第16話 ローレンシア歓喜祭7(あと85日)その1 インターナショナルマーケット

 朝は各省庁の会議があった。内容は前日のインターナショナルマーケットの件である。早めにチームを作ろうとザバンは手を打つことを決めたのだった。そして、インターナショナルマーケットの代表はカイザー、副代表はジアースとノルワーに決まった。ジアースは自らの意見で二股かけるはめになった。カイザーはまずはチームを作ることにした。メンバー決めの会議が始まった。

カイザー:では、これからの歓喜祭の後のインターナショナルマーケットについての会議を行う。まずは、インターナショナルマーケットとは何かジアースに説明してもらおう。

ジアース:はい、インターナショナルマーケットは、各国の特産物および文化物を輸入して、売ることによって文化交流を図り、なおかつ利益を上げるというものです。各国のバイヤーが集まることを予測しています。

ノルワー:しかし、ジアースよ。普通の大企業が個々に製品を輸入しているではないか。

ジアース:いや、わが国を通すことで、マージンをとってそれを国債に当てるのと、各国の輸入に縁がない企業が多くあるため、きっかけを作りたいと思っています。

ノルワー:なるほど。ではチーム作りはどうする?

カイザー:今はこの3人で話を進めてもしょうがない。実務的なものがいないからなあ。海外と交流のあるもの、経営の才能があるものを登用しなくてはならない。

ジアース:カイザー殿。私はフライとコユウジという者をチームに加えたいと考えているのですが。

ノルワー:フライを使うのはわかる。しかしコユウジとは何者だ?

ジアース:インターナショナルマーケットを提案した者です。

カイザー:なるほど、後は公募するしかないな。外資系企業で働いている契約社員に声をかけてみるのが得策だな。これは、私がやる。ジアースは歓喜祭があるから人事は我々に任せてくれ。

ジアース:わかりました。カイザー殿。今日はこの辺で上がりにしませんか。人事を決めるだけですから。

カイザー:そうですな。今はジアース殿は歓喜祭で手が空いてないから仕方がないですな。

ジアース:では、午後までに企画書を作らなければいけないのでこれにて失礼。

 カイザーはインターナショナルマーケットについての今日の活動は人事を公募することになった。


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