第34話 弥生と父との思い出よ

俺には難しかった。


そして今は19時。俺は一人で庭の池を見ていた。


「はあ。ダメだな」


俺は落ち込んでいた。そんな時、どこからか声がした。


「お久しぶりね」


俺は周囲を見渡すが、特に誰もいない。気のせいかと無視すると、また声がする。


「何で無視するの!」


「やっぱり聞こえてたのか」


「そうよ。それに私は天照アマテラス。神なの」


天照は俺がここに来させられた原因。つまりこいつは嘘つきだ。


「おい天照。俺はここに来てすごく楽しい。後悔すんなよ。俺はミッションを全てクリアして生き返ってやるから」


俺はそう言って走り出した。


「ちょっ…。あーあ。もう知らない。せっかく励まそうと思ったのに」


俺は天照を見返すため、弥生を説得しようとした。だがいざ弥生の部屋の前に立つと進めない。


俺は…弥生の心を勝手に決めていいのだろうか?


「あの…」


背後には卯月さんがいた。


俺はとっさに閃いた。


「そうだ。そうだよ。卯月さん。俺に作戦がある」


そして20時。俺は弥生を呼び出した。


さあ。ミッションを始めよう。

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