第421話 舘の医務室に連れ帰る。

医務室にて・・・・


アルフォンシーナを運んだ後、件の女性、エリザヴェータさん?を、医務室へ。

万が一があると困るので、アルフォンシーナの方は、勇者パーティの2人、ヨーリス君とライナス君


エリザヴェータ女史・・・・うーん・・・・どう呼べば?

彼女にはまあ、リューク君とエルヴィーラ、クィンシーが付いている。


ウェンディとカトリーナには、全体を見てもらってる。


で、皇帝は・・・・さっさと城へお帰りしていただいたよ。

流石に、ずっと皇帝が城を空ける訳にはいかんだろう?


それにまだエリザヴェータ女史は治療が必要、いつ意識を取り戻すかもわからない。


なのでまあ、エリザヴェータ女史が意識を取り戻したら、城へ連絡して皇帝に来てもらう事にしたよ。


「てめえのその無茶苦茶な能力でなんとかしろ!」


とか言ったが・・・・それでどうにかなるなら、リューク君の記憶はもっと早く戻したよ?まあおっさんが記憶を回復させた訳じゃないけど。


一応、アルフォンシーナにエリクサー(改)を使い、回復・・・・


あと、精神力を回復させるポーションをマクシム・バララーエフ男爵から融通してもらって・・・・特に効果の高い奴をだけどね・・・・暫くすると、気が付いた。


「あ・・・・その、申し訳ございません・・・・」


いきなり謝ってくる。


「何を言ってるんだ、アルフォンシーナがいなければ、あの女性の呪いは解呪できなかったんだ。それもあの場で、急がせてしまったし・・・・で、気分はどうだい?」


「・・・・なんだかすごく元気が湧いてきます。もしかして旦那さまお手製のエリクサーを使用されましたか?」


「うん、万全を期すために、勿論使ったよ?」


「そうでございましたか・・・・そう言えば旦那さま、このエリクサーの効果はどれぐらい検証しているのでしょう?」


「うん?言ってる意味が理解できないけど・・・・ちゃんと何人かに使ってるよ?もちろん自分にも使ったりしてるけど・・・何か違和感が?」


「その・・・・妙に頭ががすっきり、しかも体調が驚くほどよいのです・・・・」


・・・・え?そんな馬鹿な?

そんな効果は・・・・あ、ポーションか?


「あ、もしかして・・・・バララーエフ男爵から融通してもらったポーションかも?エリクサーとの同時使用はそう言えばしてなかったな・・・・」


「きっとそれですね。ええと・・・・エリザヴェータ様の治療を早速いたしますね。」


そう言ってアルフォンシーナは起き出す。


「大丈夫か?」


「ええ!ものすごく元気ですわ!」


・・・・気を付けよう・・・・あの控えめなアルフォンシーナが元気いっぱい・・・テンションも高めだし。


で、早速エリザヴェータ女史の所へ。


あれから目を覚まさない・・・・


「少し調べますね・・・・ええと・・・・男性の方は・・・・・ご遠慮願えますか?」


「ああ?何だ服を脱がすのか?なら俺は消えるよ。さあヨーリス君とライナス君だったか?向こうへ行こうか?」


クィンシーが引き上げる。


「・・・旦那さまも・・・・ね?」


「・・・・リューク君、君もだ、さあ、一緒に来るんだ。」


「わかりました・・・・」


おっさん、リューク君共に、部屋を・・・・おっとその前にアルフォンシーナにエリクサー(改)を渡しておこう。


それと・・・・


「ウェンディ、カトリーン、万が一の時は、しっかりアルフォンシーナを護ってやってくれ。」


「勿論よ!」


元気よくウェンディが言う。


「無論じゃ。この女子、自我があればよいがのう・・・・」


カトリーンはそんな事を心配している。


まあおっさんも心配してるんだけどね。気が付いたはいいが、こちらを襲ったりしないか心配だからね・・・・


まあ、万が一の時は、アルフォンシーナもおっさんが渡した防御力ばっちりの服着用してるから、大丈夫とは思うんだけどね・・・・

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