第19話 地獄巡り
俺は葉っぱの服を着せられ、寒い雪山で一人さ迷っていた。
「やばい。死ぬ」
俺は倒れそうになっていた。だが洞窟を見つけた。俺は洞窟の中に駆け込んだ。そこには多くの人がいた。お爺さんや少年など、年齢はバラバラだ。
「え!?」
「君も地獄に送られたのか?」
どうやらこの人たちは悪事をし、地獄に送られた者らしい。でも優しそうだ。
「君は…何をしたんだ?」
お爺さんが優しく聞いてきた。
「俺は神様の私物を使い、それで地獄に送られました」
「そうか。それは災難だったな」
そんな話をしていた時、
「やあ地獄の悪人たち。私は神だ」
急に空から声がした。しかも神様の声だ。
「君たちに今から試練を与える。そして生き残った者だけが、もとの世界に戻れる」
「もとの…世界に!」
そしたらまたいおりに会える。またいおりに会えるんだ。
「では今から試練を開始する。さあ、君たち12人の内、何人が生き残れるかな。じゃはははっ。じゃはははは」
俺たちは謎の屋敷に飛ばされていた。そこはとても広く、豪邸で、庭には池やブドウ畑など夢のようだった。
そしていつの間にか服装が執事のような服装になっていた。
「君たちにはこの豪邸で12日間暮らしてもらう。そして12日後、生き残った者だけがもとの世界に返そう」
「簡単じゃねーか」
「だが毎日出されるミッションをこなさなければ、一生地獄で暮らしてもらう」
なるほど。生き残れるかっていうのはただ任務をこなせるかに繋がるってことか。なら神様に嫌われれば即終了のクソゲーってことか。
「では地獄のゲームを始める。開始!!」
残り<287時間59分59秒>
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