第29話 ローレンシア王国の外交2(歓喜祭まであと77日:9月14日)
ザバン・ジアース・ガイ・テルルの一行は、朝早く、レノン国を出発し、次はシアーレ国を目指した。
テルル:ザバン様。シアーレ国での今回の会談は成功するかどうかわかりません。
ザバン:どうしてだ?
テルル:シアーレ国とカソンの結びつきは大きいからです。私はICの国の方からの方が得策と思っていましたが。
ジアース:しかし、遅かれ早かれシアーレ国との対話はしなければならないので今が一番いいのでは?
ガイ:根拠は何だ?
ジアース:シアーレ国への対話は我々の考えをまとめるにはいい機会と思っています。
ザバン:確かにそうだ。シアーレ国を説得できないで、他の国を説得できるわけがない。
とザバン一行は対策を練りながらシアーレ国へ向かっていった。
シアーレ国側では大臣級の会議が行なわれていた。
ヒュンケン今回のローレンシア王国の対話についてどう思う?
ヒュンケンはシアーレ国の首相である。
モンゲル:ローレンシア王国は侮れません。
モンゲルは副首相である。
ヒュンケン:対話内容はおそらくカソンについてだろう。
ペサン:カソンと我々の関係を考えるならば、ローレンシア王国の出方次第では拒否をせざるをえないでしょう。
ペサンは外務大臣である。
ツンサン:しかし、ローレンシア王国は近年急激に発展しています。まずは技術に対しては並大抵なものではありません。
ツンサンは文部科学大臣である。
ヒュンケン:では、まずは私とモンゲルとペサンとツンサンでローレンシア王国に当たろう。
そして、シアーレ国で会談が行なわれた。
ザバン:私がローレンシア王国の国王です。
ヒュンケン:私が首相です。
と、他の者の自己紹介が終わり、対話が始まった。
ザバン:我々の目的は第1はシンの件である。シンを国際的に認めてやって欲しい。
ペサン:ザバン殿。シンは何者なのでしょうか。
ザバン:少なくとも、平和のみならず、人類の幸福を考えている者です。
モンゲル:しかし、シンとケダイどのの両立は世界的に難しいですよ。
ジアース:しかし、シンはここ近年の戦争を止めました。ケダイ殿が平和を軸としているならば、シンを認めるべきです。
ガイ:つまり、ケダイにシンへのフォローをしていただきたい。
ヒュンケン:難しいことを言いますな。シンはケダイ殿のものを奪っているとか。
ザバン:ヒュンケン殿。それは実は逆なのです。
ヒュンケン:何?
ザバン:カソンはシンの家に盗聴盗撮しているのはご存知ですな。
ヒュンケン:それはもちろん。
ザバン:ということはカソンはいくらでもシンのものを盗めると。
モンゲル:なるほど。
ジアース:さらに言うなら小説です。カソンにかける代物ではありません。
ペサン:それはどういうことで。
ジアース:カソンは性質的に答を出すのに非常に時間がかかります。それに表現も回りくどいです。また、シンが小説を書いているときしかカソンは書いていません。つまり、シンが家にいない時にはカソンは小説を書けないのです。また、仮に、カソンがシンの小説の続きを書いても内容の質が違います。また、カソンが無理矢理小説の続きを書いても、シンがカソンの後に書いたものとは全然違います。内容はシンが書いているほうが深く面白く、また、前後関係もピッタリです。
ヒュンケン:なるほど。言われて見れば・・・・・・。
ザバン:どうでしょう。
ペサン:これは重要な問題です。
ツンサン:カソンが我々を騙しているというのですか?
ガイ:そういうことになります。
モンゲル:信じられん。
ガイ:つまり、ケダイは自分の影響力を誇示するためにシンのものを奪っているのです。実力はシンのほうが完全に上です。
ヒュンケン:しかし、ローレンシア王国側が嘘だとしたら。
ザバン:我々は真実を言っている。これが元で戦争というのなら、それもやも得ない。
モンゲル:なぜ、そこまで貴国はするのか?
ザバン:天の道理を守るためです。
ツンサン:貴国は宗教は無いのではありませんか?
ジアース:宗教とは考え方が似ているものはあります。しかし、無いのは宗教団体です。
ヒュンケン:なるほど。で、どうしたいのでしょうか?
ザバン:ここはシンを助けていただきたい。
ペサン:では、見返りは。
ザバン:経済協力。
ヒュンケン:経済支援ではなく経済協力ですか?
ザバン:我が国はあくまでもGive and Takeなのです。
モンゲル:確かに、貴国の主張はわかる。しかし、これは難しい問題なので即答は無理です。
ジアース:我々はカソンを潰せと言っているのではありません。カソンにシンを受け入れることを申しています。これではシンは報われません。これだけのものを持っている者を死なすわけにはいきません。
ヒュンケン:わかった。カソンのことはさておき、シンについて詳しく教えていただきたい。
ザバン:はい。シンは大企業計画という夢を持っていまして、本気で世界経済の再生、世界人類の幸福を考えています。また、その過程においてはあらゆる手段を考えている男です。
ペサン:では、なぜ今までできなかったのです。
ザバン:シンにはお金が無いからです。事業計画があってもそれに見合うお金がありません。できることは限られています。その中でカソンの妨害があっては不可能に近かったと思います。そう、芽が出る前にカソンに潰されているのです。さらにシンは1人であったのも弱点でした。
ジアース:で、その大企業計画の一部に当たるのがインターナショナルマーケットです。
ツンサン:なるほど。
ジアース:実はインターナショナルマーケットを我々だけで企画していたのですが、シンが加わってから幅広いものになりました。で、ここにインターナショナルマーケットと歓喜祭の資料があります。まずは一読してください。
ヒュンケン:わかりました。
テルル:シンの描く大企業計画を見たいという気にはなりませんか?
モンゲル:まだ、資料を見ていないのでなんとも言えませんが、シンは本物とすれば、これ程の力を持っている者は他にはいないでしょう。
ヒュンケン:ザバン殿。これだけの事は、瞬時には決めかねますが、貴国の誠意は受け取りました。貴国の要望はできるだけ答えることにしましょう。
ザバン:ありがとうございます。
ジアース:では、これから雑談といきましょう。
と、ザバン一行はシアーレ国と雑談を行なった。
その後、ザバン一行は次の国ノース国を目指した。
午後になった。ノース国はシアーレ国の東に隣接しているためすぐに着いた。ノース国は発展途上国でもあり、共産主義国でもあった。
着いてすぐに、会議室に迎えられ、対話が始まった。
キムソン:私が書記長のキムソンです。
ネムコス:私は副書記長のネムコスです。
ルハン:私は政略担当大臣のルハンです。
チョンム:私は外務大臣のチョンムです。
ローレンシア王国側もザバン、ガイ、ジアース、テルルと順に自己紹介を行い、早速会談に入った。
キムソン:ザバン殿よ。貴国の今回の会談はシンの事であろう。
ザバン:察しがいいですな。そうです。シンを国際的に認めていただきたいのです。
ネムコス:しかし、カソンは巨大でケダイの権力は大きい。
ジアース:しかし、カソンは宗教者でありながらシンを潰そうとした。宗教は人を生かす、人が生きることが最大の目的です。宗教を持つものが、自分の信者であったシンを潰すことは完全に間違いであると言いたいです。
ルハン:それは私たちも同じです。また、シンが戦争を止めなければ我が国は近隣諸国と戦争になっていました。そういう点からも我々はローレンシア王国の期待を持っています。
ガイ:我々に賛成なのはどういう部分が賛成なのでしょうか。
チョンム:我々は共産国ですので、宗教を認可していません。
ガイ:では、シンのことに対しては我々と考えは同じと言うことでしょうか。
キムソン:そうです。ただ、我が国が貴国を支援するには、それ相当なものを戴きたい。
ザバン:貴国はいま、発展途上国であるが、我が国の会社が貴国に進出できれば貴国の経済を上げることができます。
ネムコス:なるほど。
ルハン:しかし、貴国は、今、先進国の仲間入りになったばかりであるというのに、どうしてそんなにエネルギーがあるのでしょうか?
ザバン:それは上に立つ者は常に何かをしなければなりません。
チョンム:話は元に戻すと、貴国の各国巡りの目的はシンの擁護だけではなく、歓喜祭とインターナショナルマーケットも目的ですな。
ジアース:その通りです。先程貴国は見返りが欲しいとおっしゃっていましたが、シンのフォローと歓喜祭の宣伝、インターナショナルマーケットによる貿易の認可と我々の企業進出があれば、もちろん貴国にも利益が出るように手配します。
キムソン:なるほど。できすぎた話のような気がしますが、細かい事はどうなりますか?
ジアース:貴国は食料難と聞いています。それは我が国もバイオ技術で貴国で食料を作ることが可能です。また、インターナショナルマーケットには各国の文化財を売る、もしくは展示します。貴国が文化財を作り我が国で売ることで、貴国のもの作り産業が盛んになると思います。アイデアはまだたくさんありますが、それはおいおい我が国と接して頂ければ両国の繁栄につながると思っています。
ルハン:なるほど。細かい所まで計画があると言う話は嘘ではないようですな。
キムソン:わかりました。貴国のことはすぐ最高会議を開き貴国との協力関係を築く形にしようと思う。
ザバン:さすが、キムソン殿。
チョンム:ところで、貴国はカソンとはどういう風にするつもりなのですか?
ザバン:最終的に対話に持ち込みたいと思っています。
キムソン:が、ザバン殿。カソン自体は表面だけで、中味がないかもしれません。今まで成功したのはカソンのケダイの力だったろうが、シンが世界に現れてから、ケダイの様子がおかしいと思っていました。正直、ケダイは大きい力がありましたが、もう歳です。それに、シンは実力は本当は当人の力の2・3割しか出てない気がします。
ガイ:キムソン殿。なかなかするどいですな。
ザバン:その通りです。シンはその見立てよりも上をいっているかもしれません。ここにいるジアースとほぼ対等のようです。
ジアース:いえ。私とシンは種類は少し違いますが。
ルハン:しかし、貴国は面白いですな。我々の国では圧力で民を治めていますが、貴国は徳と理で治めている。我々も真似したいのですが、できません。
ザバン:それなら、貴国の要人を我が国へ派遣なさいませ。ローレンシア大学ではいろいろ教えています。これを機にどうでしょう。
キムソン:本当にいいのでしょうか。早速そうさせていただきます。
ザバン:では、貴国の最高会議の結果を待つことにしましょう。
キムソン:今日のご予定はどうですか?
ザバン:他国との交渉を1週間でしようと思っていますのでこの会談が終わり次第、次へいきます。
キムソン:それは名残惜しい。
ザバン:今度は世界会議でお会いしましょう。
ルハン:わかりました。
キムソン:貴国は不思議だ。他人の心を開かせる。正直、私がこんなに短時間で心を開いたものは貴殿達が初めてです。
ザバン:いえ、こちらこそ。では会談はこれで終わりでよろしいですか?
ジアース:ちょっとお待ちを。
ザバン:ジアースよ。どうした。
ジアース:あと、歓喜祭とインターナショナルマーケットの資料をご覧下さい。細かい記載があります。
キムソン:これはご丁寧に。
ザバン:では失礼します。
と、ザバン一行はノース国を後にした。
次はショク国である。ショク国は非常に宗教色が強い国であった。ザバンらは移動中、対策を話し合い、どこから話すのが筋かと考えて、ショクとの対談に臨んだ。
ザバン:私がローレンシア王国の国王のザバンです。こちらが王子のガイ、副国務大臣のジアース、外務大臣のテルルです。
ザック:私は総理大臣のザックです。
コルク:私は外務大臣のコルクです。
アルフ:私は宗教大臣のアルフです。
ヤルハン:私は国務大臣のヤルハンです。
ザック:では、我々は貴国に問いたいことがある。貴国は宗教に対してどう思っていますか?
ジアース:我々の国は宗教団体は存在しませんが、各宗教に対し、それぞれの研究をしています。
アルフ:貴国は宗教に批判的ではなかったのではありませんか。
ジアース:それは、ケダイの嘘です。宗教というものは、この世の悟りを得て人を幸福にするものです。なのに、カソンのケダイは1人の男、シンを不幸にしています。もし、宗教が人を幸せになるものであれば、我々は歓迎なのですが、1人の人間のシンという男の人生を狂わせた。シンを殺そうとした。これは宗教者の行為ではないと思います。
ヤルハン:まさか、貴国が宗教を語るとは思いませんでした。確かに宗教は生きるため、幸せになるためにある、と思っています。
ザバン:そうです。ですから、1人の人間を攻撃するということは宗教のルールからでは許される行為ではありません。
ザック:しかし、ケダイ殿が嘘を言うわけがありません。
ジアース:違います。ケダイはそのケダイへの世界の信頼を利用して、1人の人間を潰すという行為なのです。
ザック:では、貴国はどうしたいのだ。
ジアース:はい。まずはシンを国際的に認めていただきたい。
アルフ:なるほど。で、ケダイ殿との対話を望んでおられますか。
ザバン:もちろんです。我が国としてケダイがシンを受け入れれば解決なんです。
ヤルハン:宗教が解いているのは1人1人が大事であり、1人1人を救うことにあります。その精神は国を創るうえでは、最も大切だと思っています。シンの言っていたことはデモクラシーであった。我々はシンのデモクラシーには感銘を受けている。ただ、カソンの権力は巨大でありますので、我々はカソンは無視できません。
ジアース:しかし、カソンは組織が大きいがゆえに、使えるのかと言えば、自分のことしか考えていないので、カソンは自滅の道を歩むのではないかと思います。
アルフ:私はカソンは人材がそろっていると思い、近年、対話しましたが、あそこまで、中味がないものの集まりだとは思いませんでした。
ジアース:それはカソンは自分で答を見つけようとはしないからです。また、シンの大企業計画には、人類の展望があります。シンには国を創るだけの実力があります。我々はシンと対話して、確信しました。シンはこの世界では必要だと。
ザック:もし、シンが国を創るほどの人物なら、我々はシンがあれだけの動き以上のことができるはずでしょうな。
ザバン:その通りです。
ヤルハン:しかし、シンはまだ若い。年齢は28歳だ。
ザバン:しかし、我が国のジアースは26歳です。ガイは23歳、テルルは34歳です。
ザック:えらく若いですな。信じられません。
ザバン:若くても、専門家の博士を超えています。
アルフ:しかし、結果はカソンのほうが出しているのでは。それに比べてシンは結果が出ていない。
ジアース:いや、シンは世界の戦争を止めている。この若さで行なうことができるのです。これは認めなければなりません。また、シンの大企業計画はカソンが妨害してなければできていたはずです。アローンにいたシンはお金もなく孤独な状態でやっていました。これに加えて、カソンがシンがやる事に対し、国民を脅していたのですから、これで結果が出るわけはありませんでした。
ザック:わかりました。で、貴国は最終的にカソンについてどういう形にしたいのですか。
ザバン:カソンに対してはシンと和解ができればそれにこしたことはないと思っています。
ザック:わかりました。我々がカソンと交渉しましょう。
ザバン:それはありがたい。恩にきます。
コルク:しかし、和解は相当難儀と思われますが。
ザバン:それはどういうことでしょう。
コルク:世界はケダイ殿とシンの両立はありえない、もしくはできないと考えています。
ガイ:しかし、我々は心を捨てることはできません。
ジアース:シンの可能性はカソンの今までの比ではありません。
アルフ:なるほど。
ザバン:しかも、シンは卑怯な真似はしていません。シンをあういう扱いをするカソンがありえないと思っています。
ザック:しかし、貴国はなぜそこまでするのでしょうか。
ザバン:我々は人権大国であり、デモクラシー大国だからです。1人の人間を大事にするたねです。1人の人間を大事にできない国が、社会を統率できるわけはありません。それは、社会は個人の集まりでできており、1人に対してあることは全員に対してあることなのです。
ザック:貴国はシンのような被害者が何人も出ると。
ジアース:私もそのように読んでいます。カソンの性質上、カソンは敵を作って統率している団体です。しかも、矛盾が数多くあります。
アルフ:しかし、貴国はカソンを認めていないのに、何故、カソンやケダイ殿を残そうとするのです?
ザバン:それは、我が国の信念です。ギリギリまで頑張るつもりです。
ザック:先が見えないというのも難儀ですなあ。
ザバン:人生とはそんなものですよ。
アルフ:確かに。
ジアース:で、貴国は宗教に対してどうお考えでしょう。
ザック:もちろん、宗教は生活の基盤です。物事は悟りから始まるかもしれません。
ジアース:確かにそう思います。我々にとってはその悟りを科学的に解いてみたいと思っています。
アルフ:難しい挑戦ですね。
ジアース:宗教は開祖した者の考え方、価値観で出来上がります。その開祖したものが、優れていれば、より真実に近づくと考えますが、私が宗教に対して疑問を持つのは、開祖した者の悟りと違うものを悟った時、それを更なる悟りとするか、はたまた非難になるかという点はどう思いますか。
ザック:ジアース殿の答えはいかがでしょう。
ジアース:私はその新しい答えは、科学で検証した上で新たな発見として認めるべきと思います。
ザック:しかし、この世で全てを分析する貴国はどこにたどり着きたいのですか?
ザバン:我々は全てのものには法則があると思っています。その法則は科学的に解明されれば、明らかに人間社会を向上させる技術にも応用ができると考えています。全てのものはつながっていると考えます。
アルフ:;ローレンシア王国は無宗教国家と思いましたが、何か宗教色を感じます。天というものの、存在を認めているからでしょう。では、天とは何でしょうか?
ザバン:それはこの世を創った絶対者でしょう。この世の外からこの世を創っているとしか思えない。その創造主の考え方で生きることが我々の道理です。ですから、我が国民は天の道理に従って生活するのが基本です。
ヤルハン:わかりました。貴国は宗教については宗教と考えていなく、あくまで科学が基本であり、天すらも科学的に分析するわけですね。
ジアース:そうです。我々の永遠の挑戦です。ただ、天の道理の大切なことは、この世で幸福に生きることと思います。この点もシンを守る理由になっています。
ヤルハン:貴国のことはわかりました。貴国の話は核心を突く。ケダイ殿でもそこまでは言いません。どうでしょう。ザック様。我が国はローレンシア王国とよしみを深めては。
ザック:そうだな。
ジアース:もし、我が国との関係をされに深いものにしていただけるなら、只今、我が国が行なおうとしている、歓喜祭とインターナショナルマーケットにも目をむいていただきたい。このイベントは経済を上げるためのものです。このイベントの資料はここでお渡しします。内容をじっくり読んでください。
ザック:わかりました。我が国もローレンシア王国の進む方向を見てみたいので、歓喜祭やインターナショナルマーケットにも参加してみようと思います。
ザバン:おお。それは真ですか?
ザック:私が責任を持ってショク国を動かします。
ザバン:ありがとうございます。
ザック:この後は少し雑談できますか?
と、ショク国とローレンシア王国の雑談が始まり、夜になって、ショク国のホテルの泊まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます