第603話 精霊さんを剣に宿らせたよ。

もう野郎の入浴シーンはいいだろ?


もう全員出て、今はガウンを羽織って寛いでいる。

さて・・・・誰からするか・・・・

今回、皇帝は後回しだな。一応今は精霊2人が張り付いてるし。


じゃあ・・・・ロニーさんからでいいか?

「和佳、どうしたらいい?先にロニーさんの助けになり、しかも好みでと思うんだけど。」

「ロニーさんですね。少々お待ちを・・・・ああ成る程。もう近くに精霊はおりますの。そして・・・・なるほどなるほど・・・・グラマーな女性を所望ですね。」

「ええ?どうしてそれが?」

驚くロニーさん。

「それは精霊だから?ロニー様、その精霊が顕在化した姿は、剣の持ち主に影響されますのでご心配なきよう。」

・・・・良かったじゃないですかロニーさん・・・・

そうかロニーさんはグラマーなのがね・・・・


「それも所謂トランジスタグラマーですわ。」

・・・・まじっすか?

まあ自分より背の低い女性がいい・・・・と言うのはわかるけどね。

ロニーさんの場合、背が低めのグラマーさんがいいのか・・・・


「マスター?まずは剣に宿る精霊の選別ですよ?顕在化はその後で・・・・」


「ああそうだね。まずは剣に精霊さんが来てくれない事にはね・・・・」


そして今ロニーさんの手には、二振りの剣があるんだよね。

精霊に反応しているのか、鞘から光が漏れている・・・・


「では・・・・やはりマスターがアークマスターとなられますので、マスターも剣を握っていて下さいまし。ロニー様もしっかりと剣を握っていて下さいね。」

「ええ。しっかり握ってますよ、精霊様。」

「では・・・・あら?そうですか・・・・では一体は少し・・・・ロニー様より少々背が低く、細身で良いと・・・・」

何の事?

「あ、分かりますか?2人いるのだから、2人供同じゃなくていいかなあと、ははは・・・・」

まあ色々なタイプがいる方がいいよね。


そんな事を思っていると・・・・

「マスター、しっかり!もう直ぐですわ!」


ちなみに和佳さんが精霊の動向を決めてくれるようなんだよ。

この辺は分からないから、お任せだね。


暫くして・・・・剣はおろか、鞘まで光りはじめてね。

うわ・・・・これは中々眩しいよ。


そして暫くすると・・・・

落ち着いたのは、光は消え、元のとは言えないけど、何やら気配の感じる2振りの剣があったよ。


「マスター、成功ですわ。精霊も選ばれて喜んでおりますわ。」

「そうかあ、それは良かった・・・・のかな?まあ今はいいだろ?次、ロートレック公爵だね。」

「はい・・・・では公爵さま、この剣を手にお取り下しまし。」

さて・・・・大丈夫かな?さっき変な事言ってたけど?

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