第611話 珠を回収しに来る神?
その後しばらくデアちゃんの珠作りに協力し・・・・
毎夜悩ましげな声が・・・・
漏れてないからね!
完全防音のしっかりした場所でやってるから!
「ねえ・・・・ぎゅっとして?」
最近デアちゃんは事あるごとに深い関係を求めてくる。
処女を失う訳にはいかないから、寸止めなんだけど・・・・
「仕方ないわね!私ばかり気持ちよくなってもね・・・・ズボン脱いでよ?」
「いやそれは駄目!この後たっぷり精霊さんに絞り取られるからさ・・・・それより、一寸このままでいようか。」
デアちゃんはあれからずいぶん変わった。
何せ部下が忽然と消えてからずいぶん日が経つようだけど、手掛かりなし・・・・
そして暫く二人でまったりした後、部屋を出ると、途端に例の3人組がやって来る。
おっさん一寸最近やって来る部屋に仕掛けをしてね。床に魔道具を仕込んどいて、それを踏めばその魔道具が相手に張り付き、そのまま追跡できるというもの。
だけどなかなかうまく踏んでくれなくって・・・・
そうした日々が続く中、あれから何度も3人の神がやって来る。
一体珠を何に使ってるのか?
気になるじゃないか?
「何をしておる、早く珠を出さんか!」
老人の神?見た目だけど・・・・がせかす。うーん・・・・なかなか踏んでくれないなあ。
なのでおっさん違うやり方をしてみようと思ってね。
おっさん珠をもってその神に渡そうとして・・・・床に置いてあるものに躓いてね。
思わずバランスを崩し、豪快にこけちゃってね・・・・無論演技だけど。
そしてその時珠を放り投げちゃってね・・・・勿論ちゃんと考えた方向に飛ばしたんだけど。
「危ない!」
イケメンが咄嗟におっさん・・・・の放り投げた珠を手にする。
おっさんその、女の神に突進する形になっちゃって。
「ぎゃあ来るな!」
だがもう遅く、その女はおっさんを受け止めたよ。
そしておっさんすかさず小さなアイテムをいくつかその女の髪の毛と服に仕込んでね。
「こら!ノエミに触れるな!」
イケメンが珠を爺さんに渡し、こっちにやって来る。
おっさん素早く女から離れたら今度は・・・・爺さんの方に向かっちゃって。
「ぐえ!」
・・・・もろにぶつかったよ?
え?あんた神なんだろ?よけろよ・・・・
無論この隙にやはりアイテムを爺さんにくっつける・・・・
「いてて・・・・あんたらが急かすからじゃないか・・・・もっとゆとりをもって取りに来てくれよ。」
「白河小次郎すまないわね。デアはどうしたの?」
「・・・・イッたばかりでね、休んでる・・・・」
「そう・・・・まあ無理はさせないようにね。そこそこ珠は集まりつつあるから。それより最近」
そこまで言いかけて、例の老人が立ち上がり遮ってきたよ。
「時間の無駄じゃ!とっとと帰るぞ?」
「・・・・また今度デアに合わせて頂戴。話したい事もあるし。」
そう言って去って行ったよ・・・・
おっさんの仕込んだアイテムと共に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます