第84話 悪魔種とドラゴン

「いやー!良かった良かった!くはははは!」


「痛いっての!バシバシ叩くな!」


全員の治癒を終えたが、カナサイスの張り手でまた治癒が必要になりそうだ。


「良いじゃねぇかよ!なっ!?」


「カナサイス。いつも言っていますでしょう?あなたは力加減というものを考えて下さい。」


「くはははは!」


「マコト。」


「ん?どうしたトドロイ。」


「邪魔。」


突然罵倒されたかと思ったが、俺が膝の上に手を組んでいる事が気に入らなかったらしい。手を払われてポスンと膝の上にトドロイが座る。その頭の上にキューちゃんがシュバッと登場。何処から出てきたんだ?


「はぁー!あのトドロイが他人の膝に座るとはな?!」


「マコト達は別。友達。」


「くはははは!そうかそうか!」


「うん。」


「ショルーテもありがとう。助かったよ。」


「…いえ。龍王様は最初から全て知っておられたのかもしれません。」


「えっ?!」


「ショルーテもそう思ったか。」


「どういう事だ?!父が全て知っていたとは?!」


「…この場所では人種やエルフは弱く矮小な存在だ。その俺達が王に謁見えっけんするとなればそれなりの理由が無ければ無理だ。」


「弱い存在ですからね。」


「龍王様は最後に、我々と同等の存在として扱う事を強く仰った。あれにはそれを抑え込むという理由があったのさ。くはははは!掌の上で転がされたな!」


「父上……」


「最後にアライサルに向けた顔。」


「そうですね。嬉しそうに見えました。」


「嬉しそうだと?」


「真意までは分かりませんが、自分の言いなりだったアライサルが初めて歯向かい、友を作ったのです。それが嬉しかったのではないでしょうか。」


「……」


「良いようにしてやられたって事だな。」


「そんな事をしなくても父ならば…」


「俺達ドラゴンは完全な実力主義。龍王様が言ったところでマコト達を軽んじる奴らは大勢居るはずだ。」


「マコト達は、六人で、とはいえ龍王様の一撃を止めた。」


「私達でも受け止められない一撃を止めたのです。その事実があれば、誰も文句は言わないでしょう。」


「…はぁ……全て父上の思惑通りだったという事か…」


「道化師を演じさせられたのはしゃくだが、それでアライサルとの友好関係を皆に認めて貰えたと思えば許せるさ。」


「マコト…」


「怪我無くとはいかなかったが、五体満足なんだ。ここは素直に喜んでおこう。」


「くはははは!よーし!それじゃあ俺と一本!」


「やらねぇよ!なんでそうなるんだよ!」


「カナサイスはいつもそんな事ばかり言っていますね。たまには自重して下さい。」


「自重なんかしたら俺が俺じゃなくなるっての!くはははは!」


「リン。ご飯ください。」


「トドロイはそればっかりだな。」


「リンのご飯最強。」


「それには激しく同意するがな。」


「よし!俺も食うぞ!」


「宜しければ、ショルーテさんも一緒にどうぞ。」


「宜しいのですか?」


「当然です。私達は既に友ですから。」


「…ありがとうございます。」


凛とリーシャが朝食を用意して振舞ってくれる。


「うまっ?!なんだこりゃ?!」


「カナサイス。行儀が悪いですよ。」


「ドラゴンに行儀などあってたまるか!」


「まったく……しかし、本当に美味しいですね。」


「ふっふっふっ…ショルーテ。私は既にリンとリーシャから料理を習っているのだ!」


「それはなんとも羨ましい…」


「これを食ったら二度と生肉など食えんからな。自分で作れるようにするつもりだ!既にいくつかは覚えたぞ!」


「宜しければショルーテさんにもお教えしますよ。」


「宜しいのですか?!」


「はい。私の腕前では役不足かもしれませんが…」


「凛の腕で役不足だったら殆どの奴が役不足だっての。最高の師である事はこの真琴が保証しよう。」


「マコトさんのお墨付きとあれば、習う他無さそうですね。」


「私は食べる。」


「トドロイは食べる専門って事か。」


「料理。苦手。」


「くはははは!」


「話は変わるが…アライサル。」


「なんだ?」


「ずっと気になっていたんだが…何故ここに悪魔種が居るんだ?」


「あー、リルレマの事か。」


「悪魔種は、昔ドラゴンに戦いを挑んだという話を聞いたんだが?」


「確かに昔悪魔種は我々ドラゴンに戦いを挑んでいる。一族を賭した戦いだったと聞いている。」


「アライサルは見ていないのか?」


「私が生を受ける前の話だからな。確かショルーテとカナサイスはその時の事を知っていたよな?」


「えぇ…あれは戦いと言うより…」


「あれは虐殺だな。」


「虐殺?」


「攻めてきたのは悪魔種だ。それは間違いない。だが、実力差が有り過ぎた。ただただ攻めてきた悪魔達を端から殺していくというものだったのだ。」


「そこまでの実力差があるなら、悪魔達もそうなる事くらい予想出来ただろ?なんでそんな無謀な特攻を?」


「分かりません。ほぼ全ての悪魔達を殺しましたから……その戦いで唯一生き残ったのは、あのリルレマという悪魔だけです。」


「リルレマは何か知らなかったのか?」


「それが、何も覚えていないそうです。」


「何も覚えていない…?」


「はい。ほぼ全ての悪魔達を屠った後、後ろから現れた悪魔達の指導者。その者を龍王様が消し飛ばすまでの記憶が殆ど無かったそうです。」


「虚言か?」


「いや。あれは違うな。本当に覚えていない様子だった。」


「……」


「その後、龍王様が、罪は無いとしてリルレマを保護したのです。

リルレマは自分達のした事を覚えていないとは言え、それまで良くしてくれていた龍王様に顔向けが出来ないと自分からアライサルの傍付きになる事を望んだそうです。」


「良くしてくれていた…?」


「悪魔種は、我々ドラゴンの力を知り、その庇護を得ようと考えました。南半球と北半球の境目に住み、自分達が目を光らせる。その事によって他種族の者達から受ける、ドラゴンへ不利益になる様な事柄を一切遮断するという約束をしたのです。」


「門番みたいな事か。」


「はい。龍王様は自分達の為に働くのであれば、その間は庇護下に置くと約束されました。」


「まぁ龍王様にとっちゃどっちでも良かったみたいだがな。」


「あの強さなら悪魔種が居なくてもあまり変わらないからな。」


「ただ、居るなら居るで良かったし、使えるなら使うという事だな。」


「当然、ドラゴンの庇護を受けた悪魔種達は北半球に猛威を振るいました。その矢先、あの戦いが起きたのです。」


「それで悪魔種は数を減らして散り散りになったのか……北半球の奴らが何かした様に思えるが?」


「当然龍王様もその様にお考えだと思いますよ。」


「分かっていて、何故殺したのですか?」


「龍王様としては策に嵌った方が悪い…って事だろうな。」


「少し薄情な気もするが…ドラゴンからしたら降り掛かった火の粉を払っただけか…」


「誰かが後ろで暗躍あんやくしていたのでしょうが、今となっては何も分かりません。分かったところで何も変わらないでしょう。」


「それもそうだな…」


「そう言えば、悪魔種達を指揮していた奴が首から魔道具をぶら下げていたな。もしかしたらあれが何か意味を持っていたのかもしれんな。吹き飛んだがな!くはははは!」


「確か…この様な印の入った魔道具でしたね。」


「…これは…」


ショルーテが示した印は、Mを上下逆にして重ねた様な形。凛を守ってくれたあのブローチの印と同じものだ。


「知っているのか?」


「見た事はあるが……」


「それが原因かも分からんけどな!くはははは!」


カナサイスが豪快に笑っているが、そんな気にはなれない。


「真琴様…」


「…この印は一体…?」


思案を巡らせてはみるものの、何が起きているのかは当然分からない。


「考えても無駄。」


膝の上に居るトドロイがこちらを見ずに言ってくる。


「そうですね。この印も見間違いだったかもしれませんし。」


「…そうだな。」


「マコトはここに居る?」


「アライサルが許してくれるならな。」


「父から呼び出されるまでは数日あるだろう。それまではここに居てくれ。」


「助かるよ。そういうことになるみたいだぞ。」


「なら私もここに居る。」


「トドロイもか?別に構わないが…」


「そんなら俺も厄介になるぞ!くはははは!」


「カナサイスもか?!」


「カナサイスが居るなら私も…宜しいでしょうか…?」


「えぇい!分かった!全員好きなだけここに居れば良い!」


「ありがとうございます!」


「くははははは!」


「なんだかアライサルさん。嬉しそうですね。」


「今までこんな風に騒ぐ事も無かっただろうからな。」


食卓を囲んで笑い合う姿には、何度か見えた寂しそうな影は既に見えなくなっている。


「よーし!どうせ龍王様に呼ばれるまで時間があるんだ!デュロキを案内してやろう!」


「あっ!カナサイス!それは先に私が考えていた事だぞ!?」


「そんな事知るかっ!」


「なんだと?!」


「なんだよ?!」


「マコト。行く。」


「まずは何処に行きましょうか?」


「あっ!トドロイ!ショルーテ!狡いぞ!」


「待ちやがれ!!」


ドタバタ過ぎる街案内は、こうして始まった。

騒がしい一団となった俺達が、まず向かったのは大きな白木が群生する場所だった。外で見た白木の倍はある白木が何本も生えている。街からは少し外れた場所にあり、喧騒から隔絶されていて、とても静かだ。


「ここは良い。」


この場所を案内してくれたのはトドロイだ。


「落ち着く。」


「トドロイじゃないが、ここは魔力が溢れているから居るだけでも心地良い場所だよな。」


「そうか?」


「カナサイスは色々な意味で鈍感ですからね。」


「くはははは!」


「キュー!」


「キューちゃんも喜んでいます!」


「それを見た凛が一番喜んでいるがな。」


大きな白木の傍に座ると、穏やかな風が吹き抜け、地面を撫でていく。トドロイがいつもの様にトトトっと近付いて来て膝の上に座る。目の前に角が見えないと逆に寂しく感じる様になってきてしまった。


「ぐがーー!ぴゅーーー!」


「うるさっ!カナサイスのイビキうるさっ!」


「寝る。」


そう言うとトドロイの頭が胸にトンと当たり大人しくなる。


「やっと…ここまで来ましたね。」


「まだ終わってない。でも、少しだけ休憩。」


「くぁー!さっき起きたばっかりなのにトドロイの寝顔見てたら眠くなってきたぜ…」


安らかな時間が過ぎていく。アライサルもウトウトし始めた。南半球に入ってからここまで、休む事無く突き進んできた。そうと言わなくとも、皆疲れていたのだろう。俺も白木に背中を預けて少しだけ目を閉じる。少しだけ…


ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー



その頃ジゼトルスでは…


「シェアちゃん。例の件は進んでいるかしら?」


「はい。フィルリアさんの指示通り進んでいます。マコトに託された計画。必ず成功させてみせますよ。」


「テカストさんとも随時連携を取って進めるのよ?」


「はい。」


「フィルリア。」


「シャーリー。そっちはどう?」


「万事順調よ。ラキトリが率いる白花隊も先程ジゼトルスに入ったわ。」


「マコトの言っておった通りなのじゃ。」


「ポーチュニカさん?」


「マコトの恩師というだけの事はあるのじゃ。」


「あの子に比べたら、私なんか大した事はありませんよ。」


「謙遜じゃな。ボボドルもそう思うじゃろ?」


「そうだな。人種にこれ程の者が居るとはな。こんな逸材を放っておくとは勿体ないとしか思えん。」


「そんな事は…」


「マコトに慕われるという事がどれだけ大変な事か…私には分かるわよ。フィルリア。」


「確かに…あの規格外のマコトに慕われるとなれば、休んでもおられんのじゃ。それは儂も同じ事じゃの。」


「マコト達が帰ってくるまであと少し。それまでに全てが整う様に頑張りましょう。」


「うむ。」


ガチャ…


「お着きになられました。」


「おー!待たせたなー!」


「よく来て下さいました。早速で申し訳ありませんが…時間がありません。今後の事について、話し合いを始めましょう。」


ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー



「よーし!んじゃ次は俺の番だな!」


「カナサイス。少し落ち着きなさい。」


「俺はいつでも落ち着いてるぞ!くはははは!」


トドロイの案内してくれた大きな白木のある場所を後にした俺達は、街中には戻らず、そのまま街の外周を歩いていた。


「こんな所に何かあるのか?」


「おう!あるぞ!」


ズンズン進んでいくカナサイス。白木の森を横目に進んでいくと、白木が突然ブツリと切れた場所がある。


「おう!来たぞ!」


「カナサイス様?!」


白木が生えていない半円形のスペースに居たのは俺達がこのデュロキに入る際、怪しいと止めた白いドラゴンだ。


「ショルーテ様も?!」


同じ光のドラゴンならショルーテは上司みたいなものだろう。顔が青ざめていく。怪しいと言って止めた人物がショルーテやカナサイス、トドロイとアライサルという面子と仲良く歩いているのだ。しかも、昨日龍王からのお墨付きまで貰って。

即刻立ち去りたいだろう。

その白いドラゴンの他にも何人かのドラゴンがそのスペースに立っている。


「ここここここの前はももももも申し訳ありませんでした!!」


「いや別に」

「私達の友であるマコトさん達に無礼を働いたそうですね?」


「っ?!!」


「え、気にして」

「俺が殴ったとは言え、やはりしっかりとケジメは付けるべきだろうな。なっ!?」


なんか俺の言葉が掻き消されているのだが…わざとに違いない。白いドラゴンの顔は既に青白いを通り越して土色になってきている。プレッシャーで死ぬぞ?


「どうかお許しを!!」


「俺達は気に」

「え?!なに?!ふんふん。なるほど!マコト達は一本合わせてくれたら許すってさ!」


「アライサル?!」


ニカッと笑うアライサル。こいつらが名前持ちのドラゴンという事を忘れていた。


「そんな!私如きが!」


「なんだ?ドラゴンともあろう者が立ち合いもせずに逃げるのか?」


「カナサイス様?!」


「どうやら俺の拳が欲しいらしいな。」


「ややややります!」


「そうかそうか!くはははは!」


強引にも程があるだろう…


「やるしかない。」


「キュキュー!」


凛の肩からトドロイの頭の上に場所を変えるキューちゃん。どうやらやらなければならないらしい。

カナサイスに案内を任せるべきではなかった。後悔先に立たずだ。だが、決まったならやるしかない。


「始め!」


「うおぉぉぉ!!」


カナサイスの合図で白いドラゴンが走ってくる。流石にドラゴンの姿で暴れたりはしないらしい。


「こういうのは好みだぜ!」


健が鞘から抜いていない刀を手に向かっていく。


ガンッ!


白いドラゴンの一撃を避けて肩に攻撃を当てる健。


「おいおい。そんな簡単に一撃貰うとは、やはり俺の拳が欲しいのか?」


「もう一本お願いします!!」


「来い!」


「はぁぁぁ!!」


結局、白いドラゴンだけでなく、周りのドラゴンも巻き込んで闘技大会の様な物になってしまう。


「そこだっ!」


「あー!違う!右だ右!!」


「くはははは!良いぞぉ!」


「なんて強さだ…人種とは思えん…」


「あの剣士なんか魔力が無いってのに…」


「最強種の恐ろしさを見せてやれ!」


想像以上に白熱する闘技大会。カナサイスは手を叩いて喜んでいる。


「はぁ……はぁ……くっ…参りました……」


「勝負あり!」


「だーっ!くそっ!一人も勝てないなんて!」


「くはははは!どうだ?マコト達は強いだろ?!」


「悔しいですが……名前を持った方々以外に手も足も出ないとは思っていませんでした。」


「これで龍王様が何故俺達と同格に扱うと言ったか理解出来たか?!」


「はい。」


「くはははは!よしよし!」


「カナサイス……このために……」


「よーし!負けてばかりじゃいかんからな!次は俺とやれ!」


「お前それが目的だったな?!感動を返せ!」


「くはははは!行くぞー!」


ドガーン!!


「ぬぉぉ?!」


「私も。」


「良いですね。たまには暴れなくてはいけませんね。」


「マコト!行くぞ!」


「これだからドラゴンはー!」


ドゴーン!


「ぎゃぁぁ!!」


「周り巻き込んでるぞ?!」


「巻き込まれた奴が悪い!くはははは!」


ガガガッ!


「ぐあーーー!」


暴れまくる名前持ちドラゴン四人に追いかけ回されると言う悲劇に見舞われたが、なんとか生き延びた。


「どうするんだよこれ。」


「くはははは!」


「少し力を入れすぎましたね。」


「少しってレベルじゃねぇ!」


地面が抉れ、俺達以外は全員地面に倒れ気絶している。死屍累々。死んでないけど。


「ま!良いじゃねぇか!なっ!くはははは!」


「こいつらも大変だな…」


「リン。ご飯ください。」


「確かに腹減ったな!」


「こいつら自由過ぎて手に負えん…」


「くはははは!」


「だが、運動して腹が減ったのは同感だ。凛。頼めるか?そこに倒れている奴らにも。」


「はい。お任せ下さい。」


「いつまで寝てんだ!!」


ドゴーン!


「くほぉっ?!」


「死体に鞭打ってやがる…いかん…キーカの事を思い出した…」


「どんな思い出し方だよ。いつも吹かしてる煙管で思い出してやれよ。」


「いや、煙管よりあの悪魔の笑顔の方が鮮明に…って思い出させるな!」


「キーカ?」


「健の師匠だ。龍人種なんだが…そう言えば、龍人種とドラゴンって何か関係性があるのか?」


「当然あるぞ。昔、人とドラゴンの間に出来た子の末裔だ。」


「そうだったのか。」


「人とドラゴンの間に生まれた子は一人だけだから間違いないぞ。ただ、既に我々ドラゴンとは一切交流は無いがな。ずっと昔の話だ。父もまだ生まれていない程昔の話だ。」


「そうなのか。フロストドラゴンがあの場所に居たのは何かを感じたからかもしれないな。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る