第413話 やべえよ・・・・迷子になるとか・・・・この歳で?

戻ってから周辺を探したんだけどねえ・・・・


誰もいないんだよこれが。


え?いい歳して迷子とか?マジっすか?


というか皆どこへ行ったんだよ?


さて・・・・あ、やべ・・・・急にお腹が・・・・戻るか?


そう思った瞬間・・・・出たんだよ・・・爆音を轟かす・・・・そう、おっさん誰も居ないのを良い事に、放屁しちゃったよ・・・・もう、ロケットみたいに打ち上げられそうな勢いでね。


うわ・・・・自分で言うのもなんだけど・・・・くっさ!マジくっさ!


何食ったんだっけ?


そう思ったんだけどね・・・む?なんか変だぞ?


いや・・・臭いからって誤魔化してるんじゃない!・・・・いや・・・マジどうなってんのこれ・・・・

何時まで経っても臭いが消えないぞ?これは変だ・・・・


・・・・どうするか・・・・


何か変な空間に紛れ込んだのか?


まあ、ゲート使えるから、脱出自体は問題ないのだがあああ・・・くっさ!


そしてかれこれ10分程・・・・くっさああ!


ちょっと試すか・・・


さっきまいた小麦粉、再び購入し、再びこの場でぶちまける。


はああ??


粉になった小麦粉が・・・・その場にとどまってるぞ?


どうなってるんだ?


再び小麦粉を購入、今度はおっさん、自分の周辺に小麦粉をぶちまける。



そして・・・・じっと観察をする。


すると・・・・一箇所変な・・・・動いてる場所があるぞ?


何と言えばいいのか・・・・

見えない壁?その隙間に何かが流れてる感じ。


おっさん、剣を取り出し・・・・その・・・隙間に刺してみる。

おっさんソード(仮)は、魔剣だからね・・・・もし魔術に関する何かだったら、何かしら反応あるんじゃないかと。


そのまま左右に振ると・・・・お!なんか切れたぞ?


そのまま剣を・・・・円状にぐるっと切る・・・・


何かあるなあ・・・・


その切った部分を・・・・試しに掴んで・・・・何もない空間を掴むとか、変だけど・・・・


そう言う振りをしたら・・・・う?何か掴めたぞ?

そのまま引っ張ると・・・・


空間が剥がれた・・・・?

というか、違う景色が見える。


何だこれ?


そのまま周りを引っ張ると・・・・


気が付けば、元の場所っぽい所におっさん独りでいた。


何だったんだ・・・・?

ひょっとして知らない間にトラップに引っかかってた?


で・・・目の前の壁に気になる場所がある。


何か穴が開いてるんだよ。

こう何というか、はめるような。


ああ?もしかしてさっき拾った奴か?


そう言えば・・・・穴と同じぐらいの大きさか?


本当はもっと調べたほうがいいのだろうけど・・・・まあ何とかなるかと思い、そこにはめちゃったよ。


だけど・・・・何も起こらない?


あれえ?何かイベントがあると思ったんだけどなあ?


仕方がない、回収しよう。

そう思ってそのアイテムを取ろうとしたら・・・・


おっさんいきなり倒れた。倒れたというか・・・・


地面にへばりつく感じ?

何じゃこれ?身体が重いぞ・・・・?


これは罠か・・・・?

どうする・・?


そう思ったら・・・ふと頭に何かが閃く。


おっさん何も考えず、無魔法を使ったよ。


よく分からないけど・・・ここの周りの魔法の効果を、無かった事に・・・・


すると・・・・急に視界が変わり・・・・

あれ?何でみんな寝てるの?


一番近くにクィンシーがいた・・・


・・・・へんじがない、ただのしかばねのようだ・・・・


「ちげえよ!勝手に殺すんじゃない!」


「ちっ!生きてやがったか。」


「おい今舌打ちしただろ?・・・つうか何だこのにおい・・・・・くっさ!」


「くっさって言うな!クィンシー、そんな所で何してるんだ?」


「見たらわかるだろ・・・・罠に引っかかって、重力魔法で身動きできないんだよ!」


はあ?何じゃそりゃあ・・・・


見ると・・・・あ、全員いるじゃないか?


リュークも・・・いるな。

で・・・これどうしろと?


「とっとと助けろよ!」


皇帝が助けを求めてるな・・・・


「・・・・そんな所で寝てたら風邪ひくぞ?」


「うっせえ!早く何とかしろ!」


・・・・え?これって全員罠に引っかかったのか?

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