第15話 ローレンシア歓喜祭6(あと86日)大臣級会議と歓喜祭の準備

 朝を迎えた。今日のジアースの予定は大臣と会議、歓喜祭のメンバーとは別の状況で始まった。

ジアース:ミュウ、サハリン。会議に行ってくる。

ミュウ:わかった。

サハリン:会議頑張ってね。

 ジアースは今日の各大臣の会議の内容を考えながら会議室に行った。中へ入ると、ザバンとカイザーが話をしていた。他の大臣もそろっていた。

ザバン:ジアース。準備は整っているか。

ジアース:はい。

カイザー:では皆一同。今日の会議を行う。まずは防衛庁大臣トールから。

トール:わが省はいま歓喜祭で行うに当たって注意していることはテロに対してです。厳重に警戒が必要だと思います。

ジアース:だが、トール殿、今、外務省がテロとの和解に力を注いでいます。話すと彼らの一番軸になっているのは信仰心ですので、今、彼らの宗教の本を外務省では解読しています。彼らの理想は何か。彼らが求めているものは何かを研究している最中です。

テルル:ジアース殿。私が言うことを言わないで下さいよ。

ジアース:あ、それは失礼。とにかく、国としてエメラル星を考えるに当たり、全宗教の解読をしています。何か共通なものが見えるのではないかと期待しています。

ザバン:もういいぞ。外務大臣の出番がなくなる。

カイザー:次はロカン。

ロカン:はっ。治安省ではテロ対策は防衛庁と相談しながら行います。後、交通省と協力で人の移動を速やかにするために路上タクシーの増加、バス、電車など、あらゆる交通機関の迅速な移動を可能な限り考えています。

カイザー:では次、テルル。

テルル:はい。我々外務省では交通省と共に他国の人々が入国する際にスムーズに行くようなタイムシステムを考えています。

カイザー:では次は厚生大臣。

メディ:はい。我々厚生省では、不測の事態で起こりうる事故に速やかに対応できるようなシステムを考えています。

カイザー:では、次は交通大臣。

ネル:はい。歓喜祭では膨大な民衆の移動を考え、路上の交通が混雑しないことが最重要課題と思っております。

カイザー:では次は労働大臣。

ワルク:はい。我々企業の協力を得られるためにも、また企業の収入が入り、税金を徴収するにも、各企業へこの歓喜祭のためのプランを考えてもらうことを考えています。

カイザー:次は法務大臣。

インカ:我々は民衆がこの歓喜祭を使って、やりたいことができるように、許可・認定を法の範囲内で行い、また、法の枠を超えてプランがあったら速やかに対応していくということを念頭において行っています。

カイザー:では次はメイル。

メイル:通信省ではインターネット、テレビ、新聞、雑誌等を使ってこの歓喜祭を成功させるつもりです。

カイザー:次はデバロ。

デバロ::我々は労働省と協力して事業の活性化に最善を尽くすつもりです。税金の歳出・収入に全力を尽くします。

カイザー:では教育大臣。

リリィ:我々教育省ではこの企業を若者、子供に成長してもらう、つまり、感動を覚えるものにすることを目的とし、各省庁と協力しあいながら対応するつもりです。

カイザー:では環境大臣。

エコー::我々は普段道りの活動をするつもりです。歓喜祭に関しては、ゴミの処理に注意するつもりです。

カイザー:では最後、技術開発省。

コンバット:我々は博覧会、展示会に加え、最近の技術のパフォーマンスを下のものにやらせるつもりです。

カイザー:よし、これで各省庁が昨日動いた結果だな。おのおの予定をどんどん進めてほしい。では今日の課題をザバン様に述べていただこう。

ザバン:今の様子をうかがっていると、思ったより早く物事が進んでいるな。みなの日常の仲のよさが生み出した結果だろう。では、今日の予定は次の通りだ。

 カイザーが各大臣にプリントを渡した。それは各部署の予定が書かれていた。その中で、ジアースの今日の仕事は企業周りと歓喜祭の会議である。


 各大臣はおのおの会議室を出て行った。

カイザー:ジアース殿。少し待たれよ。

ジアース:何か?

 カイザーは青年を一人連れてきた。

カイザー:この者の名はフライ(男)、私の息子だ。行く末、時代も変わる。フライを育てるには実務経験が1番。ジアース殿。よろしく頼む。

フライ:よろしくお願いします。

ジアース:わかりました。今日は彼を秘書にします。

 そう言って、ジアースは彼をつれて企業回りをすることになった。


 ジアースが訪れるところは、テレビ局、財団、IT会社、などが今日の予定である。

ジアースとフライはまずローレンシア財団を訪れた。トップのロール(男)と面会した。

ジアース:今日はロール殿。

ロール:こんにちは。今日の目的は株ですか?

ジアース:そうです。ローレンシア歓喜祭は全企業に協力を求めている。消費も大きいだろう。国からの援助金だけではまかなえないのだ。だからロール殿に企業の株を買っていただきたい。

ロール:もちろん儲けはあるんですよね。

ジアース:確実にあります。後他の財団も訪れます。これは財団にとって大チャンスではありませんか?

ロール:なるほど、そういわれれば私は株のみでなく社債も買わざるを得ないだろう。了解した。

ジアース:ありがとうございます。礼を言います。

 ジアースとフライは他の財団もそうやって回った。

フライ:ジアース様。これで企業は活気づきますね。

ジアース:うむ。財団の利益になると簡単に言っただけだが、果たして彼らの財団は動くかなあ。後はデバロとドルアに任せるしかないな。

カラン:さすがですね。次はテレビ局か。


 カランはジアースの運転手である。

 テレビ局に着き、テレビ局総局長との会談が始まった。

ジアース:今日はシュウさん。

シュウ:これはジアース様。お越しいただき恐れ入ります。

ジアース:各省庁との関係はどうですか?

シュウ:今、下のものが企画を作成中です。

ジアース:各国のメディア同士の連係も視野に入れてください。

シュウ:わかりました。

ジアース:では時間がないので失礼します。

 車の中でジアースらは話した。

ジアース:テレビ局のほうは順調みたいだな。

フライ:次はIT総長ですね。

カラン:IT総長はメールじゃだめなんですかね。

ジアース:一度、ここで会っときたいんでね。


 IT総長を訪れた。

ジアース:イグノロス殿。準備は順調ですか。

イグノロス:海外の来国者への準備ですね。国内は各サイト、Webページ、等でどんどん動きが活発になっております。

ジアース:我々の意志はIT業界では伝わっているようですね。

イグノロス:はい。メイル様、アルス様にラバンバ様、リリィ様などほとんどの全省庁が我々と接しております。

ジアース:そうですか。思ったより速いスピードですね。では、私は大体の状況を把握しましたので、ここで失礼します。

イグノロス:私は本当はもっとジアース様とお話がしたいのですが。

ジアース:それでしたら今日連れてきた、フライと話していただけますか。フライはカイザー殿の息子で、将来この国を支える人物です。どうでしょうか。フライはどう思う?

フライ:ジアース様がそうおっしゃるのならそうします。

イグノロス:では私はフライと話をさせていただきます。

 ジアースはフライを残して次に行った。


 次はローレンシア株主会社総会に主席した。

ジアース:このたび、歓喜祭のために皆様方にお越しくださいまして、ありがとうございます。今、歓喜祭の準備は急速に行っています。今抱えている問題は歓喜祭に対し、大量な雇用数が必要になります。交通の面では複数の地域でイベントを行うことになっていますので、1点集中は避けられます。あと、さまざまな問題点が出ると思います。この歓喜祭の最大の目的は景気をよくすることです。皆が総力を挙げていただきたい。この歓喜祭を乗り切れれば経済力も上がるでしょう。指令は各省庁から出ていますので、それを基本に活動してください。では失礼します。


 ジアースはローレンシア株式会社総会での話を終えて、王室の会議室に戻った。フライも戻っていた。各歓喜祭のメンバーとの会議である。

ジアース:では、会議を始める。各省庁の進みぐあいを発表して欲しい。では、まずキサン。

キサン:はい。わが防衛庁では軍事パレードを軍事演習をすることにしました。

ジアース:キサン殿。それは軍事国家をアピールしているのではないか?

キサン:いいえ、違います。まず、この演習を見ていただくのを有料にする事によって、収入が発生します。また、軍縮を行うには消費させることが重要だと考えました。

ジアース:うーん。なるほど。他のものはこの考えをどう思う?

ドルア:そうですね。軍事パレードまたは演習については賛成ですが、キサン殿がどういう進行をするのかが課題ですね。

リリィ:わが教育省は納得いきません。教育には悪影響なのではないかと思うのですが。

キサン:いいえ。ゲームセンターにも軍事的なゲームがあるはずです。これと同じです。

リリィ:私はゲームと一緒にして欲しくないです。

グリス:私はあまりして欲しくないですが、ジアース様はどう思われますか?

ジアース:そうだね。防衛庁が国の財のために動いてくれるのはありがたいし、防衛庁でのやることはこれくらいしかないだろう。ただ、場所は盆地でいいか?

キサン:もちろんです。都市圏内ではできません。

アルス:私は軍事マニアを刺激したくはないのですが・・・・・・。

ジアース:うーん。初めて意見が一致しなかったな。とりあえずこれは保留として次に移ろう。では治安省。

ロカン:治安省では国内の警備のみならず、国内の案内役として国内の移動を速やかにするのが役目です。常に案内役と警備を両方行うことに専念しております。

ジアース:わかった。次はスピーク。

スピーク:わが外務省は旅行会社と提携して宣伝を行っています。

ジアース:次はクロロ。

クロロ:わが厚生省では、緊急出勤の準備、休憩所の増設に全力を尽くします。

ジアース:次はミール。

ミール:交通省ではタクシーの運転手の増員、バス・電車の増加による、速やかな移動に全力を尽くします。

ジアース:次はウォル。

ウォル:わが労働省では歓喜祭をきっかけに、雇用の増員を行う方針です。給料の増加も視野に入れています。

ジアース:そうか。うまくいけば景気は回復するな。次はロウ。

ロウ:わが法務省では、民衆が歓喜祭で行うことに対し、その許可を与えることです。結構面白い案もあります。道路で大道芸をしたいとかです。

ジアース:なるほど。では、次はアルス。

アルス:わが通信省では、IT、TV、新聞を通し、各企画の宣伝をしております。

ジアース:わかった。ではドルア。

ドルア:経済財務省では、海外からの来客の見込みに対し、食料の不足が予想されます。今のうちに手を打ちます。

ジアース:なるほど。次はリリィ。

リリィ:我が教育省は思い切って学生の授業を休講にして歓喜祭への準備をしてもらおうというものです。大人の社会を知っていただこうと思いますがどうですか。

ジアース:うむー。思い切った策だが・・・・・・。他の者はどう思う?

ミュウ:私は社会勉強のためにはいいと思う。どうせみんな社会人になるんだし。

ジアース:なるほど。わかった。次はグリス。

グリス:我が環境省では、ゴミ対策を中心に行います。

ジアース:わかった。では最後。アンプ。

アンプ:我が技術開発省では、技術の公開を行います。ロボット博覧会などです。

ジアース:わかった。では、皆が各省について報告したところでさっきの軍事演習についてどう思うか。

ミュウ:お父様に相談したら?

ジアース:ザバン様か。・・・・・・。俺は外交の一種の政策としてはありと判断している。それに財源が入るのはでかい。ザバン様は歓喜祭に対して俺に一任しているが、これはでかい悩みだ。今夜、ザバン様と相談してみよう。


ジアース:次は各担当の仕事についての報告をお願いしたい。まずはシャムルルのミュウ。

ミュウ:私たちは、ミス・ローレンシアコンテストは歓喜祭、1日目から行います。、今募集中です。コンサートは、今はサハリン、ガイ兄様、今売られているアーティストとして、カルファー(女)とグッディ(女)、チュンレン(男)、カルス(男)、タイムズ(男二人)で、演出してもらう予定です。発表会も検討中です。テーマは自由です。自由がテーマじゃないですよ。テーマは何でもいいということです。

ジアース:わかった。次はゴンザルのアンプ。

アンプ:私どもは展示会の内容を平和展にしました。あと、博覧会ではバイオ技術、ロボット技術も紹介する予定です。

ジアース:わかった。カラジンのリリィは明日にするそうなので、次はリオパルのウィル。

ウォル:はい。私は遊園地の開放や、名所巡りを行います。名所巡りに関しては全国規模で行うことにしました。これは旅行会社が行ってくれます。今はこんなとこでしょうか。

ジアース:次はパレオザンのグリス。

グリス:動物園の方はいつも通りでいいことにしました。マジックショーもテレビ行うことに決まりました。我々が手を加える企画はクイズ大会になりました。参加者を募集しているところです。

ジアース:わかった。次はカルルアのドルア。

ドルア:展示会では過去の大人物の歴史の紹介をします。また、小遊園地は恋愛の名所にするようにしました。今はこんなとこです。

ジアース:わかった。ではイルメスのキサン。

キサン:はい、コンサートはミュウ様がおっしゃったとおりで、その他展示会ではアンプと同様平和展になりました。協力してやっていきたいと思います。

ジアース:わかった。各部署ではことが進んでいるようだな。次はスピークと協力して海外の宣伝を行い、ロウは仕事の管理、クロロは医療、ロカンは警備班で旅行案内も同時に行うという形になっているが、異論はないか?

リリィ:私は1つ不安があります。わが国は無宗教社会を作り上げてきました。そこに海外の宗教者が入ってきて国民が国より宗教を選ぶことになったら大変だと思いますが。

ジアース:いや、それはないだろう。わが国の倫理観の方が上だ。宗教の教えと競争になることになるが、勝つ自信はある。

リリィ:ジアース様は宗教は認めていないのでしょうか。

ジアース:宗教は認めているが、政治に関与すると不平等が生じる。また、宗教は自分の考える力をなくす。そういう点を考えると、宗教によって人類が発展するのかと考えたら疑問が残る。生命というものを根本に人間性というものを最大限に発揮するのが大事だ。ただ、国の倫理観だ。ただ、宗教がることによって、大切なものが守られるのなら、その宗教は大歓迎だ。だが、残念なことに、今のところそういう宗教は存在していない。

エコー:ジアース様はよくできていますね。

ジアース:私はいろいろ考えてきたからな。では、今日はこれくらいにして、明日まで、企画ないし、行動を進めてくれ。以上。


 とジアースは会議場を出た。ジアースは今度は国に寄せられた意見書を見た。その中のある1通の手紙がジアースの心を動かした。内容は、「インターナショナルマーケット」をやるのはどうですかというものである。もちろん時期的には仕入れの時間を考えると、歓喜祭と同時にやることは無理であるが、将来的には可能である。これを読んだ後、ザバンのところへジアースは行った。

ザバン:ジアースよ。どうだ、歓喜祭の様子は。

ジアース:はい。順調です。あと、私はこの国には人材が埋もれていると見ました。この手紙がそうです。

 ザバンはその手紙を読んだ。

ザバン:なるほど、このインターナショナルマーケットを歓喜祭のあとにやってはどうか。歓喜祭が終わった後、首脳陣を集めてパーティーをやる。海外の主要人物も来るからそのときに話してはどうか。

ジアース:はい。わかりました。あと、この手紙の者と会見をしたいのですが、どうでしょうか。

ザバン:ジアースよ。少し働きすぎだ。歓喜祭の後でいいのではないか。

ジアース:そうですね。だが、歓喜祭のメンバーにしたいです。

ザバン:どうしてもというのなら構わんが、その様子だと、歓喜祭は順調なんだな。

ジアース:はい。

ザバン:わかった。私はその件についてはジアースに任す。

ジアース:ありがとうございます。


 その後、ジアースは自分の部屋に行った。ミュウとサハリンが待っていた。

ミュウ:ジアース。コンサートの件はうまくできたよ。もうプログラムは完成したよ。

サハリン:そう。で、私は歓喜祭のために、もっと多くの音楽家を使ってみてはと思うけど。

ジアース:そうだな。歓喜祭は一週間行うからな。後、そろそろみんな企画書を提出してもらいたいなあ。

ミュウ:それはまだ早いよ。みんな高速で動いているのよ。さらに加速するの?

ジアース:いや、それもそうだな。ところで明日、登用したい人物がいるんだが、だめか。

ミュウ:時間がないのにそんなことをするの?

ジアース:空いてる時間だけだから。

サハリン:しょうがないね。でも、その人男?女?誰?

ジアース:ローレンシア大学1年生のコウユジだ。彼はきっと戦力になるはず。

ミュウ:私は止めないけど、歓喜祭のことはやるだけやってね。

ジアース:悪いな。

 と、ジアースはまずはテレビ電話で、コユウジと対面した。

ジアース:君がコユウジかい。

コユウジ:はい。

ジアース:インターナショナルマーケットの案は素晴らしかったぞ。だが、その後にやるイベントとして考えている。確かに以前から用意していたら、この国の経済はもっと大きく発展していたかもしれない。だが、今回はわが国の文化祭を最優先するため、この案は、違う時にさせて欲しい。依存はないか。

コユウジ:とんでもありません。ジアース様と会話できると思っていませんでした。

ジアース:本当は明日王宮に呼ぼうと思ったのだが、忙しい身だから、後日、君と会って話したい。それでいいか?

コユウジ:はい。光栄です。その日を待ちます。

ジアース:ありがとう。ではまた後日。

 とジアースはテレビ電話を切った。隣で見ていたミュウとサハリンは不思議そうだった。

ミュウ:どうしたの?明日会うんじゃなかったの?

ジアース:うーん。正直、今は歓喜祭に力を注ぐべきかなあと思った。ただ、歓喜祭の終わったらプランを出してくれとメールするよ。

サハリン:なるほどね。ジアースの思い込みだったのかな。

ジアース:いや、あのコユウジ、俺を試しているのかもしれん。なんでローレンシアの者はみんな相手を試すことばかりするのだ?

ミュウ:まあまあ。じゃあ、明日までに仮の企画書を作るわけね。今から頑張んなきゃ。


今日はみんなフル活動をしていた。ジアースは事前にザバンと話す約束をしていた。王室で、二人は対話を行った。

ジアース:今日は、歓喜祭は順調です。ただ、一点我々では決められないことがあります。

キサンが軍事演習をしたいといっているのです。どうでしょうか。私は個人的には止めた方がいいと思っているものの、現実は見るとかっこよさが印象に残ります。さらに、見学者から見学料を取るということなのです。だが、軍事国家とは思われたくありません。どうでしょうか。

ザバン:そんなことか。ジアースらしくない。わが国は平和国家だ。現実に経済的に儲かる軍事と平和とどっちを選ぶなら、私は平和を選ぶ。これは教育に関わる。国家の理想を維持するには、ゆるぎない信念が必要なのだ。人は損得だけで動くものではない。

ジアース:わかりました。私の誤案です。

ザバン:話はこれだけか。

ジアース:申し訳ありません。これだけです。

ザバン:では後は順調なんだな。

ジアース:はい。必ず景気が上向きになるでしょう。今、現在も株が上がっています。

ザバン:それはいいことだ。本当は細かい報告を早くもらいたいところだが。

ジアース:明日までに暫定的な企画書の提出を各担当者に知らせましたので、明日の午後にはできると思います。

ザバン:では、夜にでも話を聞かせてくれ。

ジアース:はい。

 と、今日は各担当者は必死で働いた。ジアースもまた独自の企画書を作って今日の日は終わった。

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