第593話 勢いでとんでもない数を・・・・
”回復くん一号”のおかげで、・・・・じゃない!”回復くんいちごう”だった・・・・
おっさんドロドロの素材を取り出し・・・炉から出すとどんどん固く・・・・
まだまだ柔らかいけどね・・・・
おっさんもう一心不乱に、ひたすらに素材をちぎっては、炉にもう一度ちぎった素材を突っ込んで、ちぎってはまた素材を炉に・・・・
どれだけ時間が経ったか知らないけど、そういうのを只管やったよ。
赤毛のねーちゃんは炉につきっきりだし、今は一番こういう事に関して相性がいいと自ら名乗り出でてくれた、茶色い髪の・・・・ブロンズヘアー?ちょっと濃いめの茶色の髪の女性が・・・・あ、精霊か・・・・
「アークマスター、すべて剣でよろしい?」
「ああ、全部剣にする。」
「では大まかな形に整えておきましょう。」
なんか精霊が言ってるけど、ひたすらちぎってくよ。
おっさんが炉に戻した素材を、ブロンズヘヤーの精霊さんが何かしてくれてるみたい。
まあ今は気にせず全力で!
・・・・
・・・
・・
・
気が付けば素材が・・・・あれ?何か残った?
なんかね、さっきまでのより、強烈に主張してる気がするけど・・・・
なんだかんだでこの残ったのは2振り分の大きさっぽくなってね。
最後だから、これはおっさんが形を整えたよ。
そしてこれを炉に突っ込んでね、今度はさっきの精霊さんがある程度形を整えてくれた素材を、おっさん取り出しておっさん少し手直ししたよ。
そんなには手直しする必要なかったけどね。
【アークマスターの所持している、自ら使用する剣を参考にいたしましたので、さほど修正に時間がかからないと思いますよ?】
「ブロンドさんなんか言った?」
「いえ・・・・では、私はそろそろお役御免ですわね。」
「ああ、ありがとう!ここまで形が整ってると、後がやり易いよ!助かったよ!」
いい仕事してくれたよ精霊さんグッジョブ!
【まあ、褒められましたわ。】
そしておっさん、一振りずつ炉から素材を取り出し、いよいよハンマーで打ち始めたよ。
あ、仕上げにあの魔道具、名前何だっけ?
”すんごい焔の出る一号君”だっけ?
あ、違うな・・・・”すんごい焔がでるよいちごうくん”
そうだ、こいつだ・・・・
おっさん炉に張り付いている赤毛のねーちゃん呼んで、この魔道具の扱いを任せたよ。
「任されます。これには精霊が宿っておりますので、焔の細かい調節は、アークマスターが頭で念じて下さいませ。それを読み取り、出力を調節いたしますわ。」
「よくわからないけど頼むよ・・・・あ、風と水の精霊さんいる?」
すると青っぽい髪の毛をした精霊と金髪の精霊がやってきたよ。
「お呼びでございますか、アークマスター?」
「ああ、今から剣を打つから、細かい風を頼むよ。水はね、最後に思いっきり冷やすから、おっさん指示したら冷たいのぶっかけて?」
「承りましたアークマスターさま。」
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