第490話 71層は・・・・野菜畑が広がっています

このメンツで大丈夫か不安になるけど、さっき休憩所で寛いでいたナターリヤを無理やり留め、おっさん一行に張り付いてもらう事にしたよ。


「む・・・何で一緒に居ないといけないんだ・・・・」

「一応今回、調査だから!それと・・・・あれのお守りをしないと・・・・」

おっさん、ナターリヤに皇帝のお守りを、誰かがしないといけない事を告げた。

「ナターリヤならきっと一人で踏破できるだろう?だからだよ・・・・その・・・・頼むよ。」


「む・・・・仕方ない・・・・そういう事なら・・・だがまだクィンシーやウェンディでなんとかなるのだろう?」

「あ・・・・ああ、それは今ならまだ問題ないだろう?怪しいのは90層からだと思っている。」

「む・・・・わかった・・・・じゃあ今は急いでいないのだな?」

「あ?ああ・・・・そうだな・・・・」

「じゃあ・・・・ナニが報酬に欲しいぞ?」


う!おっさん何か殺気を感じたよ!それも肉食獣が、獲物を狙っている時のように・・・・


「あ・・・・ああ・・・・ウェンディに・・・その・・・・お願いを・・・・」

「問題ない!多分そんな事だろうと思っていたからな!エルヴィーラにも言い含めてるからな!さ、報酬は前払いだ!」


「なあ・・・・何が始まるんだ?一応ここダンジョン・・・・」


「いいじゃないか!どうせ夫婦なんだし!問題ない!痛くしないからな!ササ・・・・」

おっさんまたもやこのパターンかと思いながら・・・・


「成功報酬じゃ・・・・駄目?」

「それはそれで貰おう!それはそうだな・・・・たまには二人っきりで出かけたいぞ?まあ今は・・・・」

じゅるりとナターリヤが舌舐めずりをしたかと思うと・・・・

おっさんあっという間にベッドに連れ去られたよ・・・・


・・・・

・・・

・・


なあ・・・ちょっと前にウェンディとも、こんな事があった気がするんだけど?


「それは私には関係ない!さ、ダンジョンダンジョン!」


おっさんって何なんだろうね・・・・


71層は、野菜畑だった・・・・


キャベツっぽいのやら、小松菜?ほうれん草?

葉物野菜ですか、ここに来て・・・・


収穫しやすいのを少しだけ・・・・


農作業って腰痛いんだよ!

何でこんな下層に畑!なんだよ!ここ!


おっさん誰にともなく怒りを野菜に・・・・・あ、折角のお野菜が・・・・


そして次・・・・パターンからは蜂かと思ったら・・・・

何か馬みたいな生き物がいるぞ?

いや・・・・ラクダか?

よく見たら・・・・アルパカ?

アルパカだよ!


生地になるの?


確か毛の長さで価値が変わるんだよね?


高級生地の素材ゲット?

だが・・・・どうやって毛を刈るんだ?

おっさん知識が無かった・・・・


まさか殺してじゃ・・・・無いよな?

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