第60話 バウス

死者の兵士達は体内にある魔力の糸で操られている。故に腕を斬り離されても、足を斬り離されても、そして、首を斬り離されても、魔力が繋ぎ直せる限りは肉体を繋ぎ直すことが出来てしまう。極論としては、腕を切り離した状態でも操作出来ることになる。流石にそこまでの魔力量を持った魔石は見た事がないし、あったとしても上手く使いこなせないだろうが…


「くっそ!なんて動きしやがる!」


「集中!」


「分かってる!」


ジャグリの勘の良さが光る戦い方も非常に厄介ではあったが、こっちの死者の兵士達もかなり厄介だ。ジャグリの様な卓越した剣術は持ち合わせていないが、それを補って余りある動きだ。


健は幾度も刃先が体を掠めて浴衣の様な服を所々赤く染めてしまっている。


「くそ痛ぇ!」


「我慢して今は見切る。」


「イラつくぜー……」


「直ぐにイラつくのは悪い癖。」


喋りながら戦闘している内はまだ余裕がある証拠だ。致命傷を避けて今は目を慣らしている所らしい。


「なんだ?どうした?」


突然、死者の兵士達三人の動きがピタリと止まる。


そろそろ目が慣れてきたというタイミング。何か仕掛けてくるのだろうか…?


ゴキッ…


「うげっ?!」


ゴキゴキッ!


「何してんだ?!」


三人は互いの腕や足、指先に至るまで、全てのを互いに。耳に残る嫌な音が何度も響く。


「気持ち悪いですね…」


満足したのか、一通り全身の骨を折ると、だらりと手足をぶら下げて健とシャルに近付いていく。全身の骨を折った事で、所々の骨が皮膚から突き出し、白い先端が見えている。


ブンッ!


「なっ?!」


健の腕を掠めた刃先。さっきまでの掠り方とは違い、偶然届かなかっただけで、間合いが近ければ健の腕が落とされていた。


「くそっ!」


直ぐに距離を取ったが、今のはかなり危なかった。


「そういう事かよ…」


骨が砕けた事によって体全体が曲がる様になった。それによって腕や足が鞭の様にしなり、剣速が突然上がったのだ。切っ先のスピードだけで言えば今までの戦ってきたどの相手より速いだろう。


「嫌な相手…」


「あぁ…」


健よりも剣速の速い相手を見た事が無い俺達にとってはかなり怖い相手だ。二人は相手をする気満々だが、今まで裏方に徹していたプリネラが突然二人の前に現れる。


「プリネラ?」


「私がやる。」


「急にどうした?」


「……」


プリネラの目は、死体の兵士達の一人を見ている。その兵士の腕には黒色と青色の糸で編まれた縄の様な物が巻き付けられている。


「今気付いた…私の知り合いが混ざってる。」


「……援護はするぞ。」


「ありがとう。兄様。」


プリネラの手に力が入る。自分の知り合いで無くとも、死体をこんな風に扱われれば腹も立つ。知り合いともなれば尚更だ。

しかし、プリネラは知っての通り本当に特定の人以外の他人には肩入れしない。恐らくだが、俺が殺せと言えば、今まで会った色々な人達のほとんどを彼女は殺すだろう。彼女にとって俺達以外の者は等しく興味の無いものなのだ。

そんな彼女がここまで言うのだから、少なくとも何か思いのある者だったのだろう。


ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー



「はぁ……」


薄汚れ、埃っぽい屋根裏。私の寝覚めはいつでもそんなに変わらない。目が覚めて、目の前を走っていくネズミの姿を眺め、溜息を吐く。

グラン様が向こうの世界へ渡ってから二年の月日が経った。その間、色々な場所に行っては仕事をこなしている。グラン様と出会ったジゼトルスを軸に動いてはいるけれど、常にジゼトルスに居るとブリトー家の奴らに気付かれる可能性もあるからそれは出来ない。

グラン様がこの世界を離れると言った時も納得したし、戻って来た時の為にこちらに誰かが残らなければならない事も理解している。私がここに居ることでさえグラン様の為と思えばなんの不満も無い。ただ…少しだけ寂しい。

そんな事をずっと言いながらダラダラしているなんて事は出来ないし、グラン様が帰ってきた時にガッカリする様な事はしていたくない。だからこうして毎日腕を磨く為に仕事をしている。

それでも、稀にどうしようもなく動けない日もある。そんな日は無理に仕事はしない。危険な仕事だし、気乗りしない状態で行けば死ぬ事だってある。グラン様が帰った時に死んでいました。では話にならない。

私は久しぶりに仕事を一日休む事に決めて誰の家か分からない家の屋根裏を出る。

今はジゼトルスから離れて、近郊の小さめの街に来ている。オイロという街で、ジゼトルスと比べると小さな街。小さいとはいえ、この辺りの村の人達にとっては重宝する場所でいつも人が居て賑わっている。

仕事を休んで何をしようかと屋根の上に座って考えていると、何やら下が騒がしい。


「やめてください!」


「ほー!活きがいいねぇ!嫌いじゃないぜぇー!」


どうやら赤髪の女性が、定番みたいな奴らに絡まれているらしい。興味も無いし、どうでも良いかと目を外す。もう一度今日の予定を考えようとしていると、下で動きがあったらしい。


「やめろ!何をしている!」


女性の目の前に庇うように入ってきた青髪青眼の男。中肉中背で腰に直剣を携えている。右腕には黒と青の糸で編まれた縄のような物を巻いている。歳は私より少し上…だろうか。兄様を見ているからか、強そうには見えない。多分その見定めは間違っていないと思う。私にも勝てないだろう。


「なんだぁ?!」


「正義の味方様が来た。ってかぁ?!」


「一人で五人を相手に出来ると思ってんのか?バカなのか?」


「うるさい!覚悟しろ!」


青髪の男は腰から鞘に入ったままの剣を外し、腰に付ける為の紐をグルグルと柄に巻き付ける。鞘から剣を抜くつもりは無いらしい。五人は当然抜き身の刃物を取り出している。五人を相手に大立ち回り出来る腕は無さそうだけど、そんな甘い考えで大丈夫だろうか?


「ぐあっ!」


「おらおら!どうした?!」


「くっ…負けん!負けんぞ!」


見ていなくても分かった事だけど、五人に良いようにやられてしまっている。勝てる見込みも無いのになんで出て来たのか…庇った女性は既に逃げた。


「うぉぉお!」


「うるせぇ!」


「ぐっ!」


腹を蹴られて倒れる青髪の男。五人の男達は倒れた所に追い討ちを掛けようとしている。


「死んどけや!」


その時なんで動いたのかは今でもよく分からない。仕事が無くて暇だったから。理不尽を押し付ける男達に腹が立ったから。理由はいくつも考えられるけれど、他の人なら見捨てていたのに、この時だけは違った。


「な、なんだ?どっから湧いてきたこのチビは?!」


「おじさん達。その辺で止めといたら?」


「あ?」


「五人で一人を倒した所で自慢にもならないでしょ。」


「あ?!雌ガキが何ほざいてやがるっ!」


「待て待て。よく見ればなかなかいい面してる。捕まえて売り捌く方が金になる。」


「……その一言は聞き流せない。」


「逃げるんだ!」


背後で倒れていた青髪の男が叫ぶ。


「私が逃げたら死ぬよ?」


「君が死ぬよりずっと良い!」


「……その一言も聞き流せない。」


「何言ってやがる!おい!捕まえろ!」


「へへへ…売り捌く前に味見させてもらうかねー。」


両手を前に出し、私に触れようとする男。


私の身も心も全てはグラン様が救ってくれたもの。この体は既に私の物では無い。髪の一本に至るまで、全てグラン様に捧げた。つまりこの身はグラン様の物。グラン様の物に許可無く触れようとするなんて、なんて愚かな奴だろうか。


「は?」


「何勝手に触れようとしてるの?」


「お、俺の…俺の手がぁ!」


両手が無くなり血を吹き出しながらその場で取り乱す男。地面に落ちた自分の手を拾い上げようとしている。


「なにが起きた?!」


「他人の物に勝手に触れようとして、あまつさえ売ろうとしたんだよ?要らないでしょ。そんな手は。」


「お前がやったのか?!」


「俺の手がぁーー!」


「うるさいなぁ…」


叫び続ける男の首を切り裂く。


「ゴポ……ゴポゴポ……」


血が喉に詰まり音を鳴らし、仰向けに倒れる手の無い男。


「こ、殺しやがった…」


「てめぇ!」


「何を怒ってるの?」


「なにっ?!」


「この人を殺そうとして、私を売ろうとした。だから私は阻止しようと殺した。どこかに間違いがあるの?」


「…こいつ…」


「別に話し合いたいわけじゃないよ。知らなかったとしても、グラン様の物に手を出そうとした時点で殺す事は決定しているから。」


「…ちっ。もういい。二人とも殺すぞ。」


「当然だろ。一人殺されてんだ。」


四人の男達が私を取り囲む様にジリジリと動く。


「逃げろ!」


「うるさいなぁ…あんまりうるさいとお前も殺すよ。」


最初はなんとなく助けようと間に入ったけれど、今は既に目的が変わっている。青髪の男をどうしても救いたいなんて思っていないし、煩わしいなら殺してしまっても構わない。私の言葉に口を閉じたから放っておくけれど。


「殺れ!」


質の悪いナイフを持って飛び掛ってくる男達。殺した男には、触られると思って反射的に黒椿を抜いたけれど、こんな相手にグラン様から頂いた黒椿を汚すなんて耐え難い。


掌底しょうていで突き出されたナイフの持ち手を強く打つと、男の手からナイフが離れる。武器をしっかり握る事さえ出来ないとは…


「なんて粗悪なナイフなの。」


「くそっ!返しやがれ!」


「分かった。」


言われた通りに返してあげた。上手く取れなくて右目に刺さったけれど。


「う……あ………」


刃渡りはそれ程無かったけれど、脳まで貫くには十分な長さだったらしい。


「嘘…だろ……?」


簡単に死んでいく仲間を見てやっと自分達の立ち位置を理解したらしい。殺す側では無く、殺される側だと。


「や、やべぇよ…」


「逃げるぞ…」


「何言ってるの?」


「……」


「言ったでしょ?死ぬ事はもう決まった事なんだよ?」


「逃げろ!」


走り出した三人。死んだ男の右目に刺さったナイフを抜き取って先回りする。足も遅いのに逃げられると思っているなんて考えが甘すぎる。

粗悪なナイフでも首を掻き切るだけなら十分使える。


一人、二人と手前の男から死んでいく。残る一人は躓いたのか、走っていた勢いのまま地面を転がる。


「やめてくれ!助けてくれ!」


「…なんで?」


「もう関わらないから!頼むよ!」


「違うよ?」


「…へ?」


「関わるとか関わらないとか、そんな話じゃないよ。」


「……」


「別に理解なんてしなくていいよ。」


「ひっ?!」


「ま、待ってくれ!」


後ろから青髪の男が声を掛けてくる。


「これ以上殺す必要は無いだろ?!」


「??」


「彼も反省しているんだ。な?」


「反省してる!してるよ!」


「ほら!だから…」


私の持っていたナイフが、残った一人の脳天を貫き、根元まで刺さる。


「か……」


何か言葉を漏らしたけれど、言葉が続くより先に彼の人生は幕を閉じた。


「な、なんで……」


「なに?」


「なんで殺したんだ?!彼は反省していただろ?!」


「本当にそう思っているの?おめでたい人だね。」


「なんだって?!」


「本当に反省する様な奴なら、そもそもこんな事してないよ。」


「だが!」


「襲われた人が奴隷にされ、売られたとしても、その男が反省したと口にすれば許してあげるの?優しいね。絶望的なまでに。」


「っ?!」


「今までどんな生活をしてきたのかは知らないけれど、世の中はそんなに綺麗じゃないよ。」


「そんな事は無い!」


「何も知らない奴が何を言っても、誰にも響かないよ。」


「なにっ?!」


「私には関係の無い事だけどね。

それより、とっくの昔に女の人も逃げたんだから騒ぎになる前に逃げた方が良いよ。」


「このまま離れたら誰がこの状況を説明するんだ?!」


「……好きにしたら良い。でも、私の事は喋らないでね。誰かに話したらあなたもこうなるから。」


「……」


「じゃあね。」


「ま、待ってくれ!」


「なに?」


「俺はバウス-マイサイスタ。君の名前を…教えてくれないか?」


「嫌。」


「嫌って…」


「二度と会わないし知らなくて良い。じゃあね。」


「あっ!ちょっと!」


これが、私とバウスの出会いだった。


私の仕事は常に有るものでは無いし、一通り終えたら次の街へ、一通り終えたら次の街へと転々といて行く。オイロの街はそれ程大きくは無いし、仕事も多くは無く、二日程で街を後にした。


それから半年の月日が流れ、仕事を探しにオイロの街を再度訪れた時の事だった。いつもの様に仕事を紹介してくれる店に足を運ぼうとしていた夜。


「……」


「…あ……」


夜道の中でも、更に影で暗い場所を歩く私の前から、青髪の男が歩いてくる。その男は、私の顔を見るなり目を大きく開いて声を漏らす。

その時既にバウスの事など忘れていた私は、それを無視して通り過ぎようとする。


「待ってくれ!」


「??」


私に向けられた声に振り返り、男の顔を見る。


「俺だ!バウスだ!やっと見付けた!」


「…………誰?」


「なに?!忘れたのか?!」


「………………誰?」


「バウス-マイサイスタだ!半年前この街で悪漢あっかんから助けてくれただろ?!」


「半年前………あー…なんかそんな事があった様な……無かった様な?」


「あっただろ?!」


「なんでも良いけど……なに?探してたって事は何か用でもあったの?」


「あるさ!君と話をしたかったんだ!」


「……嫌。」


「またそれか……名前すら聞けていないんだ。せめて話くらいさせて貰えないかな?」


「何のために?」


「話をするのに理由が必要かな?」


「私は別に話す事は無いから。」


「そ、そうか……」


「じゃあね。」


「ちょっと待ってくれ!」


「はぁ……なに?」


「君はこの街に仕事を探しに来ているのか?」


「そうだよ。」


「なら俺と話をしてくれたら金貨一枚!どうかな?」


「話をしただけで金貨一枚?馬鹿なの?」


「なんとでも言ってくれて構わない!」


「………」


「頼むよ!」


「……分かった。少しだけなら。」


「本当か?!」


「うん。少しだけね。」


「やった!」


小躍りしそうな喜び様を見せる。変な人。


「こんな所じゃ落ち着いて話も出来ない…近くに良い店があるからそこに行こう!」


少しだけ話をして金貨一枚なら良いかと着いていくことにする。案内された店は小さな店で、客入りもまばら。落ち着いて話をするには静か過ぎず、騒がし過ぎずの店。良く来るのか、迷わず奥にある席へと進み、腰を落ち着ける。


「何か食べる?」


「一番高いの。」


「ははは。遠慮が無くて良いね。」


店員に何やら色々と頼んで少し待つと、見た事の無い料理が運ばれてくる。良い匂いが鼻をくすぐる。遠慮する必要は無い。手当り次第に料理を食べていく。


「どうかな?ここの料理、俺の好きな味なんだ。」


「ふーん。姉様の料理の方が百倍美味しいかな。」


「姉様…?お姉さんがいるのかい?」


「うーん……まぁ似たようなもの。」


「俺は一人っ子だから、兄弟姉妹は少し羨ましい気がするなぁ。」


食事を摂りながら、特に内容の無い話が続く。話がしたいと言うから来たのに、こんな話でよかったのだろうか。暫く話をしているけれど、満足そうにしているだけで、特別な事は聞かれたりしない。これで金貨一枚は少し気がとがめる気もするけれど…


「最後に…名前を教えてくれないかな?」


「……プリネラ。私の名前はプリネラ。」


「プリネラ……確か…山岳部に咲くという白い花の名前だったよね?」


「よく知ってるね。知らない人の方が多いのに。」


「昔誰かにそんな話を聞いた覚えがあってね。君に良く似合っている名前だね。」


「…ありがとう。」


グラン様に付けて頂いた名前を褒められる事が、凄く嬉しいと、この時初めて気が付いた。

その日はそれだけで本当に金貨一枚を稼いでしまった。その日は仕事を探す気にもなれず、そのまま眠る事にした。そして、その日からバウスがほとんど毎日の様に私を路地で待つようになった。

話をしてくれれば金貨一枚。その条件でいつも路地で待っている。私もそれなりに稼いでいるけれど、毎日金貨一枚を人に渡していたら直ぐに破産してしまう。バウスは身なりも他の人達と比べると良いし、恐らくは貴族の子だろう。だからと言って散財の仕方が豪快過ぎる。


金貨を五枚程貰った所で話に出してみる事にした。


「こんなに金貨をポンポン人に渡して大丈夫なの?」


「大丈夫…では無いけど、君と話す為なら惜しくはないかな。」


「そこまでする程有益な話なんてしてないよ?」


「俺にとっては有益な話なんだよ。心配してくれているのかい?」


「全然。」


「はは。そうだろうね。」


「……」


「プリネラは凄く強いけど、誰かに師事しているのかい?」


「兄様。姉様。そしてグラン様に教えて頂いた。」


「そのグラン様…という方はプリネラの主人かな?」


「うん。私の全てを捧げた人。」


「……ジゼトルスで一時期話題になった、盗賊の名前も」

「もう一度。盗賊なんて言葉をグラン様に対して使ったら殺す。」


私の黒椿がバウスの喉に当てられ、僅かに切れた皮膚から血が滴る。


「す、すまない。そんなつもりは無いんだ。」


「……」


黒椿を鞘にしまうと喉元に手を当ててホッとしているバウスの顔に目をやる。


「プリネラの主人を侮辱する気は一切無いよ。それは誓う。」


「当然のこと。」


「ただ、プリネラがそこまで信じる人の事を知りたくてね。あ、他意たいは無いよ。本当に知りたいだけだ。」


「どんな人かと聞かれても私には説明出来ない。」


「どういう事かな?」


「あの方の凄さを表現する言葉を私は持ち合わせていないから。」


「…凄いな…君にそこまで言わせる人がこの世に居るんだね。」


本当に驚いた顔をするバウス。そんな事を聞いて一体何がしたいのだろうか?

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