第569話 秘書さん精霊の交渉?

一生懸命秘書さんが説明しているよ。

何なんだろうね。


暫くして親方がやってきたよ。


「本当に貴様が精霊様を従えているのか?信じられん!」

「そう言ってもね・・・・じゃあどうしたら信用してくれんの?」

「む・・・・それは困ったぞ。精霊様に何かあっては大変だ。」

すると秘書さんがやってきた。

「親方様?まだ納得できませんか?」

「しかし精霊様、こんな人間ごと気が精霊様を使役しているとか、にわかに信じられないのですよ。」

「では・・・・マスターに、命令をしていただくほかありませんわね。」

「え?そんな・・・・」

「いいですか?別にわたくし、ここでマスターと乳繰り合えといわれれば喜んでいたしますわ。」

「それだけはいけませぬ!」

「では、信用していただけますわね?」


「むむむ・・・・」

なんだかね、信用できないって困るなあ。

「わかりました。では、今から私、マスターと愛し合いますので、それで信用いただくしかありませんわ。」

「え?ちょ?なんでそうなるの?人前でとか絶対駄目だよ!」

「そんな事を言っていては親方たちの信用は得られませんわ。さあ親方様、どこかいい所に案内していただけませんか?無理なら、マスターに色々出していただきますわ。」

・・・・なんでこうなるの?

「む・・・・あそこの奥なら・・・・」

おい親方、何でそこで止めない!


「では、参りましょう!」

そう言うが早いか、秘書さん精霊はおっさんを抱きかかえ、素早く移動したよ。

え?ちょ!どこにそんな力があるんだよ?

げ!なんでドワーフどもは見送るんだ?

「ではマスター、ここにベッドとお布団をお出しくださいまし。」

「なあ、もういいから帰ろう。君にこんな犠牲を強いる訳にはいかないよ。」

「むしろご褒美ですわ。ササ、早くお出しくださいまし。」

いかんなあ・・・・なんだかんだで出しちゃったし?


そしてその間に秘書さん裸だし。

おっさんあっけにとらわれている間に、いつの間にか服が・・・・


「では、お願いいたしますわね。」


・・・・

・・・

・・


気が付けば、何故か他の精霊も・・・・

あれ?秘書さんだけじゃなかったの?しまった、ウェンディ達の所にいる精霊だな・・・・


暫くして親方が現れた。

ああ、そのころには服着てたからね。

「では精霊様、こちらも準備できましたので、いつでもお連れ下さい。」

「ああ、親方様、ありがとうございます。おかげ様でマスターに抱かれましたわ。」

「いえ。精霊様の望みは我が望み。これしきの事、お気になさらず。さあ、まいりましょう!おいてめえら行くぜ!」

「「「「「おお!」」」」」


え?もしかして親方もグル?おっさん秘書さんに・・・・

「マスター、気にしたら負けですわ。」

「気にするよ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る