第639話 日本の家族会議
色々と報告があるようなんだけど・・・・
遂にと言うか、おっさんの両親に認知の兆しが・・・・
もう80代後半だからね・・・・
実家で介護・・・・と思うけど、素人が介護って、認知は大変なんだよ。
だけどまあ、おっさん金持ってるから、実際そう言う施設作っちゃたんだよね。
え?親の為にそこまでする?
金あるからね・・・・
そしてスタッフは選りすぐって、高い給料出してるんだよ。
ぶっちゃけ相場の2倍?
そして・・・・こう言っては何だけど、施設で働く人を監視する人を、こっそり雇っててね。
これらネットですべて監視している。
虐待とかあれば大変だからね・・・・
なお、エリクサーでは・・・・認知は治らないっぽい・・・・
もしかして治るかもだけど、何か万が一別の症状が出ても困るからね・・・・
あ、嫁さんの両親は健在なんだけど、やはりもう施設に入ってるんだよね。
迷惑かけたくないって言ってね・・・・
だけど、不自由させてないよ?
双方の両親は特別な部屋にしてあるんだよ。
専属の職員を配置してあるしね。
まあおっさんができるのはこの辺りまでかな・・・・
で、和佳は知らなかったようで、
【精霊にお世話させましょうか?】
と提案を。
そうだな・・・・
こっそり頼むか?
【いいのかい?異世界だろ?精霊にとっては?】
【大丈夫ですわ。魔石を組み込んだアイテムを設置して頂ければ、恐らくマスターのお子様が亡くなるまでここに居ても魔力切れは起こさないはずですから。】
なるほどね・・・・親が死んだら、息子と娘が精霊を引き継ぐか・・・・
じゃあ先に息子と娘に精霊を何体か・・・・
むう・・・・
そんな事を思っていると、どうやらおっさんの息子、遼太郎が帰ってきたようだ。
「母さんただいま、腹減ったよ・・・・って何しにきやがったくそ親父!帰れ!」
いきなりこれだ・・・・
「どうした遼太郎、フラれたか?」
「何で知ってんだよ・・・・って違うわ!つうか何しに来やがったんだよ!」
「すまんな・・・・おまえに誕生日プレゼントと思ってな・・・・すんごいの用意してきたぞ?」
「何だよ今更!また異世界の訳の分からん奴か?あのわんこみたいな?」
いヤガルムとフェンリルの子をわんことか・・・・まあわんこだな、あれは?
「癒されるだろ?あのもふもふは!」
「そんなんどうでもいいわ!」
そう言いつつ、毎晩もふもふに癒されているようです・・・・
「お前も知っていると思うけど、父さんな、もう頭の中元に戻らないんだよ。だからこうして戻ってこれるんだけどさ。」
「ふん!だから何だよ!あ、誕生日だからって、金とか高価な物はいらねえからな!間に合ってるし?」
因みに我が家は株でもがっぽり儲かってます・・・・
友理奈が信託に詳しくてね・・・・
そっち方面から株やら投資の勉強を熱心に行い、おっさんの稼いだ資金があるからね・・・・
その資金でどんどん増やしたらしい。
今親が住んでいる施設もその金で建てたんだよね。
その内大きな総合病院も建てたいって言ってるけど・・・・まあ、経営は赤字でも問題ないので、兎に角患者さんの為の病院を・・・・という想いから計画を立てているらしい。
まあ、いい事なので応援してるよ?
で・・・・遼太郎だけど・・・・
そうか、フラれたか・・・・
「・・・・プレゼント、いる?」
「・・・・プレゼントの内容次第だけど?」
「今回はね・・・・精霊さ。」
「精霊?何だよそれ?」
さて・・・・拒否するか受け取るか・・・・
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