地獄編ー如月の話

第20話 開始

俺はまず自分専用の部屋に行き、そしてぐっすりと寝た。そして次の日。


「ふわああああ」


俺はふかふかのベッドで起きた。やはり快適だ。もとの世界よりも圧倒的に快適だった。


俺は自分専用の部屋にあった机の上を見る。そこには手紙が置いてあった。


【1日目の指令

・隣の部屋の如月きさらぎ 紅葉くれはと仲良くなれ】


俺には難しい指令だった。なぜなら俺は人見知りだからである。


でもやるしかない。


俺は恐る恐る隣の部屋に行った。そしてドアをコンコンと叩く。


「お主。何をしてる?」


いきなり後ろから話しかけられた。


「だ…誰だ?」


「お主こそ。まあいい。私は如月紅葉。この部屋の住人だ」


如月紅葉と名乗った女の子は中学生くらいの見た目で、幼くキュートだった。


よーし。仲良くなるために何を話そうか考えて考えて答えを出した。


「あの…仲良くしてくれない」


そう。俺はこういうのは苦手なんだ。


「君、名前は?」


如月は意外と上から目線で、ツンデレという奴だろうとすぐ分かった。


「俺の名前は三月れい。高校3年生だ」


「改めて、私は如月紅葉。中学1年生。よろしく」


そして俺は如月と軽い握手を交わし、少しは仲良くなった。


「ねえ。三月のミッションって何?」


「如月と仲良くなれっていうミッションなんだ。だから如月の部屋に来たんだよ」


如月は少しにやけると如月はどっかに逃げた。


俺は少し考えて思った。


「俺を脱落させるつもりか!」


俺は急いで如月を探した。


ミッション成功までの残り時間

<15時間20分20秒>

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