第83話 デュロキ

「………」


「…………」


「どっちか何か言えよ?!」


「久しぶり。」


そこに立っていたのはトドロイだった。


「私の所に来るなんて、何かあったのか?」


「ここに来てるって聞いた。」


「マコト達を訪ねてきたのか?」


「うん。」


「ほう……トドロイに気に入られるとは、流石マコト達だな。」


「キュー!」


トドロイの頭の上に現れたのは我らが愛しのキューちゃん。


「キューちゃん!」


「キュキュー!」


凛に飛び付くと肩に乗るキューちゃん。定位置だ。


「いくら気に入ったからと言って、街にトドロイが入るなんて…何をしたんだ?」


「特に何かした覚えは無いが…?」


「そんな事は無いだろう?あのトドロイが街に居るのだぞ?」


「トドロイが街にいる事がそんなに珍しいのか?」


「私の記憶が正しければ、トドロイが街に来たのはこれで二回目だ。」


「二回目?!」


「一回目は龍王様に名前を賜った時。それ以外では見た事が無い。」


「え…俺達に会う事がそれと同じレベルなの…?なんか怖いんだけど…」


「ご飯ください。」


「唐突過ぎる飯の要求?!」


「……」


「相変わらず自由な性格してんなー…」


「時間もお昼時ですし、よろしければ作りますよ。」


という事で、なし崩し的に昼食となった。凛の作った料理を囲みながらアライサルがトドロイと話を始める。


「トドロイが街に来る程入れ込むとは珍しいな。」


「…マコト達。助けた。」


「助けた…キューちゃんの事か?」


「うん。治癒もしてくれた。」


「あー…それで…」


「何かあったのか?」


「そこにいるキューちゃんが危なかった所を助けて、傷を治したんだ。」


「なるほどな。それで合点がてんがいった。トドロイにとって、あの森に住む生き物は全て家族の様なものだからな。」


「アライサルは?」


「私か?私は単に気が合ったからだな。理由は特に無い。」


「そっか。」


「興味が無いなら最初から聞くな。」


「うん。」


なんとも独特な会話リズムの二人だ。


「アライサルは良いの…?」


「……良いのだ。」


「…そっか。」


「何の話だ?」


「こちらの話だ。気にする事は…いや、少し迷惑を掛けてしまうかもしれないな…」


「迷惑…?」


コンコン…


「今日は珍しく来訪者の多い日だな。」


「アライサル様。」


「……リルレマ。」


扉の先に居たのは例の悪魔種の男。


「大丈夫か?」


「大丈夫だ。気にしないでくれ。少し話をしてくる。」


そう言って家の外に出ていくアライサルとリルレマ。一体どんな関係性なのか気になる所だが、部外者があまり立ち入る話でも無さそうだ。


「……気になる?」


「トドロイは何か知っているのか?」


「…それなりに。」


「…いや。やめておくよ。本人のいない所で勝手に話を聞くのは失礼というものだ。」


「……そっか。」


「あぁ。」


トドロイは僅かに口角を上げるが、直ぐに食事に戻る。アライサルの、迷惑を掛ける、という言葉は気になる所だが…

暫く後、アライサルが帰ってきたが、そこにはリルレマも随伴ずいはんしていた。


「マコト。」


「どうした?」


「すまない。」


そう言って深々と頭を下げるアライサル。当然、最強の一角に頭を下げられる様な事をした覚えは無いし、何の事だかさっぱり分からない。


「……何が起きているんだ…?」


「色々と試したのだが、これしか方法が見付から無くてな…」


アライサルが申し訳なさそうに俯く。


「どういう事だ?ちゃんと説明してくれないと…」


言い終わる前にリルレマの後ろから数人の人型ドラゴンが現れる。


「マコトというのはお前か?」


「俺だが……」


「来い!」


「おい!手荒に扱ったら私が容赦しないぞ!」


「申し訳ございません!アライサル様!」


「すまない。詳しい話は向こうでするから着いてきてくれないか?」


「…分かった。凛達も良いか?」


「当然だ。」


何が起きているのかさっぱり分からないが、アライサルが絡んでいる事は間違いなさそうだ。困っているのであれば手を貸したいが…

俺達はそのままアライサルと共に街中を歩かされる。


「なんか俺達って街に入るとこんな状況ばかりだな。」


「何故でしょうか…?」


「不思議。」


何が起きたのかと目を向けてくる道行くドラゴン達。


「すまないな…」


アライサルはずっと俺に呟くように謝り続けている。


街の中をずっと進んでいくと、やけに横に広い建物が現れる。数百メートル四方の建物だ。パッと見ただけでここに誰が居るのか分かる。龍王だろう。


「なんでこんな所に連れてこられたんだ…?」


わけも分からぬまま中へと通される。今まで見てきた様な王城とは雰囲気がまったく異なり、王を守る者が一人としていない。だだっ広い敷地内は物音一つせず静かなものだ。

その中の一室に通され、初めて事の次第をアライサルから聞くことになる。


「本当にすまない。」


「謝罪は何度も聞いたが、理由が分からなければ何も返答出来ないだろ?」


「……」


「俯いていないで話して下さい。」


「…私は、ウォータードラゴン中最強のアライサルの名を持つと同時に、ドラゴンの王である龍王ハルダイムの一人娘なのだ…」


「……えぇっ?!龍王の娘?!」


「いきなり凄い話になりましたね…」


「いや、龍王というくらいだし子孫が居てもおかしくは無いが……」


「それで…俺達がここに呼び出された事と何か関係があるのか?」


「……私は、龍王の娘という立場であるが故に、今まで気軽に話せる相手というものが居なかったのだ。」


「ドラゴンに限らず王の子供ってのはそんなもんだろ。」


「それはよく分かっている。だが、マコト達と出会って気軽に話せる相手を見付けたと思ったのだ。」


俺の渡した青い服を触りながら目を細めるアライサル。


「湖の時か。」


「そうだ。だが、それを知った我が父龍王は、私を呼び付けた。そして言われたのだ。お前に見合う相手と交流しろとな。」


「俺達は不合格って事か。」


「ドラゴンと人種では差があり過ぎますからね。」


「そんな事は無い!語らうのに資格など無いはずだ!」


「落ち着けアライサル。」


「す、すまない…」


「それで?」


「私は小さな時からずっと同じ様に言われ続けてきた。私と気軽に話せる者などドラゴンには居なかったよ。それは名前を賜った後も同じだ。」


「……」


「初めて出来た気軽に話せる、と呼べる存在を、父のその一言で失いたくは無かったのだ。」


「そこまで言ってくれるのは嬉しい限りだな。」


「結局、私は父の言いつけを無視してマコト達に試練を与えず、共に語らう事にしたのだ。」


「それがあの時か。あのリルレマってのは?」


「あれは私の傍付き。あれが何かをするという事は無い。いや、父に報告を定期的にしているから何もしていないとは言えないか。」


「なるほど。リルレマがアライサルの動向を報告して、龍王ハルダイムに呼び出されたのか。」


「試練を与えず仲良くしていると聞いた父は激怒していたよ。」


「なるほど。それで俺達がここに呼ばれたのか…」


「いや。それとは別だ。」


「…まだ話の続きがあるみたいだな。」


「私が父に呼ばれて言われた事はその前に言われた事とほとんど同じだ。私に見合う相手と交流しろと。」


「……」


「それでも止めなかった私を見て、先程呼び付けられて三度目の勧告を受けた。私は何度も言ったのだ…私の付き合う者は私が決めると。

今まで言われるがままにしてきたが、今回の件では引き下がらなかった。そこで父は私に言ったのだ……付き合いを止めぬならマコト達とは会わないと。」


「会わない?それならなんで俺達はここに?」


「その……理不尽な事を言われたので…つい……」


「…何を言ったのですか?」


「…マコトは私の大切な人だから絶対に引かない…と…」


「おいおい…」


「それではまるで婚約の様な話になってしまいますね。」


「いや!私はそんなつもりでは無かったのだ!それにそう言わねば父は本当にマコト達に会わなかった!」


「だからって…」


「うっ…すまない……」


「それで龍王が怒り狂って俺達を呼び出した…って事か。」


「……」


「知らない間に婚約者にされるとはな…」


「本当に申し訳ない!」


「…いや。もう言ってしまったのだから仕方ない。それよりこの先どうするかだな。」


「ちゃんと説明すれば分かってくれるんじゃねぇのか?」


「簡単に納得する様な父ならば私が話をしている…」


「そりゃそうだわな。どうするよ?」


「龍王の一人娘との婚約となると話がデカすぎる。その誤解は解く必要があるだろうな。だが、アライサルの事を友だと考えているのは俺達も同じだ。このまま二度と会えないというのも悲しいだろ?」


「マコト…」


「となれば、龍王に俺が婚約者じゃない事を納得してもらった上で、今後も友として付き合っていけるように説得するしか無いだろうな。」


「どうやって説得するつもりなんだ?」


「なるべく言葉を尽くすが…最悪力を示す事になるかもな。

龍王が言うの最低ラインが、名前を持ったドラゴンという事ならば、それと同等以上の力を示す必要がある。という事になるが…」


「そんな力を示せって言われてもな…」


「筋肉バカは友と言ってくれているアライサルさんを切り捨てる程のクズに成り下がったのですか?」


「そんなつもりは無い!」


「ならばやる事は一つです。」


「いつも通りと言えばいつも通りですね。」


「分かったよ!やりゃ良いんだろ!」


「皆……」


「アライサルにとって初めて出来た友なんだろ?ならば出来る限り足掻いてやるさ。」


「……分かった。私も腹を決めた。必ず父を説得してみせる。」


コンコン…


「呼ばれたみたいだな。」


「行こう。」


アライサルと共に部屋を出て龍王の待つ場所へと歩いていく。広い敷地に建てられたこの建物は全て白木で出来ている。未だ日は高く、廊下の横に広がる中庭を照らし出している。花を愛でる習慣は無いのか中庭にあるのは大きな噴水だけ。

廊下を真っ直ぐに進んでいくと、龍王のものらしきピリピリとした殺気が漂ってくる。


「着いた瞬間に抹殺されねぇだろうな…?」


「流石にそんな事は……」


「相手はドラゴンの王。無いとは言い切れない所が怖い。」


健の喉がゴクリと鳴り、腰にある刀の位置を確かめる。


「中へ。」


待っていたリルレマが一言だけ呟く。


緊張の中、龍王の待つ部屋の中へと足を踏み入れる。


白と青の入り交じった色の翼。太く長い尻尾に、これまた太く長い枝分かれした角。

人型の状態で椅子に座る龍王ハルダイム。右目は白、左目は青色の瞳。キリッとした顔立ちで髭は無い。白と青の入り交じった長い髪を座る椅子の後ろに流している。


天空龍。


それが龍王ハルダイムである。


全ての属性において最強であり、その力は絶対。

正真正銘、揺らぐことの無い最強。

この世界における全ての生命体の頂点に君臨する者だ。


「……」


「…………」


その目が俺達のことをしっかりと見据え、強烈な殺気を放っている。


「父上。」


「……」


「連れて参りました。」


「……」


アライサルの言葉が届いているはずなのに、何の反応も示すこと無く、白木で出来た椅子に座して俺達をただ見ている。


「父上…?」


「アライサルの大切な人というのはどの者だ?」


「父上。その話には誤解がありまして…」


「どの者かと聞いている。」


「…俺だ。」


「……ほう。自ら名乗り出るとはな。グラン-フルカルト。」


「前に一度会ったんだったな。」


「お前から俺に預かってほしいと渡してきたのだ。」


「悪いがその時の記憶は無いぞ。」


「知っておる。もし将来ここにもう一度お前が来たら返す事も約束した。」


「……」


「だが、その間に俺の一人娘を手篭めにしているとはな…」


それまでとは比べ物にはならない殺気が襲ってくる。息をする事さえ許されないような威圧感。


「父上!」


「……」


アライサルの強い語気に殺気が引っ込んでいく。

ほんの数秒の殺気だったが、背中は汗でびっしょりだ。


「大切な人というのは…」

「グラン-フルカルト。」


「なんだ?」


「死ぬ覚悟は出来ているのであろうな?」


「まだ死ぬ気は無いぞ。」


「俺の一人娘に手を出したのだ。無事に帰れるとでも思っているのか?」


龍王の右腕に青と白の光の粒が集まっていく。


「父上!」


「やっぱりこうなるのかよ!」


「死ねぃ!」


「龍王様!!」


戦闘体勢に入った俺達の目の前に、一人のドラゴンが現れる。片膝を着いて頭を下げているのは炎のドラゴンカナサイス。


「退けカナサイス。」


「退きません!」


「なに?気でも触れたか?」


「この者達の話を聞いて下され!」


「……退かぬなら共に消し去るぞ。」


「退きません!」


「ならば諸共消えるが良い。」


「ダメ。」


「トドロイ?!」


「マコト達を殺すのはダメ。」


「お前も死にたいというのか。トドロイ。」


「死にたいわけじゃない。でも、マコト達を殺すなら私も死ぬ。」


「……」


「龍王様。どうかお聞き入れ下さい。」


トドロイとカナサイスを挟んで現れたのは、光のドラゴン。ショルーテ。白い肌、少しだけ湾曲した角。天使の羽を思い出させる翼。先端が二本に別れた尻尾のとても美しい女性だ。


「ショルーテ…お前もか。」


「ここには来ておりませんが、私は他の者達の代表として来ております。もし、この者達を殺したならば、皆自害します。」


「………」


「大事になってきてしまいましたね…」


「何故そこまでして庇う?」


「私達はこの者達に試練を課しました。その試練を乗り越えていく中で、むしろ私達の方がより多くの事を教えて貰ったのです。」


「ほう。」


「この者達の心根は人種のそれとは別の所にあります。」


「人種などどれを取っても同じだろう。自分以外の者を貶める事しか考えておらん。」


「確かに完全な善とは言えないでしょう。この者達にも暗い部分はあります。」


「ふん。そうだろう。」


「ですが、この者達はそれさえも愛おしいとさえ思える様な心根を持っているのです。」


「……」


「その事を知らぬまま、殺すというのはあまりに無慈悲。アライサルも悲しみに暮れてしまいます。」


「悲しみなどいずれ癒える。」


「父上!!」


「アライサル。何度も言ったであろう。見合う相手と交流しろとな。」


「……ですからマコト達と共に居るのです。」


「なに?」


「私が常々願っていたのは…気軽に話せる友です。そして…この者達がその友なのです!!」


「友…?」


「はい!」


「大切な人と言ったであろう?」


「友も大切な人です!」


「……そう言う意味であったのなら、その事は不問としよう。」


「父上…」


「だが、付き合う者としては不十分だ。」


「龍王様!?」


腕を上げる龍王ハルダイム。だが、その顔を見て何がしたいのかを悟った。


「カナサイス。ショルーテ。トドロイ。離れてくれ。」


「マコト……?」


「龍王は俺達に友となるならば力を示せと言っているらしい。」


「無理だ!父上の一撃を受けるなど正気の沙汰では無い!」


「そうだぞ!この地を抉りとったのは他でも無い!龍王様だぞ!?」


「…このクレーターが出来たのは隕石じゃなくて龍王の仕業だったのか。」


「昔、少しやんちゃをしてな。」


「だとしても、アライサルの為にここは体を張るべきだろう。」


「マコト!やめろ!」


「ったく…うちの大将はいつもいつも無茶ばかり言ってくるぜ。」


「だからこそ、私達がいるのでしょう?」


「こんな所で死なないし、死なせない。」


「私達でも受け止める事が出来ない一撃だぞ!やめるんだ!」


「来い!」


「良い覚悟だ。」


「父上!!」


アライサルの叫び声が掻き消される様な轟音と閃光。

龍王の右腕から射出された魔力の塊。魔法とも呼べない代物だが、今まで受けたどんな攻撃よりも遥かに強い一撃だ。


俺達全員の全てを掛けてその攻撃を受け止める。本当に全てを出し切って。


ズガガガガガッ!!


目の前に張り巡らせた魔法が攻撃に耐えかねて吹き飛んでいく。

真っ白な閃光に包まれて、皆の背中が見えなくなる。


完全に視界は白く塗り潰されてしまう。


「……………」


「………マコト………」


「…………」


「……本当に受け止めるとはな。」


「試練を乗り越えただけはあるだろ?」


「立てもしないくせに強がりおって。」


「こちとら魔力がスッカラカンだ。ここで大の字になって寝たいくらいだ。」


「……くくく……あはははは!相変わらず面白い男だ。

カナサイス!ショルーテ!トドロイ!そしてアライサル!」


「「「「はっ!」」」」


「今見た通りこの者達は、お前達が受け止める事の出来ない一撃を受け止めた!たった今、この時よりこの者達をお前達と同列として扱う!」


「はっ!」


「アライサル。」


「はい!」


「この者達を休ませてやれ。ここは使えぬ様になったから、家にでも招くと良い。」


「……はい!」


「預かった物はまた後日渡す。今は休め。」


「助かるよ……」


ドサッ…


自分が倒れる音を聞き、俺達が受け止めた攻撃の余波でめちゃくちゃになった建物を最後に見て意識が飛ぶ。


ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー



「ぬがぁ!痛てぇ!!」


「起きて早々うるさい奴だな。」


俺達が目を覚ましたのは翌日の事だった。アライサル達が運んでくれたらしく、ベッドの上で目が覚める。と同時に健の叫び声だ。


「んな事言ってもよー!腕折れてるぞこれ!」


「治してやるから…」

バンッ!


「目が覚めたのか?!」


「アライサル。おはよう。」


「マコト!」


「いててて!抱き着くな!こっちはまだ治癒してないんだ!」


「す、すまん!つい!」


「真琴様?」


「ひっ?!」


冷たい視線を感じて後ろを……振り向けない。


「あー!今日もいい天気だなー!うん!」


「外は見えませんよ?」


「うっ……」


「良かった……皆無事で本当に良かった…」


「マコト……おはよう。」


「起きたのか?!」


「騒々しくしてはいけませんよ。カナサイス。」


トドロイ、ショルーテ、カナサイスも様子を見に来たらしい。

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