第465話 なんだかおかしいぞ?


肉に満足したので、次の階層へ。


何だっけ?また鉱物?

3層は鉄だったけど、今度は何が出るのか?


で、28層・・・・わからん・・・・


見た目ただの岩。だけど、やっぱり鉄が含まれてるっぽい。


この階層の方がいいのがドロップするはずなんだけど、どうなんだ?


鉄の含有量が多いとかそんなのかな?


まあ、適当にサンプルだけとって、さっさと上に行こう。


ま、サクッと進まないと。で、29層、またゴブリン。


ただ、数が多いな。6匹ぐらいで行動してる?それと・・・うーん、何か違うような・・・・


おっさん、何が違うのか見極めようとしたんだけど、気が付けば、ゴブリンはいなくなっていた。あれ?


「こんなのどうでもいいから、さっさと行こ?」


ウェンディ・・・・こんなのって・・・・


「何か強かったよ、とか無かったのかい?」


「え?こんなの雑魚よ雑魚。」


・・・そりゃあウェンディほどのレベルならそうなるか。


仕方ないので、ゴブリンは無視してボス部屋へ。


ゴブリンがわんさかと思ったら・・・・ええと何だっけ?一つ目の巨人。


サイクロプス?あれが・・・5体と、一回り大きなのが1体。


見た目強そうだなあ?こん棒とか装備しちゃってるし。


あれで殴られたら痛いだろうなあと思いながら見ていると・・・


「少しはましなのが出てきたじゃねえか!よっしゃあ!」


とか言いながら、皇帝が向かって行っちゃったよ。


まあ・・・・おっさんソード(仮)装備しているし、服も凄い防御力なはずだから、放っておいてもいいだろう?


おっさんじっと見てたけど、あ!やりやがった・・・・

「うりゃああ!」


武器の力を思いっきり使いやがった・・・・


「おおお!すげえな相変わらず。」


サイクロプスは跡形もなく消し飛んだよ。

「なあ・・・・何かドロップするかもだから、自重しろよ!」


「いいじゃねえか、少しぐらい。」


そう思うなら武器の力に頼らず、普通に攻撃しろよ!


まあいいか・・・・ぼちぼち進むか?


そして進んで、また建物か。


この辺りにも休んでいる冒険者がいる。


うーん・・・・話と違うな?

もっと低い階層しか活動していないんじゃなかったのか?冒険者。


元々報告してくれたのは、クィンシーなんだよな・・・・


「なあクィンシーさんや。」


「へ?ええとな・・・・何かなシラカワさんや。」


「何か隠してない?」


おっさんがそう聞いたら、一瞬ビクッとしたね?


「ナンノコトカナ?」


何故カタカナに・・・・


「なあ・・・・もっと低層しか冒険者入り込んでなかったんじゃなかったか?どう見てもそこで休んでるよな・・・・」


「ああ?そうみたいだな・・・・きっと誰かが先陣切ってるんだろ?」


「そう?それと・・・何だかこの報告、間違いが多いんだけどな・・・・?」


「ソウデスカスイマセンナオシマス」

怪しい・・・・別に何か隠しててもいいんだけどさ・・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る