ギャレット達も訓練に参加しているのか?」
「はい。当日、
「ギャレット達はどうだ?」
「強いですよ。私達とは違った強さですので、とても勉強になります。」
「ギャレット達も同じ事を思っているだろうな。」
「そうだと嬉しいです。それで…今日はどうされたのですか?」
「これを渡しに来た。」
「これは…細剣ですか?」
「ジゼトルスとの同盟に動いてくれた礼とでも思ってくれ。」
「宜しいのですか?」
「ラキトリ用に仕立てたんだ。受け取って貰わないと逆に困る。」
「それでは……」
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