この小説のタイトルをちらっと見たそこのアナタ。「金金金金」じゃないですよ? 「金金金全」です。四年に一度、毎回決まったように書くお坊さんは、うんざりしています。それをなだめる弟子。二人の会話が漫才みたいで楽しい、短編コメディの良作です☆きっと読むとタイトルに納得すると思います♪
いやはや。金金金金しなきゃいけないお坊さまと、そのお弟子さん。金金金金とウダウダウルサイお坊様と、ツッコミが素敵なお弟子さんのやり取りがもう笑えた。お坊様、諦めてもう一発殴られて下さいよwww
どこか現代落語をしのばせる内容で、煩悩というよりは雑念だらけの和尚がまことに愛嬌があって良い。現実にいたら少々困るかも知れないが。小生意気な弟子がピリッと効いているのも楽しい。 必読本作。