第17話 ムンスト

「大丈夫か?」


「死んではいないかな…死ぬ程痛いけどね…」


「無茶しやがって。」


「そんな事より今はこっちが優先だよ。」


ヴェルトは俺の治癒魔法をそこそこにフロストドラゴンの前へと歩いていく。


「お前は…」


「起きて会うのは初めてだね。」


「我が眠っている時に喋りかけていたのはお前か。」


「うん。僕だよ。」


「何故止める?それよりこの者達では無いとはどう言うことだ?」


「混乱してて聞き取れなかったけど、さっきやっと聞き取れた。この人達が子を奪ったと思ってるんだよね?」


「そうだ!そこの黒い髪の女が我の大切な子を奪った所を見た!!」


殺意に満ちたフロストドラゴンの目が凛を射抜く。だが当然凛がそんな馬鹿なことをするわけが無い。


「違うんだよ。その人がやった事じゃない。」


「我は見たのだ!」


「僕も君の見た物を共有したよ。確かに記憶に見えたのはその人が卵を奪う所だった。」


「やはり!」


フロストドラゴンの前足が持ち上がろうとする。


「でも違う!その人が犯人じゃ無いんだ!君は幻影を見せられていただけだ!」


「幻影だと?」


ピタリと動きが止まる。


なんの話しなのか何が起きてるのか把握しきれない。誰かが凛をおとしいれようとしている事は分かるが…

そもそもヴェルトがそこまで断言する理由は…?


「僕はイルラーだ。モンスターと呼ばれる存在の感情を感じ取れる。君達のような強い存在ならより強く感じ取れる。

それは君の子も同じこと。それがまだ卵の中にいたとしてもね。」


「……」


「街中で君に似た気配を感じたからそこに行ってみたんだ。そこで聞いたんだ。その人を陥れようとして君に幻影を見せたとね。」


「つまり我の子はこの女が持ち出した訳では無いと?」


「その通りだよ。」


「……ならば街ごと吹き飛ばして取り戻すまで。」


「ま、待ってくれ!そんな事したら関係ない人達まで死んでしまうよ!」


「我には関係の無いことだ。我が子を取り戻せるならば弱小な存在がどれほど消え失せようと関係ない。」


「良いのかよ?そんな事したらそれこそ卵は戻って来ないぞ。」


「なにぃ?!」


「街を襲ったりしたらお前の存在は敵として認識される事になる。俺達がいい例だ。特に何もしていないのに力でねじ伏せるしか脳の無いお前が暴れたせいで俺達はお前と戦う羽目になったからな。」


「噛み砕くぞ…人種如きが。」


「さっき噛み砕けなかった事を忘れたのか?」


「言わせておけば…」


「待って待って!なんでそうなるんだよ!マコト君も抑えて!」


「……分かったよ。」


「マコト君の言っていることは間違いないはずだ。敵として認識されてしまったらその卵は良くて人質、悪ければ腹いせに割られるかもしれないからね。」


「その前に凍らせてしまえば良かろう。」


「もし出来なかったら?友や家族を殺された者の恨みは怖いよ?」


「……」


「僕は戦闘には向かない。安全に卵を取り返すならマコト君達の手助けは絶対に必要になる。」


「……ちっ。」


「嫌なら別に良いんだぞ?俺はお前の卵なんざ興味無いからな。」


「マコト君!」


「…分かった分かった。俺も落ち着くよ。言い過ぎたな。すまなかった。

確かに今回の件はこいつが悪いわけじゃない。こいつに変な事を吹き込んだそいつらのせいだ。この村の事もあるからな……借りはきっちり返させてもらう。こいつも言わば俺達と同じ被害者だ。卵もきっちり無傷で取り返す。それでどうだ?」


「む…」


「マコト君達の強さは君には良くわかってるでしょ?」


「確かに我に土を付けた奴らは久しぶりだ。

すまぬ。我も子を盗られ気が立っておるな…しかし、どの様にしてそやつらから我が子を取り戻すつもりだ?」


「さっきお前の口を封じたプリネラが既に動いてるよ。」


「あの気配の無い不思議な女か?」


「俺達を戦わせようと画策したってことはどっかで絶対経過を見てる奴がいるはずだ。そろそろ戻って来る。」


「マコト様ー!」


フロストドラゴンの口を封じた影縫いで縛り上げられた龍人種の男がズリズリとプリネラに引きずられて来る。死んではいない様子だが、かなり酷く痛めつけたらしい。

プリネラも相当ご機嫌斜めだ。


「うぐっ…」


俺達の前に放り出された男が息苦しそうな声を出す。


「こいつが見てました。」


「ちっ。同じ龍人種の男として恥ずかしいぜ。」


ゴドルトースが見たくないとでも言いたげにその男から視線を逸らす。逆に嬉しそうなのが一人いる。


「こんな事をするんだもの。私に何をされても良いわよね?」


ヤルヒャが鞭を取り出してバチンと鳴らす。

鞭というのは地球の歴史上でも出てくる道具だが、皮で作られた鞭はアニメで出てくるそれよりもずっと凶悪な道具だ。

鞭で背中を打つという場面を見た事があるが、現実世界でそれをやると一発で背中の皮膚と肉が裂ける。罰として鞭打ちの刑という制度があった時代があるらしいが、あまりの激痛にショック死する人も多かったらしい。

そんな鞭に金属製の返しが付いている。見ただけで失神しそうなレベルだ。当然その龍人種の男もそれは分かっている。ゴクリと喉を鳴らし、その表情は絶望している様に見える。


「た、頼むよ!俺は頼まれただけなんだ!」


「誰に?何を?シャキシャキ話せば痛みも無いわよ?」


バチンッという激しい音が男の真横に打ち付けられた鞭によって放たれる。


「分かった!話すから!

俺はあんたらの動向を確認してズァンリ東にある古い屋敷に報告に行くって約束しかしてない!それ以上は何も知らないんだ!」


「僕が話を聞いたのもその屋敷のすぐ近くだ。間違いないと思う。」


「相手は何人だ?」


「分からない!本当だ!何も知らされていないんだよ!」


「……これ以上は無駄か。プリネラ。先に行って様子を見ておいてくれないか?」


「わかりました!」


「な、なぁ!もう良いだろ!離してくれよ!」


「…お前もネフリテスの一員だろ?」


「っ?!!」


「やっぱりな。喋り過ぎりれば頭が吹き飛ぶから話せないだけか。」


「クソっ!!」


立ち上がった男が逃げようと走り出す。


「それは虫が良すぎます。スティックファイア。」


凛が杖を振ると小さないくつかの火の玉が飛んでいく。テニスボール程の大きさだが、何か違和感を感じる。


「第二位くらいの魔力だね。」


シャルも気になっていたらしい。火の玉はスーっと男に近寄り、体に触れると、パンッとい音がして。ガムを膨らませて爆ぜた時の様に。

火の玉は爆ぜた後、男の体にベチャリと付着する。火を消そうと手で払う仕草を見せるが、小さな火なのに消える様子は無く、払い除けようとした腕にもくっつきどんどんと燃え広がっていく。


「な、なんだこれ!?やめてくれ!おい!助けてくれぇ!」


ゆっくりと、だが確実に燃え広がって行く火。どれだけ暴れても火が消える事は無い。


「あ゛づい゛ぃぃぃ!!」


ネバネバとした火が全身に回る頃には男は地面の上でのたうち回っていた。普段の凛なら相手を苦しめる様な魔法は使わない。凛自身が相手の必要以上に苦しむ姿を見たくないのだろう。だが、今回はそれがだったらしい。


無表情で男が苦しむ姿を見る凛が、誰にも聞こえない程の小さな声でと呟いた。


凛は俺達には見せないが、狂う程の怒りを感じているのだろう。同じ龍人種であるキーカ達でさえそんな凛に声を掛ける事はしなかった。


龍人種の男は程なくして全身を焼かれ息絶えた。


「凛怒らせると怖い。」


「怒らせた奴が悪い。凛はそんなに簡単に激怒しない。」


シャルの言いたい事はよく分かる。でも、ここまで怒らせた奴が悪い。凛程じゃなくてもこの村を見れば誰だって怒りを覚えるはずだ。その張本人を探しに行こう。


「私達も行くぞ。こんな事をしておいてタダで済ませてたまるか。星龍の仕事だ。」


「分かった。だがネフリテスの連中は禁術を使う連中だ。あまり無闇に突っ込むなよ。」


「禁術……分かった。」


ズァンリへの道を急ぐ。先に行ったプリネラが既に居場所は特定してくれているが、どうやら俺達の動きが伝わって慌ただしく街から出ようとしているらしい。出てくるのであれば一番近い東門だろう。絶対に逃がさない。


どうやらなんとか間に合ったらしい。東門の前でプリネラが待っていてくれた。


「奴らは?」


「そろそろ来ると思います。」


「何人だ?」


「正確な数は分かりません。荷馬車を使って偽装している様子でしたので。荷台には何人か乗っていると思います。」


「そうか。何人いようと全員逃がすつもりは無いけどな。」


「来ました。」


イルシャプの見ている方向から荷馬車が三台続けて出てくる。御者ぎょしゃは龍人種だが、俺達の姿を見てギョッとした所を見ると外れでは無さそうだ。因みにダジャレでは無いぞ。


「ちっ。」


「どこに行くんだ?悪い事をしたらそれなりの代償を払うべきだろ?」


大剣を地面に刺してこの先は通さないと態度で語るキーカ。既に日は落ち、街からの明かりで周囲が見える程度。逃さないように目を凝らしておく必要がありそうだ。


「これはこれは星龍様方。こんな夜分にどうされたのですか?」


「白々しい!既にお前達がした事は聞いているんだ!さっさと荷台の奴らも出てこい!」


テュカが抜剣し、構えると観念したのか演技を止めて荷台からゾロゾロと人が出てくる。どいつもこいつも目が死んでいる。


その中でも取り分け負のオーラを放つ奴がいる。目部下に被ったフードで顔までは見えない。そいつが前に出てくると俺の方を見て急に笑い始める。


「くく……くくく………くははははは!!!」


「なんだ?気でも触れたか?」


「くくく……計画とは違ってしまったが、最初から煩わしい手を使わずとも直接叩けば良かったのだ。

なぁ?グラン-フルカルト。」


「お前は…」


白髪の貴族。昔の記憶で顔を半分焼いた奴だ。息子を俺が殺した。未だ顔半分が焼けただれていて治していないらしい。


「久しぶりだな。父親は元気か?あぁ!死んだんだったな!くははははは!!!」


「ネフリテスのメンバーになったのか。」


「メンバー?違う違う!俺は名を変えた。ムンストという名にな。」


「マコト様。その名前はネフリテスの幹部の一人の名前です。」


プリネラの情報でどんな奴に成り果てたかは大体分かった。


「やっと……やっとこの日が来たな。積年の恨み返させてもらうぞ。死ねぇ!!」


一斉に攻撃が始まる。龍人種の人ばかりで、魔法はあまり飛んでこないが、前衛職の強い人達。スピードもパワーも桁違いだ。

しかも、禁術である黒の契約を全員に使用しているらしく、その力が更に上がっている。全員で20人程度だが、星龍の皆が居るとはいえ気は抜けない。


「真琴様。私にやらせて下さい。」


いつも俺の少し後ろにいる凛がこの時ばかりは前に出る。あの村を襲ったのはまず間違いなくこいつら。ならば止める必要など無い。

戦闘が激しくなる中、ツカツカと中心を歩いてくるムンスト。


「くくく…あの時とは逆みたいだな。が主人を守るとはな。」


「何故殺したのですか…?」


「なに?」


「ミャルチ村の皆をなぜ殺した!!」


「あー。あの村の連中か。なんだ。まだ気が付いていなかったのか?

あの村にお前を誘き寄せたのは私だ。」


「……?!あの大木が倒れたのは?!」


「私だよ。光魔法は便利でな。不可視の遠距離攻撃も、痕跡を隠すために幻影を見せるのも簡単な事だ。

お前が仲良くなっていくのを観察させていたのさ。

気が付いていたと思っていたんだが…出来損ないは出来損ないだな。くくく…

あの村が危険と知ればお前が来る。となればフルカルトも間違いなく来るだろう?

本当ならあの村の連中も幻影を見せてお前達を恨ませようとしたのによ……あのガキが気が付きやがった。お姉ちゃんは出来損ないなんかじゃないとかなんとか言ってたか…まぁ最後は親共々俺が殺してやったがな!くははははは!!!」


「……ペルちゃん……」


「確かに俺はお前の息子を殺したし恨まれても仕方ないかもしれん。だが、それなら俺一人を狙うべきだったな。」


「なに?」


「お前がさっきから出来損ないと呼んでいる凛はな、お前なんかより余程強い。」


「くははははは!!!言ってくれる!魔力が少ないハスラーなんざ敵じゃない!」


バサリと服をはだけてみせた体は、黒の契約によってそのほとんどが黒く塗り潰されている。寿命のほとんどを失っているだろう。


「バカが…」


「今の俺はお前より強いぞフルカルト!くははははは!!!死ねぇぇぇええええ!!」


狂気に満ちた表情。ムンストが両手を前に突き出すと、上空から俺と凛を包み込む大きさの光の柱が降ってくる。ホワイトフォールだ。

シールドを出そうとしたが、凛がその前に魔法を唱えた。


「ダークネスアイヴィー。」


凛が呟くと、俺と凛を取り巻くように黒いつたが伸びてくる。グルグルと俺達の周りを取り囲み、完全に俺と凛を真っ暗な闇の中に閉じ込めてしまう。


「これは…?」


「ダークネスアイヴィーは虚構闇魔法です。第三位くらいでしょうか。

本来なら高位の光魔法に闇魔法は打ち消されてしまいますが、このダークネスアイヴィーは光を吸収するという特性を持っています。」


「光を吸収?」


「はい。なので高位であろうと光魔法であれば無効化出来ます。」


「光魔法使いには天敵だな…」


「真琴様が使うような更に高位の極光になると流石に難しいでしょうが…それにこちらからは何も出来ません。ただ光を吸収するだけなので。」


「十分過ぎると思うがな。」


暫くして蔦が解けていくと当然俺達を殺せたものと思っていたムンストの驚いた顔が見える。


「な、何故だ?!そんな弱い魔法で私の魔法を打ち消せるはずがない!何をした!?

いや、そんな事はどうでもいい。俺とお前達の差は歴然だ、何が変わるというわけでもない。いくら躱そうと最後には私がこの手で殺してやる!」


ムンストの周りに魔法陣が出現すると、ムンストの姿が朧気になり、3人に分裂する。恐らく第四位魔法のミラージュ。光を曲げて自分の姿を不可視化する魔法の応用だろう。


「くはは!お前に私の魔法を見破る事など出来ない!出来損ないは出来損ないらしく無様に死ねぇ!」


分裂したムンストが片手を挙げるとムンストの頭上に光の玉が出現する。第七位光魔法、ホワイトノヴァ。光を圧縮しレーザーとして放出する魔法だ。俺の使った極光の劣化版といったところだ。

夜で光があまり無い状況でも使えるという事はそれなりに魔力があるのは本当の事らしい。


「何度も易々と魔法を打たせると思っているのですか?」


ムンストくらいの実力ならば凛一人で充分だ。凛の考え出した虚構魔法。普通は創造出来ない化学的に説明の難しい物を強制的にイメージと魔力操作で作り出すという魔法であるが、それはつまり、その魔法に対処する為のカウンター魔法が分かりにくいという事だ。

水なら火、光なら闇という単純な属性の相関を根底から覆す魔法。それが虚構魔法だ。はっきり言って単純に魔力の多いだけの俺なんかより魔法のセンスがあるのは間違いなく凛だろう。


黒の契約に頼る事でしか自分を成長させられない奴がどれだけ魔力を手に入れたとしても、それは脅威では無い。赤ん坊に剣を渡している様な物。力を与えられてもその力を振るう実力が無ければ宝の持ち腐れでしかない。


「グラスウォーター。」


凛の使用した魔法は一見すれば、水の障壁を作り出しただけの様に見える。別に大きくも厚くもなく、普通に考えれば第七位のホワイトノヴァを受け止められる様な物ではない。


「くははははは!!!そんな薄い膜一つでこの魔法が止められるとでも思っているのか!流石は出来損ないだな!」


ムンストが幻影と共にホワイトノヴァを放つ。光の筋が真っ直ぐ凛の作った水の障壁に当たる。


ジュッ!


光は水の障壁を通り抜ける。だがその光は俺達に届く事は無く横の地面に当たる。


「ちっ。往生際が悪い女だ。」


何度も何度もホワイトノヴァを連射するがその全てが俺達を避ける様にして飛んでいく。

グラスウォーター。恐らくだがガラスの様な特性を持たせた水の事だろう。ホワイトノヴァはどれだけ高位の魔法だとしても、とどのつまりは光でしかない。光である以上水やガラスを通り抜けた時にする。曲がるのだ。

しかも光の熱によって蒸発したとしてもガラスとは違い液体である水はその穴を瞬時に塞いでしまう。いくら撃ち込んでも表面に多少の波紋を残すだけ。

この魔法は恐らく第二位程度の魔法。あれだけ意気揚々と第七位の魔法を行使していたムンストだが、その姿こそ無様そのものだ。

凛に危害を加えようとする連中から背中を護っているが、それすら要らなかったかもしれない。


「クソっ!!出来損ないのくせに!死ね!死ねぇ!!」


「……あなたを殺したとしても、村の皆は戻って来ない。」


「はっ!当たり前だ!」


「虚しいだけとは分かっていても……あなたが生きているという事すら私には許せない。

死んで下さい。」


「死ぬものか!私は死にはしない!」


魔喰花まくいばな。」


凛が呟くと、杖の先から小さな種がいくつか飛んでいく。

目に見えない程の小さな種。

それが幻影を含めて全てのムンストの首元に当たる。そのうちの一人が本物だったらしく、皮膚を突き破り体内に入る。チクリとしたのだろうか、ムンストが首元に手をやる。


「出来損ないが!何をした?!」


「直ぐに分かりますよ。」


「その前に殺してやる!はぁ!…………な、なんでだ…魔法が…」


「今あなたの体に埋め込んだのは種。魔力を喰らう種です。」


「魔力喰らうだと?!」


「あなたの魔力は今全てその種に奪われています。魔法を使う事は出来ません。」


ムンストの幻影が姿を維持できなくなり消えていく。

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