第71話 砂漠地帯
サンドワームを倒し、落ち着くとやはり寒い。
交代で見張りをする事にしてさっさとテントに潜り込む。
「ふぁー…あったけー……あったけー?」
「お布団を温めておきました。」
「猿。やるな。って違ーう!なんでここに居るんだ?!」
「寒いからです。」
「そうですね。」
「うん。」
「リーシャとシャルまで居るのか?!逆にこの狭いテントによく入れたな?!」
「さ。どうぞ。」
「寝れるか!!他のテントに行く!」
「させません!」
「なっ?!おい?!」
「ふふふ。これで真琴様は我が手に…」
「猿め!謀りおったな?!
って違うっての!こんな事に魔法使うな!」
「さ。寝ますよ。」
「寝れるかー!」
「寝るんです。寒い時はこれが一番ですから。風邪をひいたらどうするつもりですか?」
「ぐっ…何故いつもこういう時だけ信じられない力を発揮するんだ?!ピクリとも動かない!」
「静かにしていないとまたサンドワームが来てしまいますよ。」
「ダメだ…抜け出せる気が全くしない…」
抵抗する術もなく、俺は温かさに埋められていく。疲れていたからか、そのまま眠りに落ちてしまった。
「はっ?!寝てしまった!」
目を覚ますと俺の上にプリネラがいつもの如く乗っている。最近はこのイベントも鳴りを潜めていたのだが…
寝息を立てるプリネラを起こさないようにゆっくりと横に寝かせる。凛とシャルはまだ寝ている様子だ。余程疲れていたのだろう。
日はまだ出ていない様子だし、暫くそっとしておこう。
「んー!やっと開放されたー!」
「おはようございます。」
「見張りご苦労さま。リーシャ。あれ?健は?」
「ここにいるぞー…」
「ど、どうした?足元あったまーる君二号にくっ付いて…」
「真琴様は良いよなー。それはそれは温かい事だろうよー。良いさ。俺はこの足元あったまーる君二号という親友が居るからな!」
「いじけるなよ…」
「ふん!」
「交代してからずっとこの調子でして…」
「リーシャが可哀想だろ?」
「知るかっ!俺の友達はあったまーる君だけだぃ!」
それから日が出るまで健の御機嫌は斜めだった。
「それにしても暑いな…夜に歩くのは無理なのか?」
「暑さを取るか寒さを取るかだな。砂漠は昼間暑いから、モンスターも夜行性が多い。道中戦いながら歩くのは厳しいから昼間歩いているんだ。」
「なるほど…夜より昼の方がマシって話か…」
「どうしてもって言うなら夜でも良いぞ?」
「この暑さで寝れる気はしねぇ…このままで良い…」
「倒れる前にしっかり水分取れよ。あと塩分。」
「ふぇーい…」
ゾンビの様に歩く健。凛達が苦手な場所の次は健が苦手な場所という事だ。
昼間の砂漠にはモンスターが少ないとは言え、居ないという事ではない。例えば蛇型のモンスターや蟻地獄の様なモンスターは普通に居る。ただ、積極的に攻撃を仕掛けてくるモンスターは少なく、戦闘は夜に比べるとかなり少ない。
昨夜は俺が寝ている間に何度かモンスターとの戦闘があったらしい。見晴らしが良いお陰でかなり遠い位置から発見出来た事と、それ程強いモンスターでは無かった為、寝ている人を起こさないように少し離れた所で戦闘してくれていたとの事だ。
「砂漠ってのは砂以外ほとんど何もねぇなぁ…」
「それを砂漠と呼ぶのですから当たり前です。」
「でもオアシスとかあるんだろ?」
「地下水だったり、川とか雪解け水が流れ込んで出来たりするらしいけどな。そういう特殊な条件が満たされる場所じゃないと出来ないぞ。この辺りにそんな条件を満たした場所があるかは…運だな。」
「砂漠の中に緑地があるなんて…ちょっと見てみたい。」
「これだけ一面の砂なんだ。あれば直ぐに分かるよ。」
「探しながら歩いてみる。」
「そうだな。あれば俺達も有難い。それとなく気にしながら歩いてみるか。でもあまり期待するなよ?珍しいものだからな。」
「分かってる。」
それから数日間、熱砂の砂漠をひたすら南へと向かって歩いて行く。暑い、寒いという温度差の激しいこの場所では、昼でも夜でも俺達の体力を奪い続ける。何より、前方がよく見えるせいで、まだまだこの地帯が続いている事を嫌でも理解させられる為、精神的にも厳しいものがある。
気持ちがダレてくると、注意力が散漫になるし、良いことは無い。休憩の数を増やしつつ南下を続けていると、もう一つの砂漠名物に出会う事になる。
「おい…あれって砂嵐だよな?」
「…だな。」
前方から数百メートルは高さが有るであろう砂の壁が近付いてくる。砂嵐。砂塵嵐とも呼ばれる現象で、風が砂を巻き上げて移動する現象のことだ。逃げ場も隠れる場所も無い。
「突っ切るしかねぇか…」
「あのサイズになると逃げても無駄だろうしな。」
目の前全体に広がる濃い砂の壁は彼方まで続いている。砂嵐に入ったからと言って吹き飛ばされたり、砂に埋まる…なんて事は起きない。全身に砂が付着したり、準備をしなければ砂が口や目に入ってくるくらいのもの。突き進む事くらいは出来る。
「肌を出さないようにして、皆こいつを着けて行くぞ。」
「ゴーグルですか?」
「川で遊んだ時に作ったやつだ。目に砂が入ると痛いからな。これがあれば目を開けていられるだろ?」
「分かりました。」
全員布を頭から被り、目だけを出し、肌が出ないように準備が整うと、直ぐに砂嵐がやってくる。
「前が見えねぇな!?」
「砂が濃い!はぐれないように気を付けろ!」
「分かりました!」
数メートル先が砂に覆われて見えない程に濃い砂嵐。太陽の光さえ届かず、夜のように暗くなる。
全身を布で覆い尽くしても、どこかにある隙間から細かい砂が入ってくる。さっきまで熱砂の上を歩いていた為、全身に滲んだ汗に砂が混じり、歩く度にザラザラとした感触がして気持ち悪い。
「どれだけこの砂嵐が続くんだ?!」
「分からん!規模によるからな!逆行して進めばその分早く抜けられるはずだ!」
はぐれたりしないように紐で全員の体を固定して一列で進んでいく。暫く進んだ頃…
「おい?!何か聞こえなかったか?!」
「風の音で何も聞こえない!敵か?!」
「………敵だ!!」
「こんな視界が悪いタイミングでか!」
「しかも普通の敵じゃねぇ!」
「グロロロロ…」
砂嵐の中、何かの唸り声が聞こえてくる。
暗く視界の悪い砂の中、赤い二つの目がギラリと光る。
砂の中から黒い影が現れ、綺麗に生え揃った歯が目の前を通っていく。耳元でバクンッと口を閉じた音がする。背筋が凍るというのはまさにこの事。背筋を冷たいものが流れていくのを感じる。後数センチズレていたら顔の半分は無くなっていた。
そのまま通り過ぎて行った影は、10mはある天災級ドラゴン。
全身をザラザラとした砂色の鱗で多い尽くし、太く捻れた二本の角。
この砂漠のドラゴン、仮にサンドドラゴンとする。マッドドラゴンやウッドドラゴンが相撲取りだとしたら、サンドドラゴンは空手家の様に見える。
この砂漠で、相手を捕食する事にのみ特化した姿とも言えるだろう。サンドワームなど足元にも及ばない程の力強さを感じさせる姿。
そのサンドドラゴンはまた砂嵐の中へと飛んでいく。この砂嵐は、奴の狩場という事らしい。この砂嵐全てが狩場なのだとしたら、逃げ場などそもそも無かったという事になる。
「視界を確保するぞ!」
「頼む!」
風魔法で砂嵐の無い空間を作り出す。といっても、サンドドラゴンの魔法範囲内。直径10m程度が関の山だ。
「これ以上は無理だ!」
「こんだけ見えりゃ十分!来るぞ!」
砂嵐の中から影が猛スピードで突撃してくる。
「シャル!」
「任せて。」
久しぶりに使う赤雷の大槌が突撃して来たサンドドラゴンの胸元に直撃する。
バチバチッ!
激しい雷光が走る。
「逃げろ!」
健の声に反応して体を後ろへと飛ばすシャル。だが、サンドドラゴンの羽が腹部を掠め、吹き飛ばされたシャルが俺の方へと飛んでくる。
「シャル!」
風魔法を使って威力を殺して受け止める。
「ゴホッ!」
腕の中のシャルが咳き込むと、口から血が伝っていく。
「大丈夫…」
それも直ぐに治るが、掠っただけでこの威力。しかも、シャルの赤雷の大槌が一切効いていない。
「魔法防御力が高い。それに、あの鱗凄く硬いよ。」
俺の腕から離れたシャルは既に完治している。
「あの突撃をなんとか止めないとな…」
「止めるって言ったって…どうやって止める気だ?」
「考えている所だ。」
「私達で止められるならそれに越したことはない。」
「それもそうだな。」
またしてもサンドドラゴンの突撃がやってくる。
「オラァ!」
次は健がカウンターで攻撃を放つ。
ガキンッ!
まるで金属に刀を打ち付けた様な音が響く。
「硬っ!」
ドラゴンの鱗には傷一つ無い。恐ろしく硬い鱗らしい。
サンドドラゴンの突進はまだ避けられているが、いつこの中の誰かが直撃してもおかしくない。早く何か手を打たなければ…
「また来るぞ!」
サンドドラゴンの突進がまたしてもやってくる。
「待てよ…止めようとするから難しいのか…」
高速で飛翔する物体をただ止めようとすればそれだけの力が必要になる。当然の事だ。だが、進行方向を変えるだけならそれ程難しいことではないはず。
「シャル!下からじゃダメだ!上から押しつぶせ!」
「上から…健!」
「よし来い!」
シャルが健の元に走り寄る。健が刀の鞘を差し出すと、シャルがその上に乗る。
「いけぇぇぇ!」
健が鞘を振り抜くと、シャルが高く飛び上がる。
振り抜いた姿勢の健の元へ、砂嵐から飛び出してきたサンドドラゴンが大口を開いて飛んでくる。
「やべぇ!」
健の前にクリスタルシールド張って防御を試みるが、必要無かったらしい。
「えい。」
掛け声とは全く似つかない剛力でサンドドラゴンの頭を上から打ち付けるシャル。止まりこそしないが、軌道が下へとズレる。
俺達の様な小さな人型を食おうとしていたのだ、地面スレスレで飛んでいた為、僅かな軌道変更でもサンドドラゴンの頭は地面へと突き刺さる。
ドゴコゴゴゴッ!
「あっぶねぇ…」
砂山に列車でも突っ込んだかのように砂を掻き分けてサンドドラゴンが墜落する。健もなんとか避けられたらしい。
シャルが着地すると、やった!と言わんばかりに大きな胸を張る。
「グハハハ!やるじゃねぇか。チビ共のくせに。」
「でしょ。」
墜落したサンドドラゴンは頭を上げると口角を上げて笑ってみせる。止めたは止めたが、ダメージが入ったわけではないらしい。
「ここまで来たってことはあの森のドラゴンは負けたのか。」
「強かったけどな。」
「当たり前だ。俺達をなんだと思ってやがる。」
グロロロロと唸り声を出して威嚇してくるサンドドラゴン。
「愚かな回答だったな。謝罪するよ。」
「分かりゃ良いんだ。」
「それで?当然お前も俺達を食う気…なんだろ?」
「当然だろ。ここは砂漠のど真ん中。食える物はなんでも食うぜ。」
「……」
「………」
ズガンッ!
太くゴツゴツしたサンドドラゴンの尻尾が振り落とされる。それを回避した健が尻尾の付け根に斬り掛かる。
「なんだっ?!」
斬り掛かろうとした健の前に砂で出来た壁が地面から突き出してきて、刃を受け止める。
龍雲牙を発動させていた健の刃を危険と判断して、即座に回避を選んだ生存能力に驚かされる。健の刃は砂を切り分けたが、視界を閉ざされた事で目標を見失いその隙にサンドドラゴンは尻尾を引っ込めたのだ。
「その攻撃は危険だな。」
「ちっ。見られる前に尻尾くらい切り取っておきたかったんだがな、」
「グハハハ!強いな。そこの紫色の女は吸血鬼か。」
「うん。」
「いや。そこらの吸血鬼とは違うな?」
「私が始まり。」
「ほう。吸血鬼の始祖か。それであの回復力という事だな。この調子だと後ろの奴らも同等に強いという事だな。」
「簡単には食えねぇぞ。」
「こちらが食われる可能性すらある。悪いが手加減は出来ねぇぞ。」
「そいつは残念だ。」
サンドドラゴンが少しだけ頭を下げると、体の周りの砂が持ち上がる。それを見ると、羽を広げながら回転する。羽に当たった砂が高速で周囲に飛び散る。まるで弾丸の様に飛んでくる砂。クリスタルシールドを展開すると、その表面に当たり削っていく。
確かこんな技術が地球にもあった。サンドブラストだったか…?
「そらそら行くぞ!」
「そう何度も自由に打たせるかよ!」
「グハハハ!やはり来るか!」
「こっちにもいる。」
「ぬん!」
両翼を広げ、シャルと健の攻撃を羽で受け止める。しっかりと当たる前に砂の防御を使って勢いを殺している。
「くそっ!そこらの冒険者より賢い戦い方しやがって!」
「弱小な存在と同じにするな!」
恐らく…このサンドドラゴン。モンスターとの戦闘以外にも、冒険者等の者達と何度か戦った事があるのだろう。冒険者のテンプレートと言われる様な陣形や攻撃方法を熟知しており、その弱点を的確に突いてくる。例えば俺達の様な攻撃特化型のパーティーは、耐えるという役割が居ない分、後衛を重点的に狙われたりすると脆い部分がある。当然それは自分達が一番分かっている為、健もシャルもそれをさせない動きをしてくれているのだが、相手が二人の攻撃を意に介さない場合は、意味を成さない。
「グハハハ!まだまだ行くぞ!」
二人の攻撃を受けながらも、後衛への攻撃を繰り返すサンドドラゴン。モンスターが俺達の戦い方と対処を知っているだけでここまで戦いにくくなる事を初めて知った。
しかしながら、俺達は攻撃特化型ではあるが、普通の攻撃特化型のパーティーとは違う。超攻撃特化型だ。時と場合によっては後衛陣も動かなければならないこのパーティーに、動けない者など存在しない。故に健達はそこまで躍起になって俺達後衛を守らないのだ。
「動くぞ!」
「はい!!」
「なにっ?!」
後衛陣は自分にも身体強化を掛けて走り出す。健達程では無いが、攻撃を避ける程度は簡単に出来る。
「悪いが、俺達後衛は既にその弱点を克服している。」
「…グハハハハハ!このパーティー。後衛とは名ばかり……全員前衛か!」
俺はクリスタルランス、そして凛はアイスソードを
手に前へ出る。一年の鍛錬の時、特に俺、凛、リーシャはこの弱点について克服が必要だと強く思っていた。別に何も言っていないが、近接戦闘を各自特訓していたのだ。お陰でこんな突飛な陣形が可能となった。ここまで偏った陣形だと、使い所がかなり難しいが、攻撃力は他の陣形の比ではない。
「今度はこっちの番だぜ!」
「来い!!」
俺達の攻撃を一身に受止めるサンドドラゴン。斬られ、刺され、穿たれる。最初は傷一つ付くことは無かった鱗も、度重なる攻撃に傷付き、貫かれ、そして割れる。
「グハハハハハハ!やるじゃねぇか!」
全身から血を流し、窮地に立たされているはずのサンドドラゴンは、それでも笑う。
「俺もそろそろ行くぜぇ。俺のブレスは、ちと痛いぞ。」
今まで天災級ドラゴンが使ってきたブレスよりずっと濃密な魔力が口元に集まっていく。濃い魔力に慣れていない人ならばこれだけで魔力酔いする程の濃密な魔力。これ程濃密な魔力が、拳大の大きさへと収束しているのだ。放たれる前から、それが放たれた時どうなるか想像に難くない。
「うっそだろー……」
「回避しろ!!」
ボウッ!!
まるで光線の様なブレスが放たれ、地面に一本の線が出来上がる。濃密な魔力が当たった事で、砂が溶け、赤く光っているのだ。その色はどんどんと白へと近付いていく。信じられない速度で温度が上昇し続けているのだ。
砂でも水でも、気化すれば膨張する。それがこれ程急激に広範囲に起きたとなれば結論は簡単に出る。
「爆発するぞ!」
全員が俺の元に駆け寄り、クリスタルシェルを発動する。
ドゴーーン!!
爆発音と共にクリスタルシェルの外は砂が飛び散り全く何も見えなくなる。雨でも降っている様な、砂がクリスタルシェルを叩く音が響き、目の前にあるクリスタルがどんどんと削れていく所が目で見て分かる。
「なんて威力だ…直撃したら蒸発するぞこれ…」
巻き上がった砂が落ち、風魔法を使っている範囲の視界が晴れていく。
「嘘だろ…」
そこに構えていたサンドドラゴンの口には、今し方撃ったあの濃密な魔力が再度溜まっている。まさかの連射。
「もう一発来る!」
「逃げろぉぉ!!」
クリスタルシェルを解いた瞬間に全員散り散りになって逃げる。
ゴウッ!
「くっ!!」
俺はブレスを避けられたが、誰かの苦しそうな声が聞こえた。だが、この次に来るのはあの大爆発。各自でなんとか出来る事を祈ってクリスタルシェルを発動する。
ドゴーーン!!
大爆発の後に砂が襲い来る。
飛び上がった砂がザーザーと音を立てながら落ちてくると、やっと視界が開ける。
「うぅ……」
「プリネラ!」
まず目に入ったのはプリネラ。左腕が完全に消し飛び、怪我口は黒く焦げている。砂の弾丸はなんとか避けたらしいが……
直ぐに中級回復薬を飲ませてやるが、少しの間は動けないだろう。
健はシャルに魔法で守って貰ったらしい。それにシャルは自分も盾にした様で傷は目立つが直ぐに治る程度。一応二人共無傷だ。
そして凛とリーシャ……プリネラに敢えて治癒魔法を使わなかった理由が二人の状態にあった。
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