第602話 おっさんは絶対無二の存在らしい

いや・・・・水着姿で言われてもね・・・・

それに相手が皇帝、しかもマスターになってるんだよね?


「どうしたんだいきなり?」


そう思ってると、なんとキラスとキウスがおっさんの両脇に来て、それぞれ腕を組んできたんだよ。


「だって・・・・皇帝の分際で、アークマスターから無理やり剣を出させろだなんて・・・・」

「立場をわきまえてほしいのですよ。」


・・・・大丈夫か?


「なあ皇帝さんや・・・・」

「何だシラカワ、言いたい事があるならさっさと言え!」

「あんたこの精霊になにかした?」


「うぐ・・・・俺様に黙ってエリクサー使いやがったんだ、それなりにだな・・・・」

ん?何をしたんだ?

すると精霊さん・・・・


「酷いんですぅ・・・・」

「いきなりお尻ぺんぺんですよ?信じられますか?」

・・・・何してんだか・・・・

「んだよその後たっぷりかわいがってやったじゃねえか!」

「二人同時にですよ?信じられますか?」

「それに・・・・はやす「そんな事はねえ!」ぎて・・・・」

・・・・ナンノコトダカオッサンワカリマセン・・・・


「シーツが凄い事になったのに・・・・その後何度も・・・・信じられません・・・・」

「痛すぎ。へたっぴ。アークマスターはそのあたり優しいのねに。」

あ・・・・ちょっと何言っちゃってるの?

「おいシラカワ・・・・・どういう事だ?」

・・・・ここは全力で否定・・・・するわけにはいかんな。嘘は駄目だね。ここは真実を上手く言ってごまかすか・・・・


「・・・・何の事を言ってるのか分からんが、その二人・・・・血だらけになったんだろ?それが全てじゃ?」

嘘は言ってない、うん。

「む・・・・確かに・・・・こいつら処女だった・・・・いや、疑ってすまんな。ちょっと興奮したようだ。」

おっさんこそすまんね。もう既に・・・・しかもその後膜だけ再生とか・・・・

そうだ!ここはあれだ!話題を変えないと。

「よし、風呂あがったら、剣を出すか。ここじゃ無理だしね。」

「よし!なら話は早い!キラスとキウス、さっさとシラカワ綺麗にして風呂から出してやれ!こうしちゃおれん!新しい俺様専用の剣!」


・・・またチュドーンとかしないだろうな?


「わたしにも・・・・精霊が・・・・?」

「ああ、ロニーさんの場合、守ってくれる精霊に・・・・なると思うよ?」

「・・・・ごつくないですよね?」

「何がごついのか知らんが・・・・多分ロニーさん好みになるかと思う。」


「ええ!それは素晴らしい!!これは大いに期待できますな!」


何を期待してるか知らんけど、まあロニーさんだから無茶はしないと思うけど。

「最後まで面倒見てくれるのかのう?」

そしてロートレック公爵・・・・

何を最後まで?あまり考えないようにしよう・・・・

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