第621話 神々の争いについて

口田さんも復帰したので、また話し合いを・・・・


口田さんをはじめとする、日本から巻き込まれた女性3名・・・・勇者もいるけれど・・・・それとこちらの世界の女性・・・・魔王のシビルさん?がデアと向き合っている。


「では、口田さんが復帰したようなので、もう一度お話しをしましょうか?」

デアが早速言い出す。


「ああ頼むよデアさん。」


・・・・

・・・

・・


デアが口田さん達に語ったのは、神について・・・・無論デア自身の事もだけれど・・・・

何で神の話?と皆いぶかしげな表情だったけれど・・・・

かいつまんで?デアが伝えたのは


おっさんもあまり知らなかったけれど、デアの所属する神の勢力と、邪神と呼ばれる神が争っているらしくてね。

その対立が激化しているらしく、デアの部下の女神が、今の役目を負う以前の出来事なんだけど、かなりの規模の激突があって、デアの所属する神の中でも一番強かった神が邪神に負けたらしく、存在が消滅したようでね。

死ぬのじゃなく消滅?

勢いでさらに邪神たちが攻めてきたようで・・・・


この時に例の珠を使って邪神を撃退したらしい。

だけど、その球の作り方はあれだしね・・・・なので早々作れなくって、ストックも

あまりない状態らしくってね。


そしてその消滅した神は事実上デアたちのトップだったようだけど、消滅したのでそのポジション争いが勃発しているらしい・・・・


で、今はその珠はデアと女神だけしか作れない?というか神ってどんなけいるんだよ?で、たった2柱・・・・神は柱と数えるみたい。


ここまでの話を、おっさん周りを確認しならが聞いてたけど、まあやはりというか何でそんな話を俺達に?みたいな顔を口田さん達はするんだよね・・・・まあそうだよね。おっさんもそれ今関係あるの?と思っちゃったし。


そして途中で口田さんが勇者と魔王の事を突っ込んだんだけど、デアの返事がね・・・


どうやら、そもそもの始まりは、この争いでまさか神がトップの座を巡り争っているとか知られるわけにもいかず、人の目からそらすために、勇者と魔王というのを作って、人類の味方。希望の勇者。そして人類の敵。憎き魔王。


これを作り延々と戦わせているらしい・・・・ここで勇者と魔王の話が関係するのか・・・・って神の争いから目をそらすためかい!

あ、というか、そもそも邪神との争いだよね?魔王とか勇者とか用意したのって。

今の神の権力争いは関係ないよね?

うーん・・・・デアも混乱してるのか?


ここまでデアが話した時、シビルさん・・・女魔王が立ち上がった。


「そ・・・・そんな事の為に!父が、母が!兄が!弟が!妹までも・・・・ふふふ・・・・その愚かな神、許せない!」


あ、と思ったけど口田さんがシビルさんを取り押さえ、落ち着かせているようです。


「待てシビル。もっと話を聞いておくんだ。本当に憎むべき相手が誰か、見定めないと。」


それはおっさんも思うけど・・・・単に邪神という訳じゃないよね?

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