第7話 修羅場?

岡嶋さんがいるなんて…。


逃げようかな。でも見返してやることだって…。


ー泣いてる!?


俺はすぐに岡嶋さんのもとに駆け寄った。


「岡嶋さん。大丈夫?」


岡嶋さんは急いで涙を拭い、笑顔で話しかけてくる。


「みっ、三月くん。 何でここにいるの?」


「たまたまだよ。それより沢村いたけどバイト終わるの待ってるのか?」


岡嶋さんは驚いていた。


「えっ、違うよ…」


「じゃあ何してるの?」


「教えないもーん」


岡嶋さんはなぜか怒っていた。


何でだろう。ここにいる理由と関係あるのかな、聞いちゃいけなかったか。


「ねえ、三月くん。ちょっと付き合ってくれない?」


「えーーー!?」


「そういう意味じゃないよ。単純に話し相手になってほしかったんだよ」


ああ。そういうことか。


「いいよ」


いきなり岡嶋さんは俺の腕に組んできた。


「なっ…」


「フラれちゃったんだ。実は…」


「えっ!?」


「私がここにいる理由は、フラれ話をされただけ」


まさか沢村が!


「沢村くんじゃないよ。もっと他の人」


まさか岡嶋さんがフラれるなんて。


「それでさ。私と付き合ってほしいんだ」


「えっ!?」

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