第388話 珠
「そういう訳だ。今晩中に頼むよ。丁度そこに協力してくれそうな・・・・人?がいるじゃないか!」
「な・・・・ななな何を言ってるんでしょうか?無理ですよ!」
・・・・何なんだろう?
「そんな事はないわ。今の貴女は魅力にあふれているわ。きっとそこの人間も協力してくれると思うの。それではよろしくね。」
あ・・・・消えた。
「ちょっと何勝手な事言ってるんですかー!って聞いてないし!」
「なあ、珠ってどうやって作るんだ?」
「・・・・教えない!」
「教えないって・・・・いいのかい?何だか珠が必要だったみたいだけど?」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「なあ、何だったら協力するけど、もしかして恥ずかしい事だったりする?」
「い・・・・いやーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
・・・・
・・・
・・
・
「なあ落ち着いた?」
「これ美味しいわね。何これ?」
「午●の紅茶ロイヤルミルクティー」
「それ貴方の異世界の物?」
「そうそう、異世界売買で買ったやつ。」
「そっか・・・・」
「で、デアさんよ、珠作る必要あるんだよね?」
「う・・・・うん・・・・」
どうしてここで顔を真っ赤にするんだ?そんなモジモジせんでも・・・・あ、もしかしてトイレ?
「あ、ごめん、気が付かなくって。トイレ我慢してるなら遠慮無く行って来てよ!」
「ち・・・違うわよ?我慢なんてしてないし!」
「じゃあなんだよ?あ、もしかして生理?」
「ち、違うわよ!というかセクハラ!スケベ!デリカシーなし!」
「おっさん妻子持ちだし、そういうの気にしてないから、あ、何ならよさげなナプキン出してやろうか?」
「ナプキンって?」
「生理の時に使う、使い捨ての、所謂おりものシート?異世界の。」
「・・・・ちょと試しに出してみなさいよ!」
「じゃあ・・・・このナイト用とかと、肌に優しそうなの出してみるか・・・・」
・・・・
・・・
・・
・
んだよ、結局生理だったのか?渡したらすごい勢いでトイレに消えてったし・・・・
それと、珠の作り方って何だったんだ?
そう思ってると、デアさんは戻ってきた。
「言っとくけど生理じゃないから!それとこれ!新しい珠作ってきたのよ!」
「おお!というかなんか濡れてない?」
「し・・・しまった・・・・見ないで―!」
「それにこれ・・・・何か・・・・女のにおいがする?」
「ギャー!においをかぐなー!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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