第505話 トロルでパワーレベリング

85層、トロールの大群だった・・・・よ?


少なくとも、おっさんが確認できたのはトロール。トロル?どっちでもいいって?さいですか・・・・

何せ、一寸待て!と言うのも虚しい・・・と思えるほど、皆が勢いよく突っ込んでいくんだよ・・・・


「力がみなぎるぜ!」

とか言いながら皇帝自らボス部屋に突入とかやめて・・・・


「今から君達用のを確保するから・・・・待ってね?」


もう、凄いのを見たって言うような感じで、怯えてるよ、3人・・・・


だけど、実際は違ってね・・・・おっさんはそんな事見分けがつかない訳で・・・・


「シラカワ様が・・・・私達の為に・・・・ここまでしてくれている?」

「やはりこれは本物?」

「絶対ものにしてみせます!」


何か聞こえるんだが・・・・最後の何?


そう思いながら、ウェンディとカトリーンに協力してもらい、3体のトロルを確保・・・・


「さ・・・とどめを・・・・?」


だけど、3人か固まって動かない・・・・あ、またしないとね・・・


「このまま固まってたら、また後ろから抱きしめてくれるかしら?」

「たぶんそうしてくれるんじゃないかしら?」

「シラカワ様ごめんね、実はもう慣れてるんです・・・・」


・・・・何かよからぬ思惑を感じるが・・・・気のせいにしておこう・・・・


・・・・

・・・

・・


「こ・・・怖かったです・・・・」


ごめんね・・・・こんな魔物を仕留めさせるなんて、おっさんどうかしてるわ。

おっさん今3人の娘さんに、かわるがわる魔物のとどめを刺させてるんだけど、流石に・・・・震えてるから、思わず一人ずつ抱きしめてるんだよ。

「妾が抱きしめても良いのじゃが?」


カトリーンがそう言ってくれるけど・・・・

何故かおっさんに抱きつく3人。


その、すまんねえ・・・・どうしてもね、綺麗な娘さんに抱きつかれたら、勘違いしちゃうんだよ?

「それ勘違いじゃないから!」

ってウェンディが指摘してくるけど・・・・

どう勘違いじゃないんだ?


何とか3人にとどめを刺してもらい・・・・

3人が落ち着くのを待って・・・・

ちょっと色々大変な事になってたから、もう一度浄化をね・・・・


「じっくり見させて下さい!」


うん?

「あと少しなんです!」


へ?

「わざわざ恥ずかしい思いをしたんですから・・・・」


ええ?

なんかおかしいけど・・・・?

おっさん3人に、1人ずつもう一度浄化を使ってね・・・・


「いいかい?水魔法と風魔法なんだけどね・・・・2つ同時に扱うんだよ?」


とか無駄なレクチャーしながらね・・・・


「こ・・・・こうですか?」


「おお?もう少し・・・・」


「次お願いします!」


次って・・・・この娘さん?

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