第622話 珠の作り方を口田さんに教える

暫くして女魔王さんも落ち着いたようだし、次にどんな話をしたらいいか考えていたんだけどね。

口田さんが質問を・・・・おっとお?てな感じのをだね・・・・


「その珠の事ですが、どうやって作るんですか?デアさんしか作れないんでしょ?今は。」


あ、これ先に言っとくべきだった?デアがあからさまに狼狽えてるよ?

まあ造り方があれだしね。


「ななななに聞いてるんですか信じられないそんな事聞かないでちょっと小次郎何とかしてよ!女性に何て事聞くんだこの変態えっち!」


うわ・・・・口田さん知らないから聞いたんだけどね。

そんな事を知る由もないデアは、顔を真っ赤にしながらえっちとか言っちゃったよ。

周りは皆面食らってるよ?何珠の作り方聞いただけなのに、何故そんな反応?みたいな。


そしてもうデア自分で何言ってるか分かってないでしょ?

それに皆ますます困惑しちゃってるし・・・・


「ああ口田君。気にしないでやってくれ。それとデアもデアだ。実際に口田君の目の前で作ってくれって言ってる訳じゃあるまいに。」


よく分からない口田さんは、


「はあ・・・・・」


とまあ、分からないからそう言うしかないよね、的な反応・・・・

そしてデアがムキになってる。


「何がはあよ!私が珠造る所見てハアハアしたいんでしょ!」


うわ、言っちゃったよ。

「は?ハアハア?その、ハアハアする様な事して作ってるんですか?」


そりゃあ聞くよね?知らないから。


「ななななんてこと言ってるの女性に対し!デリカシーナッシング!」


仕方ない、口田さん達にわかるように言っとこうか・・・・


「まあ、そもそもどうやって造るかは、もはやどうでもいいんだよ。何でできてるかだけど、これはね、処女神の愛液なんだよ。」


あ、皆固まって・・・・驚いてるぞ?


「小次郎なんて事教えるの!信じられない!」


そうは言ってもね・・・・これはちゃんと知ってもらわないと。


「信じられないって、最近では一人で濡れないから、手伝ってくれって言うから、頑張って協力してるじゃないか?」


ここ最近そうやってやって来るんだよね。まあ、あまり頻繁に3柱に来られても困るから、数日おきに手伝ってるんだけど。


「つまりデアさんと女神は、処女?」


処女っておっさん言っちゃったからね・・・・まあ仕方ないよね?


「ぎゃー!それ以上言うなあ!」


あ・・・・怒ってるのか恥ずかしいのか、顔を真っ赤にさせて怒ってるデアってなかなかかわいいな。

部屋さえちゃんと片・・・・付ける必要もあるし、身だしなみもボッサボサの髪の毛やら、だらしない姿じゃなかったら美女で通るのにな・・・・相変わらずある意味残念デアさん・・・・

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