第409話 映像を確認すると?

あれ・・・・この映像・・・・途中で何かに引っかかってる?


未だ底に到着してない感じだけど。


少し引っ張って・・・・お、カメラが少し回転を始めた?


するとそこには・・・・なんて言うのかな・・・・道っぽいのが網の目?蜘蛛の巣?みたいになってて、そのうちの一つに引っかかった感じ。


このままロープのカメラは固定し、いよいよドローン。



先ずおっさんの操縦するドローンが降下。


モニター越しに降りると・・・・


ところどころ、階層みたいになってるのが分かる。


これ、この穴からじゃなくても下に降りれるんじゃね?

そう思ったんだけどね・・・


「まあそう思うだろ?だから探したんだよ、俺ら。見つからなかったけどさ。」


クィンシーがそんな事を呟く。


「そうなのか?」


「ああ、此処がこのダンジョンの一番下。あくまで普通に進むのではな。」


「だからと言ってこの穴はな・・・・」



そんな事を話しつつ、ドローンはどんどん降下していく。


これって・・・・一気に下に降りるのと、手短な所に降り、そこから挑むのと、どうなんだろうな・・・・


「俺も一度、ウェンディ達と下に降りた事があるんだよ。その時にな・・・・ちょっとあって・・・・」


クィンシーが何か言うが、


「何がちょっとよ、けだもの!」


ウェンディが言い出す。


「なあ・・・いい加減気が付けよ・・・・ありゃあ、不可抗力だって。」


「あ、そう言えば、ウェンディが男嫌いになったのって・・・・この事か?」


そう、ウェンディは、クィンシーと何かあって、その所為で男が嫌いになったらしいんだが・・・・詳しくは知らなかったんだよ。どうでもいいかなあと思ってたから。


で・・・・詳しく話を聞こうとしたら、何故か遮られた。


「言わなくていいから!」


「言わないさ、はあ・・・・」


苦労人だなクィンシー・・・・



そう話しつつ、ドローンはあのカメラの近くへ。


そして、ライナス君の操縦するドローンは、おっさんのドローンを撮影しつつ、降下中。


おっさん、最初のカメラを避けて、もっと下に向かったんだけど・・・・


「あ!」


ライナス君が何か喋ろうとしたんだけど・・・・


「どうした?」


おっさん聞き返したら・・・・突然画面が思いっきり揺れ?あ、どうやらどこかに激突したらしい・・・・

映像が、変な角度で映ってる・・・・


ライナス君ので見ると・・・・


何かに襲われてました・・・・


「・・・・という訳で、このカメラの所までは安全に降りられそうだから、一度降りようと思う。」


ロープを伝い、降りる事になったんだけど・・・・ちょおこええええ!


少し降りようとして、おっさんギブアップ。


無理だから!ロープだけで降りるとか・・・・


なので、魔法を併用して降りる事にしました・・・・


魔法だけで降りた場合、万が一魔法がキャンセルするような仕掛けがあった場合、即、死に繋がるからね・・・・




余談だが・・・・


その昔、女性陣がお花を摘みに行ってる間に、待機していたクィンシー達が襲われたらしく、クィンシーが女性陣に知らせに向かった所・・・・ウェンディが真っ最中だったらしく・・・・


まあ、黒歴史だね、色々と・・・・

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