第612話 神の居場所を突き止めようとしたけれど

あの3人の神?が去ったので、おっさんあの3人い仕込んだアイテムで色々確認をしようと思ってね。

特に爺さんに仕込んだのは、認識阻害のアイテム。しかも精霊付き。

精霊に直接運んでもらえる優れもの。

勿論顕在化しないでね。

その精霊も認識阻害させていてね。


持たせたのは収納カバン。

中にはゲートが入っていてね。

顕在化してない精霊に扱えるように、おっさんスキルで作ったんだよ。

まあこの辺りは和佳のアドバイスがあったんだけどね。


で、ある程度して、様子を見て3人から離脱、こっそりゲートを設置してもらい、こちらに戻ってもらうと言うもの。


待つ事数分・・・・


無事精霊が戻ってきたよ。

で、和佳が通訳?してくれて。

「マスター、周りには何も気配がないので、一尾確認に行ってみては?と言ってますわ。どうしましょう?」


どうすると言ってもね・・・・一応見に行っておくか・・・・やばかったら速攻引き上げる、と言う事で。


「行ってみるよ。精霊の頑張りを無駄にしたくないからね。」


そう言っておっさんゲートを使って、相方の方へ向かったよ。


・・・・

・・・

・・


●神界●


「ちょっとお義父さま!その珠全部お義父様がお使いに?」


「いいではないか!儂はもう歳を取っておるから、珠が必要なんじゃ!」


「神なんだからもはや歳関係ないです!」

「うっさいったらうっさいのじゃ!早う行かんと儂の席が・・・・」

「お待ち下さい父上!私も同行しますよ!」

「おおう!心強いの!早速行くのじゃ!次こそは勝つぞ・・・・」


・・・・ふん!下種が!神のくせに珠を賭け事に使いやがって!

・・・・そうは言っても何とか確保したけれど・・・・

あの男、一体何を仕込んでくれたのかしら?


因みにこっそり珠を渡すように白河に言ってあるので、自分の珠はちゃんとキープしてたりするノエミだった・・・・


これ・・・・あのくそじじいにも仕込んでたわね。まさか私にも仕込むとは思わなかったけれど・・・・

邪神との争いも本格化しているというのに、全く・・・・


・・・・

・・・

・・



おっさんこっそりその独り言を聞いちゃったよ。

まさかとは思うけど、知ってて独り言を?


あの3人の中でこのノエミとか言う女性は要注意だね。

あのじじいは中身空っぽの短気じじい。

イケメンはよく分からないけど、きっとあのじじいが父親。まあ大した事は無いだろう・・・・


おっさんこっそりゲートを別の場所に置きなおし、それもバレないよう認識阻害仕様でね・・・・ばれないうちに戻ったよ。

次があれば、もっと調べて見ようかな。

あのまま珠を取られっぱなしってのも何だかね・・・・

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