第40話 皐月からの逃亡

今は1日ずつ変わるエリアにいる。今日のエリアはなぜか市街地だ。そしてその市街地を囲むようにジャングルが生えている。


俺たちはひとまず一つに固まって動くことにした。


「みんな。絶対俺から離れるなよ」


皆は天照に希望を託し、逃げることに専念した。そして皐月が動き出した。


「皆。皐月が動き出した」


皐月はジャングルの中を探している。だが俺たちは市街地の中心にある高層ビルにいる。さすがに見つけられないだろうと思っていた。だが…


「れい。ジャングルが…!」


弥生は驚きのあまり言葉を失っていた。睦月と如月も同様だ。ジャングルを見てみると…


「森が…燃えてる!?」


多分皐月は武器をたくさん持っているのだろう。だからあいつはこの街を破壊するつもりだ。


「みんな。伏せて」


弥生が叫んだので、俺たちはしゃがんだ。すると上で大きな爆発音が鳴った。


「どういうことだ!?」


「ロケットランチャーでこの街を破壊しようとしてる」


街をビルの窓から覗くと、街が炎の渦に巻き込まれていた。


速くしてくれ。天照

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