第410話 そうだ、あの靴だ・・・・忘れてた!

魔法を使い、降りようと、再チャレンジしてたけど、おっさんふと思ったんだ。


そうだ、靴・・・・おっさんもあれしたいなあ、と。


早速靴を履き、やってみる・・・・


おお!まさしくホバリング!


おっさんのやってる事にライナス君が気が付き・・・・


「僕にもその靴を!」


あ、目がキラキラしてるな・・・・


早速渡し・・・・素早く履くライナス君。


で・・・・おっさんが前、ライナス君が後ろで・・・・

「もう一人いれば完璧でしたね・・・・」


「馬鹿言っちゃあいけない!2人の時もあっただろ!」


そう、1人死んじゃって・・・・2人で白いのに挑んだあの時・・・・


「なあ、あれ何やってんだ?面白そうじゃねえか!俺にもさせろ!」


あ・・・・皇帝がその気に・・・・


・・・・

・・・

・・



「何だこれ!おもしれえ!異世界の奴は面白い事考えやがる!」


ちょっと遊んじゃったよ・・・・


で、今度はアイ■ンマンみたいに・・・・あれは手袋がいるか?


まあ、用意してるんだけどね。


そう、黒い奴に渡した後、あれ?これ手袋に仕込めばいい感じになるんじゃね?


結局披露する事なく、おっさんのカバンに眠ってたのさ・・・・


それが今!ようやく活躍の時が!


まあ、練習すらしてないからな・・・・


試しに靴、手袋でどこまでできるか・・・・



試したらこれがなかなかいいんだよ!

いいけど、精神力(魔力ともいう)がごっそり持っていかれる。


魔石で回復しつつ使えば行ける・・・・・?


結局勇者君とライナス君にも渡し、それぞれ練習を。


あ、皇帝もやってるぞ?


何だかんだで3人とも上手くなったので、これで降りる事に。


そうは言ってもロープと金具で、おっさんらは一応繋げていて、万が一があってもロープがあるから落下しないようにしてるのさ。


いくらおっさんのレベルが高くても、100メートルとか落下したら、間違いなく死ぬだろうからね。


で・・・・出発。


女性陣はロマンを感じなかったのか全く使おうとしなかった。


「のう主よ、妾がドラゴンになり、皆を乗せればよいのではなかろうか?」


カトリーンがそう言ってくれるけど・・・・


「そこで襲われたらどうするんだ?なるべくリスクは減らしたいんだ。」


「・・・・わかったのじゃ・・・・」


ごめん本当は これ やってみたかったんです ごめんなさい・・・・


おっさん心の中でカトリーンに謝ったよ。


「という訳で、もう一度やってみる。」


おっさん掌を腰付近に構え、魔力を流し込む・・・・


すると・・・体が浮く!

そのままゆっくりと穴に向かい・・・・


徐々に降りる。


あ、勿論頭にはヘッドライト装着済みだからね。


おっさんが合図をすると、ライナス君が下りてくる。最後の勇者君・・・ヨーリス君だったかな・・・・も降りてくる。


下を確認しつつ降りるけど・・・・問題はなさそうだな・・・・

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