第59話 死者の兵士達

「でも、今回はマコトの手を借りる必要すら無い。」


「お前達に俺が殺せると?さっきの攻防で実力差が分からぬ程馬鹿ではあるまい。」


詰まらないハッタリだ。俺に悪魔から気を逸らさせる事が目的だろう。


いや……


待てよ……


俺は何か大事な事を忘れている気がする。


なんだ?なにを忘れている…?


一…二…三…四…五……


一人…足りない?


ザシュッ!


耳元で鳴る肉が裂ける音。


視界がグラリと揺れ、おかしな方向へと動いていく。ドサッと音がすると、金色の鎧を着たドワーフの体が見える。首から上が無い体が。

ユラユラと揺れて地面に倒れたその体の奥に見えたのは黒い服を着た人種の女。赤と黒の刃を手に持っている。


戦闘中、最初の一度だけ攻撃を仕掛けてきたあいつだ。それ以降一切戦闘に参加していなかったせいで頭から抜け落ちていた…

今の今までずっと、俺の首を刈り取る為だけに気配を消し続け、じっと首筋を狙っていたのだ。

敵ながら賞賛に値する強さだ。ここまでしても尚届かぬ敵。


シャーロットが近付いてきた。


俺の命の終わりを告げに。


ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー



グシャッ……


シャルの足がジャグリの頭を潰す。


「やっとか…」


「ここまで手こずるとはな…」


「やっぱり軍事担当は強かった。」


ジャグリが死に、灰となった事で、周りにいた死者の兵士達は動きを止めた。同じ様に吸血鬼の兵士達と、村人も動きを止める。


死者の兵士達を無力化出来たのは、パラちゃんのお陰だった。


魔石は形状を変えると消失する。


その事実を知らなければここまで上手くいかなかっただろう。パラちゃんに感謝だ。


ジャグリは想像以上の強敵だった。何度もヒヤッとする場面があった。こちらの攻撃は持ち前の戦闘センスで致命傷を避ける上、多少の傷は直ぐに回復する。最後の最後、プリネラが上手く気配を消してその首を刈り取ったが、それもシャルの血を飲んで変形したことによってジャグリの感覚が変化していなければ、また避けられていた可能性さえあった。

健や狙われていたリーシャは何度か奴の武器や魔法が体を掠めていた。腕や足に血が滲んでいる。下級回復薬で治せる程度だが、戦闘が続いていればこんなものでは済まなかっただろう。

周りにいる吸血鬼や村人の処理もかなり厄介だった。吸血鬼と村人の区別は簡単だったが、特に村人を無力化するのには骨が折れた。


ジャグリを殺した事によって沈黙していた集団に変化が起きる。吸血鬼は城の中へ、人種の村人達は散り散りになって逃げていく。いや、逃げていくと言うよりは撤退…だろうか。最初から定められていたと言わんばかりの迅速な行動。


「やけに素早い行動ですね。」


「ジャグリに戦闘訓練でもされてたのか?」


「村人達の動きを見る限り、訓練されている様には見えなかった。」


「吸血鬼と村人が別れてくれたのは有難いが…」


「まるで大戦中の国。」


「どういう事だ?」


「昔大戦があった時、国々の住民や兵士達はこんな動きをしていた。」


「なんでそんな動きを今の世界で…?」


「分からない。」


「……聞きに行くしか無いだろうな。」


「城の中に入るの?」


「アンザニは中だ。」


「国王が匿っている事は明らかです。行くとなれば…」


「ジャグリと兵士達を送り出した。それを許した時点で私達と話し合う気は無い。」


「吸血鬼の傀儡王という所でしょうか。」


「好き勝手にアンザニとジャグリがこの国を掻き回していたんだろうな。」


「…それが悪い事かは、正直分からないけどな…」


「真琴様…?」


「シャルやプリネラの事を度外視どがいしして考えると、この国は吸血鬼と人種が上手く共存出来ている…と思う。人種は自分の血を分け与える事で吸血鬼達の庇護ひごを得る。

形はどうあれ、ここの村人達にとって吸血鬼は無くてはならない存在だろう…」


「迷って…いるのですか?」


「…いや。迷ってはいないよ。子供達を苦しめていた黒い杭だって最上級吸血鬼全員が知っていてやっていた事だろうしな。」


「ここの住民にとっては私達は文字通り悪魔なのかもしれませんね。」


「全ての人に好かれるなんて無理な話。」


「…そうだよな。俺達は俺達の目的を貫こう。必ず子供達の仇は取る。」


吸血鬼と村人が消えた城の前に立つ死者の兵士達はピクリとも動かない。その間を抜けて城の前へと足を進める。

城門は固く閉ざされその前には逃げ遅れた吸血鬼達が溜まっている。


「入る前に門を閉められたのか。」


「開けてくれー!!」


閉められた扉を叩き、叫んでいる吸血鬼達。


「お、おい!来たぞ!」


「漆黒の悪魔…」


「やるしかねぇ…やるしかねぇ!」


取り残されたのは下級、中級の吸血鬼ばかり二十人程。鎧も武器も装備しているが、腰は引けている。


「うおぉぉぉ!!」


数人が武器を構えて走り出す。援護の魔法も飛んでは来るが、どれも低位の魔法ばかりだ。ジャグリとの戦闘でそれなりに消耗したとはいえ、この程度ならば直ぐに片付けられる。


「ぐあっ!!」


簡単に斬り伏せられる仲間を見て観念したのか、数人残った吸血鬼達は武器を地面に落として戦闘を放棄する。


「無理だ…ジャグリ様を殺した奴らに俺達が勝てるわけがない…」


「終わりだ……あれは悪魔なんて生易しいものじゃない…死そのものだ…」


「…嫌だ!死にたくない!嫌だぁ!」


一人が逃げ出すと、他も一斉に逃げ出す。


「残念だけど、私の目標は吸血鬼を全て殺す事。」


シャルが指先から放電し、リーシャが矢を放つ。散らばって逃げようとしていた吸血鬼達を的確に仕留める。中から見ているのか、見ていないのかは分からないが、仲間の死に一切の反応を見せない。


城門にはよく分からない金属製の素材が使われていて、健の様子を見ると物理的な破壊が難しいらしい。加えて何重にも魔法防御、物理防御の結界が張られ、その上から更に吸血鬼達による防御魔法を張っている。一つ一つは簡単に破れるものでも、これだけ重なると吹き飛ばすのは難しい。一つ一つ解くことは可能だが、城門の上から狙い撃ちされる未来しか見えない。

どうしたものかと考える必要性は無かった。彼らは俺達が、事を知らない。見付かっているのなら、見付かる心配は要らない。あの突撃してくれと言わんばかりに主張している大きなステンドグラスから突撃するとしよう。

高さは三階に相当する程度の高さにあるステンドグラス。普通ならば侵入するには高いし、登っている間は無防備になる為侵入経路としては考えにくい。そんな所に魔力を使う奴は誰もおらず、かなり防御が薄い。

グラビティコントロールを使い浮き上がると、ステンドグラスの外まで浮き上がる。その上に潜んでいた兵士達が数秒間を置いて攻撃を仕掛けてくる。扉を破ろうとするか、上に登ろうとするかと観察していたら縄も使わずに三階の高さまで上がってくるのだ。何が起きたか分からなかっただろう。

多少の攻撃如きで俺達を撃ち落とせるはずもなく、派手にステンドグラスからの登場となった。


バキィーーン!


ステンドグラスと、結界が破れる音が重なり、スカッとする音が付近に響き渡る。ステンドグラスの真下、扉の前には物理的なバリケードと数十人の吸血鬼部隊。入ってくるならば扉からだと待ち構えていたらしいが、まさに予想の上を行く侵入経路に全員が上を向く。


「うあっ?!」


砕けたステンドグラスが吸血鬼部隊に降り注ぎ、上に向いた顔を下へと向ける。


「ウラァ!!」


グラビティコントロールの範囲から飛び出した健がステンドグラスの破片と共に降り立ち、周囲の敵を一気に薙ぎ払う。

健の周囲の吸血鬼が灰と化し、円形に空いたスペースに降り立つ。周囲一帯は全て敵。どこを見ても敵となると、考える必要が無いからある意味楽なのかもしれない。


「て、敵だ!漆黒の悪魔が攻めてきたぞ!」


「さっさと殺せ!」


「全員で掛かれ!」


敵本陣のど真ん中。全員に食ってかかられるとどこに誰がいるのかさえ分からなくなる。ただ、どこにいたとしても、こんな所で下手を打つ様な仲間ではない。俺は俺の身を守るとしよう。


城内に入ってすぐは大きな広間。そこにこんなに入るものなのかという数の吸血鬼。

至る所で魔法の光が明滅し、360度絶え間なく続く攻撃の嵐。


「殺れ!」


俺の周りに居た兵士達が槍や剣を突き出してくる。


「ぐあっ!!」

「うがっ?!」


風魔法、風刻円ふうこくえん。第七位の魔法だ。俺を中心としてウィンドカッターが竜巻の様に回り続け、近付くものは全身をバラバラに刻まれ灰となる。当然魔法も切り刻む。攻守を併せ持った魔法であり、この場にいる者達には破る事は出来ないだろう。


「なんだこの奴隷!」


「攻撃が当たら……ぐあっ!!」


「見えていますよ。」


これだけの人数を相手に立ち回ろうとすると、リーシャの様な弓を扱う者はかなり厳しい戦いを強いられる。それが普通の弓使いならば。

リーシャは矢を取り出すと羽根ではなく先端付近を持ち、押し寄せてくる敵の頭部の柔らかい場所、顎の下や目玉を確実に矢で貫いていく。突き攻撃しか出来ないナイフを使っている様な感覚だろう。

プリネラの様に消える事も、健の様に素早く動く事も、シャルの様に相手を吹き飛ばす事も出来ないが、リーシャには死角が一切無い。真後ろからの攻撃を容易くヒラリと躱し、矢を突き立てる。

離れた所からの攻撃には弓を使い矢を射る。

突出した攻撃力は無いが、もしかしたら彼女に攻撃を当てることはこの中の誰に攻撃を当てることよりも難しいかもしれない。


「おい。あの女、さっきから弱い魔法しか使ってねぇ。狙い目なんじゃないか?」


「俺達で殺っちまお………」


「ん?どうし……」


「弱い魔法でも殺傷力はありますよ。」


凛は虚構魔法を使えるとはいえ、魔力量の少なさは致命的に思える。今までの多くの戦闘で彼女は足止めだったり、援護を中心として動く事も多かった。故に凛が敵を次々に薙ぎ倒していく姿というのは想像できないかもしれない。だが、実際は違う。

健やシャルの様な最前線で戦う者の援護というのは、思っているより数倍は難しい。常に全体を広く見る視野、相手の連携のかなめを見抜き、崩す一手を的確に打ち込まなくてはならない。それを涼しい顔をして出来てしまう彼女にとっては、混戦の中で効率よく敵を倒していく事など簡単なのだ。

援護しか出来ないからしているのではなく、他の者には務まらないからその位置に居る。それが凛だ。

例えばシャルが赤雷の大槌を振り抜いて敵を五人倒したとする。ド派手な爆発に敵は恐れるだろう、だが、本当に怖いのは、第一位の魔法で五人の敵を倒してしまう凛の攻撃である。派手さもなく、ともすれば見逃してしまうような些細な魔法。それが今この戦場の中では最も警戒すべき魔法なのだ。だが、それを警戒させない為の工夫すらしている凛。凛の魔法の怖さを知った時は、その者が死んだ時だろう。


「どんどん行くぜオラァ!」


「なんだこいつは?!」


「速すぎる!」


「がぁっ!」


「おいっ!こっちに来るな!」


「そんな事言ったって!」


「纏まって居ると一気に感電……ぐぁああ!」


凛やリーシャの戦い方が技巧派であるならば、こっちの二人は正統派だろう。確かに凛の魔法は脅威だが、健とシャルが脅威とならないという意味では無い。当然、今まで最前線で敵の攻撃を受けてきた二人にはそれだけの経験と強さが備わっている。最近になって戦闘が続いている為、二人の連携はかなりスムーズな物になっている。

健が斬り込み、敵を上手く纏める。そこにシャルの赤雷の大槌が降り一網打尽。逆にシャルが赤雷の大槌を振り下ろし、大きく開けた場所に健が入り込み次々に切り刻む。交互にそれを繰り返しているだけで、冗談ではなく一秒毎に敵の数が減っていく。

これを見ると俺達のパーティーに盾役が居ない理由がよく分かる。攻撃は最大の防御也。それを地で行くパーティーなのだ。

健に渡した魔道具の腕輪。そこから出現したファイヤーバードも良い仕事をしている様だ。

それ程高位の魔法でも無いし、威力もあまり無い。だが、ファイヤーバードの動きはかなり速い。単純に鬱陶しいのだ。実は、戦いの場で、このというのは極めて重要な攻撃方法の一つである。

自分が敵を倒そうと構えている所に赤く光る魔法の鳥が視界の隅に飛び回る。それだけでも鬱陶しいが、稀にその鳥が攻撃を仕掛けてくる。自分は回復するし死にはしない程度だが、当たれば熱いし隙もできる。先に撃ち落としたい、が、背中を見せれば斬られてしまう。そう考えている時点で既に意識は散漫としてしまっているのだ。

健やシャルの様な強者の前でその意識の散漫さは致命的なものになる。


俺の渡した魔道具を使ってくれているのは健だけでは無い。


「ぐっ?!なんだ?!」


「足元に何かいるぞ?!」


隣の奴がそう言ったなら思わず下を向いてしまうだろう。真後ろに迫る刃にも気が付かず。


「…あ……が……」


「なんだ?!どこだ?!」


作り出したストーンスネークに足元で爆発させ、下に注意を向けた後、背後から確実に仕留める。驚いて周りを見渡してもプリネラは既に違う場所へ移動している。そしてまた忘れた頃にやって来て一人、また一人と徐々に数を減らしていくのだ。

健やシャルの様な絶対的な攻撃力や、凛やリーシャの様な巧みな攻撃も怖いが、最も恐怖を感じるのは姿の見えない敵に背後から攻撃を受けた時だろう。

リーシャの様な特異な力を持っていない限り、人には必ず死角が存在する。この様な乱戦で、暴れ回る二人の強者が居ればその死角は更に増えるだろう。

すると、兵士達の間には死角の道が出来る。刻一刻と死角の道は姿を変え、時に途切れたり、逆に増えたりもする。その死角の道を音も無く走り抜け、駆け巡るプリネラの動きを把握出来る者はこの中にはいないらしい。誰がやったのかさえ分からないままに、隣の奴が死んでいくとなれば俺だって恐ろしいと感じる。


広間に居た兵士達の数が目に見えて減ってきた頃、奥へ続く扉が開く。


「おい!道を開けろ!」


「た、助かった!」


人集りの奥から三人の人影が歩いてくる。前に居た連中が左右に別れて行く。

その奥から出てきたのは、ヤトリフがいた森の中で見た継ぎ接ぎのモンスター。それを思い出させる様な継ぎ接ぎのだった。


腕や足、首などを縫い付けてある。各部位の持ち主はそれぞれ違う者だろう。救いがあるとしたならば、それらの部位は恐らく死体から集めた物だと言う事。青白い肌に腐りかけの傷口を見れば元が死体だったであろう事は分かる。殺してから繋げたという事も考えられるが、やったのは恐らくアンザニ。あの荷物から察するに死体を集めては継ぎ接ぎしていたのだろう。

シャルの言っていたアンザニの趣味というのはあながち間違いでは無かったらしい。

モンスターと違い、腕や足を切り落としたら死んでしまう人間。それを生きたまま継ぎ接ぐのは無理だと言う事は分かる。死体でなければ上手くいかないのだろう。そして死体であればこそ、死者の魂が使える。

操っているのはアンザニだろう。ジャグリの時とは違い、本人の姿は見えず、操る数が少ない分、より精密な行動をさせる事が出来る。戦闘のような精密な行動を。


大きさの違う腕の両方に別々の武器を持った三人。瞳は白濁し、あらぬ方向を向いている。彼らは言わば操り人形。その体の中に埋め込まれた魔道具が彼らを動かしているに過ぎない。だが、実際に目の前に立たれると人として意識せざるを得ない。


「あのオバサン本当に趣味でこんなもん作ってたのかよ。」


「外の兵士達と違ってしっかり魔道具に干渉出来ない様に細工がしてあるな。」


「直接魔道具をぶっ壊さないといけないって事か。」


「気を付けて下さい。外に居た兵士達とは違います。」


吸血鬼達の前に出てくる三人の死者兵士。先頭の一人が予備動作も無く走り出す。


「速い!」


「内蔵が無いから軽いんだろ!」


最初の一撃を避けた健。振り下ろされた武器は床を抉り取る。


「パワーも有り余ってるらしいな。」


「危ないっ!」


シャルが健を押し退ける。


ザクッ!


シャルの腕を貫通する直剣。シャルの顔に血が飛び散るが、痛そうな顔はしていない。

直ぐに距離を取ると腕の傷は消え、玉肌たまはだが戻ってくる。


「か、関節が…」


腕が本来曲がらない方向へ曲がっている。


「死者なんだから関節なんて関係ない。」


「そりゃそうだわな…すまん。油断した。」


「来る。」


グネグネと関節があらゆる方向に曲がり、奇妙なダンスにも見える動きを見せる死者の兵士。吸血鬼の様に傷が治る事は無いが、死者ならではの動きは十分に健とシャルを翻弄ほんろうしている。

援護しようにも仕方が分からない。どうしても対処的な援護となってしまっている。残る二人もこちらへと駆けて来て戦闘に混じる。三人がグネグネと攻撃を仕掛けてくると、どこから攻撃が来るのか全く予想出来ない。健とシャルがギリギリだとしても致命傷を受けずに避けられている方がおかしいのだ。

俺達は出来るかも分からない援護や、二人を巻き込むかもしれない魔法攻撃よりも、周りの吸血鬼達の対処を優先する。シャルと健に近付かせないようにするだけでも大きな援護になるはずだ。死者の兵士達は二人に任せよう。


自分達に出来ることをしっかりとやる。妖精達に教わった大切な事だ。健とシャルに出来る限りの身体強化を掛けて吸血鬼達を引き続き灰へと変えていく。

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