第504話 綺麗なお顔が台無し・・・・  

「今から・・・・84層の魔物を、おっさん達が瀕死まで追い込むから、とどめだけ刺してね?この剣使って?見た目とは裏腹に、軽いから。」


おっさん最近打った、ショートソードを3振り渡したよ。

「・・・・綺麗・・・・こんな・・・・宝剣じゃないんですか?」


「いやいや、実用的な剣だよ?」


「そうは見えませんが・・・・」


「まあ、何でもいいから使ってね・・・・じゃあ行くよ?」


おっさん84層へ向かったよ。


因みにカトリーンと・・・・何とか腹痛が収まったウェンディを伴ってね。


うーん・・・・色んな魔物が居るなあ・・・・


オークやら、ゴブリンやら、何やら獣?あとは・・・・サイクロプスとかトロールみたいな・・・・人型が多いな・・・・


それらを片っ端から仕留め・・・・る直前まで追い込んでね、四肢を切除して3人の娘さんの前に差し出したよ。

「ひい・・・・」

「駄目・・・・」

「無理です・・・・」


泣いたよ3人供。まあ・・・・最初は皆そうなんだよん・・・・


「目を瞑っていていいから・・・・おっさんが背後から支えてあげるからね・・・・」


おっさん、娘さんの後ろから、娘さんに剣を握らせ、その手を持ち、魔物の首を撥ねさせたよ。

これでも娘さんが仕留めた事になるらしく・・・・

3人を順番で魔物のとどめを・・・・仕留めさせてね。

もう折角の綺麗な顔が涙と鼻水でぐちょぐちょ。それに・・・・嘔吐しまくりだし・・・・


ちょっとお股から液体が・・・・


・・・・

・・・

・・


皇帝が無双しているせいで、この階層の魔物はほぼ片付き、パワーレベリングは終わったよ。


「ごめんなさい・・・・この歳で粗相してしまいました・・・・もうお嫁に行けません・・・・」

「ううう・・・・」


「いや・・・・こないで・・・・」


3人それぞれ・・・・すまん・・・・


「その・・・・パワーレベリングはいい感じに終ったんだけど・・・・今から・・・・浄化の魔法をかけるからね?」


おっさん3人に浄化の魔法をかけてあげたよ。

綺麗になる3人・・・・


「噂の浄化魔法・・・・欲しい・・・・」


うん?何か言った?


因みに一人ずつ魔法を使ったんだよね。

そうしたら・・・・3人同じように魔法を試みてね。

いや、無理だよ?そん簡単に魔法を覚えられないから?


それでも3度のチャンスにトライしてね・・・・無理だったけど。


そして、次の階層、85層・・・・

此処でもパワーレベリングをする事に・・・・魔物の数が多いから、たぶん大丈夫と思うけど・・・・


今いる全員で向かったよ。


そして、すまん、3人供に顔色が無いね・・・・

だけどその、おっさんの身勝手だけど、今後の事を考えるとね、今必要な事なんだよ?


何とか必死についてくる3人。

うう・・・・いい娘さんやなあ・・・・終わったら何か埋め合わせをしてあげないと。

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