第三章 ジゼトルス攻防戦
第27話 反乱軍
「そうと決まればやる事は山積みだ。まずは何とかしてこの戦力差を埋める必要がある。」
「埋められるのか?」
「完全には無理だろうな。だが少数なら少数のやり方ってのがある。」
「どうするつもりだ?」
「まず、教会とジゼトルスの国軍との連携を上手く切る方法を考える事だな。国軍だけでも厄介なんだ。これ以上数が増えたら手に負えなくなる。」
「それなら良い案があるかもしれないわね。」
「フィルリア?」
「必ず上手く立ち回ってみせるわ。プリネラちゃんを貸してもらっても?」
「プリネラ。頼めるか?」
「任せて下さい!」
「教会と国軍を切り離せたとして…次に必要なのは街の要所をいかに抑えるか…だな。」
「どういう事だ?」
「既に国が徴兵しているとなると戦闘は起きると考えた方が良い。話し合いの場も持たれずに一気に潰しに来るはずだ。
相手の数がこちらより多いのは避けられない事実……ならば戦闘地を限定してやれば良い。」
「戦闘地を限定…か。なるほどな。取り囲まれる場所での戦闘は避けて狭い通路や屋内に誘い込むという事か。」
「常に同じ程度の数で戦闘になればまだ戦い方はある。だが、狭い場所なら良いというものでもない。
退路の確保、挟撃が可能かどうか。そういった事を踏まえて考えると街の中でもこちらに有利に働く場所は決まってくる。そこを
「なるほど!凄い!凄いぞ!流石はマコトだ!」
ここよりもずっと戦闘経験が豊富な世界に居たからな…悲しい知識だ…
だが今はフルで活用させて貰うとしよう。
「俺が考えたんじゃないが…今はそんな事より話を進めよう。
まず市街地戦においては基本的に受けの姿勢を取れる方が強い。」
「待ち伏せって事だな。」
「あぁ。建物で視線を切りやすいし隠れていてもバレにくい。待ち伏せて一気に叩き、撤退を繰り返す。これが基本的な戦い方だ。別に一度で全て倒せなくても構わない。とにかく数を減らす。もしくはこちらに入ってくる事を
ただ、撤退時や移動時に突然遭遇する事も多いはずだ。先に細かい作戦を立ててもそんな事が積み重なると作戦が全て崩れる。」
「そうなると作戦を立てる意味が無い…」
「無いとまでは言わないが、その通りに行く可能性は低いだろうな。」
「連絡を密に取れば解消する…というものでも無さそうだな。」
「突然戦闘が始まるとなると連絡はあまり意味が無いな。指示を出してもその通りに動けるわけじゃないし、大まかな報告で十分だろうな。」
「つまりはその場その場で判断して動けるリーダーが必要…という事か。」
「その通りだ。」
「一箇所に集まるより複数に別れて戦える様にと考えると…五、六人のリーダーを選出した方が良さそうだな。」
「健、シャル、凛、リーシャ、そしてシェアで五人は決定だな。」
「え?!そんな簡単に決めて良いのか?!」
「戦闘経験があってそれ以上の適任者がいるなら勿論変更してもらって構わないが?」
「……いないな。」
「あと一人はシェアが決めてくれ。」
「マコトはどうするんだ?」
「俺は神輿の仕事をするつもりさ。」
「??」
「部隊の編成は任せるぞ。次は……」
こうして俺達は近々来るであろう戦闘に備えて各自の役割を決めていった。
大々的に集まる事も出来ないので基本的にリーダーとなる人が集まり会議、そして決まった事を各部隊に共有していく。といった形で話は進んでいく。
俺達が到着した事によって反乱軍への参加を迷っていた人達も次々と集まり、総勢で言えば結構な数になってきた。と言っても五千程度のもので相手の数に比較してしまえば微々たる増加だが…
シェアが選んだもう一人のリーダーはギャレット-クインズ。赤髪短髪で赤い瞳の好青年。いつもシェアの右腕として動いている直剣使いだ。
実力はシェアの折り紙付き。性格も真っ直ぐで他の兵士達からの信頼も厚い。
ジゼトルスに入り秘密裏に動くこと一週間。もう直ぐ始まるであろう大きな波乱を予期して街中には緊張感が常に漂っている。
ジゼトルス王が居る王城には今まで見た事も無い数の兵士達が固く防御を固めている。
「さて。そろそろこちらの準備も整った。最後に一つ決めておかなければならない事がある。」
「まだ何かあるのか?」
「落とし所だ。」
「終戦の条件…か。」
「戦闘が始まって直ぐにジゼトルス国軍から無条件の降伏を迫られる。当然これは却下だ。すると国軍が一斉に動き出し、戦闘が開始される。
そこで俺達が上手く立ち回り、被害を抑えられないと分かれば少しずつあちら側が
ただ、何を目的として戦っているのか、望む物が何かを決めておかなければ落とし所が分からずズルズルと戦闘が長引いてしまう。それは互いに受け入れ難い状況だろ?」
「その通りだな。私達も同国民内での戦闘をしたくてしているわけでは無いからな。」
「となれば早めに終戦を迎える為にもまずは相手に条件を突き付ける必要がある。」
「飲んだと見せかけて…なんて事は無いのか?」
「国民全員の前で誓う事になる条件だ。下手に破れば今度こそ国民全てが敵に回ってしまう。流石にそれだけは国王もしないだろう。」
「……そうだな。マコト達の事件に関する事実の公表と、関わった者達の国政における地位
「教会の事は良いのか?」
「そもそも教会とは中立であるべきものだ。事実を公表した時点で国民からの猛反発が起きて関係性を保ってはいられないだろうからな。」
「なるほどな。王は良いのか?」
「今この国から王を取り上げてしまえば他国からの進行が怖い。そこまでしてしまうのは寧ろジゼトルスを壊す事に繋がりかねない。
反乱が起きた時点で国民の国政に対する不信感が
「……分かった。その三点を目的としよう。簡単に受け入れられる目標では無いし戦闘が激化する可能性が高い。皆気合い入れて行くぞ。」
最後の会議を終え、遂にその時が来る事となった。
ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー
よく晴れた日の朝。国王から王都ジゼトルスへの避難勧告が出される。
その理由は国軍による反乱軍一斉排除。
予想通り話し合いの場を用意する事も無くただただ暴力での抑圧。
反乱軍五千。国軍総勢十万。
ジゼトルスの反乱軍による内紛は圧倒的戦力差から始まった。
その頃、俺達は初めて大々的に全反乱軍を集めての顔合わせを行った。
「皆!よく集まってくれた!」
ザワザワとしている中、シェアが声を上げる。ざわめきはピタリと止み、皆がシェアに注目する。
「先程国軍が我々反乱軍の一斉排除を目的として動き出す事を発表した!遂にこの日が来たのだ!」
「やってやるぜ!」
「負けるかよ!」
「私はかつてジゼトルスに仕えていた騎士だった!しかし!今の国政に不信感を抱いたのだ!この事については既に皆にも伝えたはずだ!」
「ジゼトルス王を許すな!」
「そうだそうだ!」
「その被害者であり!かの有名な漆黒の悪魔として名を
「マコト様ー!」
「うぉー!」
漆黒の悪魔……ええい。今はそんな事よりやる事があるだろ。
「皆。よく集まってくれた。」
「当然ですよ!」
「我らの国だ!我らが守るべきだ!」
「これから目を覆いたくなる様な激的な戦闘が起こる。」
「望む所だ!」
「この中には国の為に死ぬ事を
「うぉー!」
「だが履き違えるな。」
「………」
「……」
「俺達は死ぬ為にここに居るわけじゃない。無様でも格好悪くても、必ず生きてここにまた集う事をここに誓ってくれ。
ここに居るもの達には家族がいる。待っている人が居るはずだ。その人達の為の戦いであり、その戦いで命を落とす事は恥ずべきものと知れ。」
「…………」
「待つ者がいないというのであれば、たった今この時からここに居る皆が待つ者だ。俺や隣にいる者。全員がだ。
死ぬな。生きて再会することをここに誓ってくれ。」
「……うぉー!」
「誓うぞ!俺は生きて帰ってくる!」
「死んでたまるか!」
士気が下がるかもと思ったが…本心を話しておきたかった。結果的に士気は寧ろ上がっから良かったが…
「真琴様らしいですね。」
「二度とやりたくないな…」
「ふふ。」
「さて、部隊を分けて早速配置に着こう。時間は無いぞ。」
「はい!」
人数が増えた事で多少の編成変更はあったものの
リーダー一人につき約200人の部隊が六つ。
残りの者達は反乱軍の本部である東門に集結する。
東門は元々シェアが担当していた地区であり、反乱軍に取り込めた兵士がほとんど。それを利用してここに本陣を置いた。
もう一つの理由は、ここならば最悪全員を東門から逃がす事が出来るからだ。
死んで欲しくない。それは本当の事だからこその選択だ。
部隊リーダーとなった健、凛、シャル、リーシャ、シェア、ギャレットの元に配属された200人が集まってくる。
前衛、中衛、後衛をある程度均等に割り振ったが、リーダーとなる人によって多少違いがある。
健の場合は前衛が多く、逆に凛の場合は後衛が多い。といった具合だ。
リーダーとの顔合わせも初めてとなる部隊員も何人かいるらしい。秘密裏に動いていた
「おい…あれってマコト様の右腕のケン様だよな?」
「前衛において無類の強さを誇るらしいぜ?」
「あの煙管格好いいなー。」
「おう!皆よろしくな!」
第一部隊。健の所は大丈夫そうだな。
「リン様…なんて美しい…」
「あっ!てめぇ!」
「なんだ?!やんのか?!」
「黙って下さい。」
「「は、はいぃ!」」
う、うん。第二部隊。凛の所も大丈夫だろう。
「嘘だろ…子供だぜ?」
「あれがリーダー?!マジかよ…」
「子供の姿が気に食わないならこれでどう?」
「お、大人になった?!」
「ちょ、超絶美女!?」
「黙って並ぶ。」
「はい!!」
第三部隊。シャルは…まぁ心配してなかったが大丈夫だろう。
「奴隷かよ…」
「しかもエルフ?ついてねぇ…」
キュン!
「………へ?」
「私に勝てると思うなら挑んでみますか?」
「………遠慮しておきます。」
「分かってくれましたか。良かったです。」
笑顔が怖いよ。第四部隊。リーシャ。
「我らが正義の為に!」
「うぉー!」
「我らが家族の為に!」
「うぉー!!」
第五、第六部隊。シェアとギャレットの所はなんか似たようなテンションだな。顔見知りの兵士達も多いし大丈夫だろう。
即席に近いがなんとか部隊として機能してくれそうだ。
後は野となれ山となれ。だな。
「じゃあ私とプリネラは行くわね。」
「あぁ。そっちの事は任せるよ。」
「えぇ。」
フィルリアとプリネラは教会方面へと裏道を使って走っていく。
「さてと。取り敢えずは準備完了だな。」
「あ、あのー…」
心配そうに俺の事を見上げるこの男はアタビ-トレイズ。黒髪、黒い瞳の男性で別に兵士でもなくただの農民だ。反乱軍には早くから参加していた。
「どうした?」
「緊張します…」
「大丈夫だって!余裕余裕!」
「は、はい……」
街中に日が差し込む時間帯に入った頃、国軍による一斉排除が始まった。
ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー
「あれと…やり合うんですか?ケン様。」
魔法の武具を全身に装備し、大きな盾を持ち、大通りを横一列に並んでガシャガシャと歩いてくる兵士達。
それを建物の影から覗き込んで見ているのはトードニー-ヨハンソン。青髪短髪を全身鎧で隠し、盾と短剣を装備した彼はシェアの部下の一人だ。
俺の部隊、第一部隊の副部隊長だ。
「なんだ?怖気付いたか?トードニー。」
「そりゃ怖気付きもしますって。俺達の部隊よりよっぽど良い装備してるんですから!」
「盾で前衛張る役目の奴がビビってたら後ろの奴らが着いてこねぇぞ?シャキっとしろ。」
バンバンと背中を叩くと困った様に眉を寄せるトードニー。
彼は正直だから腰が引けている事を隠さない。
ただ、腰が引けているのは他の部隊員も同じだろう。数も圧倒的、その上装備も圧倒的となれば
それは恐らく俺の部隊だけでは無いはずだ。
一歩ずつ確実に大通りを進んでくる兵士達。だが、それもここまでだ。
兵士達が歩を進めるていくと、ハスラー部隊が仕掛けておいた視認不可魔法が解除される。
国軍から見れば突然目の前に椅子や机、棚等の家具や瓦礫が現れたように見えただろう。即席のバリケードだ。
大通りを進んでこられると俺達の作戦は意味を成さなくなる。それに対する策だ。当然国軍はバリケードを破壊しようと魔法を撃ち込むが、それは魔法防御でしっかりと対処出来る。
バリケードを破壊しようとするならば手で退けるしかない。この大量の家具や瓦礫を。
国軍としては人数の差を最大限に生かすには、この大通りを東門まで直線的に進むしかない。当然どうにかして瓦礫の山を排除しようと躍起になるが、それをさせない為に俺達がいる。
「おっし!俺が一発切り込んでくるから援護よろしく頼むぞ!」
「ぅえ?!ケン様?!」
「はっはー!!」
足に力を込め、飛び上がり、敵陣のド真ん中に飛び降りる。盾の後ろ、槍兵の前だ。
「行くぜぇ!!」
俺の行動を見て多少なりとも部隊に士気が戻るといいんだが。
「ケン様に続けー!!」
「うぉー!」
バリケードの前にて魔法部隊への奇襲挟撃。
まずは魔法部隊を叩く。
俺が前衛陣に突撃した事によって国軍は俺に注意を向けていた。そこに来ての後衛部隊への奇襲。魔法を俺に向かって放とうと構えていた魔法部隊は真横からの声に虚を突かれた形だ。
引き込む前に大通りで大胆にも奇襲するとは思っていなかったのだろう。
後衛を守るのは前衛中衛の役割。だが俺がここで暴れればそれも出来ないだろう。
「オラオラァ!」
「なんだこいつ?!速すぎる!!」
「止めろ!誰か奴を止めろぉ!!」
「数で押し潰せぇ!」
「よし!撤退しろ!!」
「第一部隊撤退!撤退!!」
蜘蛛の子を散らす様にバラバラと逃げていく部隊員達。
「追うな!大通りを離れるな!!」
人数が多いと統制も難しい。頭に血が上った連中が何人か路地に入ってくる。
「ぐぁぁぁあ!!」
待ち伏せていたハスラーがしっかりと仕留めてくれたらしい。その間に奇襲していた者達は一気に路地裏へと逃げ込んでいく。
「人数はこちらが圧倒的に有利なんだ!バリケードを壊せ!」
残った連中は奇襲を警戒して路地に向けて盾を構えバリケードを破壊しに掛かる。
ヒュン!
ドサッ……
「な、なんだ?」
どうやら上手く引き込めた様だ。
俺達の奇襲には敵の数を減らす以外の意味もあった。それは大通りを進もうとする国軍の注意を路地に向けさせ、盾兵の位置をバラバラにさせること。もう一つがバリケード前に団子状態で立ち
屋根上に待機していた凛達の第二部隊とリーシャ達の第四部隊が魔法と弓にて攻撃の雨を降らせる。
「ぐぁぁぁあ!!」
「盾兵!盾兵!!」
狙ったのは当然魔法部隊。とにかく最初のうちに魔法部隊を片付けなければならない。相手が何振り構わず建物を魔法で壊したりしたら奇襲や待ち伏せが意味をなさなくなるからだ。
盾兵がバラバラになっていた事によって防御の形を取るまでに時間が掛かる。こちらの魔法部隊は最大火力を叩き込む。
爆散していくハスラー達。一気にほとんどのハスラーが戦闘不能状態に陥る。とはいえこれは相手側の第一陣でしかない。
「おのれぇ!回り込んで
「うぉー!」
数という有利を簡単に捨てる国軍第一陣の隊長様。それが狙いだからこちらとしては嬉しい限りだが。
路地へと一気に雪崩込んでくる国軍兵士達。だが、同時に通れるのは二人か三人。そして何よりこの市街地戦で俺達に分がある理由は、反乱軍に入っていなくても国民のほとんどが反乱軍に味方しているという事だった。特に近隣の村からの出入りが多いこの平民街の住民達はかなり協力的な人達ばかり。
つまり、この平民街の全ての家々が俺達の待ち伏せポイントになり得るという、国軍にしてみれば恐ろしい罠。
こちらは国軍の様に纏まらずに散らばり、攻撃しては移動、攻撃しては移動を繰り返す。
「卑怯な!正々堂々と戦え!!」
何を言い出すかと思ったら…正々堂々ねぇ。正々堂々とした国政を敷いていない事が原因で民衆が離れたという事を理解していないらしい。
当然それに応えて飛び出す様な奴はいない。真琴様が演説した時に言った事が効いているという所もあるだろう。
死ぬな。それだけの一言で戦闘経験がほとんど無い連中がまるで相手を手玉に取るように攻撃を繰り返している。
こちらの被害もゼロとはいかないが、圧倒的な数の差を完全に埋め、更にはこちらが圧倒している状況だ。
ジゼトルス国軍からしてみればかなりの痛手だろう。
しかし国軍は国軍。日頃畑を耕しているか、戦闘訓練を行っているかの違いは大きい。下手に前に出て正面切っての戦闘になれば一瞬で勝負が決してしまう。それだけは避けるように言ってはあるものの、そんなに全てが上手く行くなんて事は無い。
俺やトードニーがそれをカバーしようと動き回ってはいるが、数が多すぎて対処が追い付かない。
「ぐあっ!」
「下がれ!」
「ケン様!」
「ここは俺がなんとかする!」
「お願いします!」
「ぐあっ!」
後ろに引いた奴らの苦痛の声が聞こえてくる。
「ちっ!トードニー!」
「後ろは任せて下さい!」
「たった二人でこれだけの人数を相手にしようとは涙ぐましいものだ。」
国軍の中にも居るらしい。他を圧倒する個の存在。猛者というやつだ。
体格も良くかなりデカい。全身ガチガチの鎧で固めている。退けと言わんばかりに周りの兵士達を掻き分けて前に出てくる。
「お前らなんざ俺一人でも十分だっての。」
「若造が…身の程を知れ。」
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